よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

住まいづくりコラム

2011-05-29 17:04:20 | 住まい作りコラム

第二回住まいづくりコラムが発刊されました。
今回か、価格の意識を持つと言うことについて書きましたが、
まぁ・・多分わかりきった事であるとは思うのですが、私自身も
結局分からない分野については、誰かに頼ってしまうのは確かで
問題は誰に頼ればいいのかと言うことなんでしょう。

私はコンピュ-タ-の事に関しては全くの素人で、システムを組み上げるなんて、殆ど音痴に近く、何をどうすれば、4台のPCを繋げることがわからなく、大阪の業者を信頼し、言われるがままに支払っていました。

その後、その会社が倒産し、自分でやらなければならなくなり、
分からない分野であっても、PCを買い換えの時は、そのスペックを調べ
ている内に、理屈が分かり、今までに支払っていた金額の半分以下の費用で、PCを手に入れる事が出来、設定だけをプロにお願いする
方法に行き着きました。

一度、パソコンの本を買ってきたのですが、それは無駄な抵抗であり
熟知するには、基礎の基礎から学ばなければ理解出来ない事がわかり、結局知識はプロから買う事にしたのです。

このように、価格の意識を持つと言うことは、単に一つ一つの物の
価格を知る事では無く、どうすれば無駄をなくし欲しい物が手に入るのかを考え、単純にプロだから信用するのではなく、そのプロがどんな知識を持ち、どのような仕事をしているのかを理解することが大事なことなんでしょう。

お金を託すのではなく、想いを託し、その想いを形に変えてもらう知識を
買う事が大事なのだと思います。


H邸スケッチ

2011-05-29 07:58:11 | H邸

LDK20畳今回は吹き抜けは作らず、天井高さを2,7メ-トルと
高くする予定。
震災の影響で構造用合板も値上がりし、三尺×八尺の
日本モジュ-ル寸法の合板は入手が困難となっている。

ならば、不利を有利に展開しようと、日本規格から外し
インチモジュ-ルに変更することに!
失敗から学び、不利を有利に切り替えるのが人間の知恵。

ここはこの家づくりのメインとなる空間。
イメ-ジは、お父さんが残してくれた遺品の中に、
羅針盤、舵、ランプ・・と船の仕事をしていたというお父さんが
本物の船の部品を残してくれたそうで、それを使いこの家を
イメ-ジしようと考えた。

羅針盤は行き先を指し示してくれる、船には無くてはならないものだった。
人にも無くてはならない羅針盤。
心の中に羅針盤を持って生きている私達。
船室をイメ-ジ出来れば面白いが、さてわくわくしながら
スケッチを起こしていけそうです。

お父さんの残してくれた羅針盤が、この家の羅針盤となるように
この部屋に組み込みたいと思っている。