良いものを安く届ける、これがマネージメントする役割で、流通を簡略化しコストを抑えたり、或いは無印商品で品質のしっかりしたものを見極め、それを提供するといったようなつまり、目利きも兼ね備えた役割が、一つあり、これらは流通している商品に共通して言えるが、建築は一つのプロジェクトとして動かし、机上から現場へと物づくりを動かす。
つまり、机上で書いた形を、現場で動かし、そこで矛盾する事柄が発生した場合、経験と優先順位と、価格とを考えながら方向性を指示し、財産を守りながら物づくりを進める役目、・・・プロジェクマネージャーの役目を担う。
良いものを安く届けるために、完成された商品を届けるのと違い、そこには苦労があり、葛藤もある。
建物の事や、予算の事も考え、お施主様と喧嘩腰で向き合わなければならない事もあり、アイデアも要求され、時には概念を捨て去り、使い道を一から考え直さなければならないときもある。
今回、N様との出会いから・・最終家作りが完成する時まで、ブログを通じ私たちの仕事と、私が考えている「行き着く先」を理解していただきたく、「私たちの目指すもの」を・・シリーズとして書いていきたいと思っています。
この、N邸現場のブログと、このシリーズの記事をリンクさせながら、且つブログ本文に、N様の生の声も入れて行ければと考えております。