テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

M13A1 vs WP6×30SB-D

2012-02-27 23:13:08 | 双眼鏡 望遠鏡
勝間光学のWP6×30SB-Dは、もともとアメリカ軍のM13A1のライセンス生産が起源らしい。
米軍>日本光学(元請)>勝間光学、というような図式だったのでしょうか。
M13A1というと、朝鮮戦争時代の制式双眼鏡ですが、さらにWW2時代のM3双眼鏡にまで遡ることができます。


M3といえば、AFVプラモデル製作に明け暮れた時代のワタシのお気に入り戦争映画にもよく登場し、

軍用双眼鏡の代表の様なイメージがあります。


ドイツ軍ではDienstglas 6x30、のちに、ツァイスタイプとよばれる、

高性能な双眼鏡を使用していたようです。

戦前の日本においては、大和の15m測距儀のような頂点の光学機器はありましたが、小型の双眼鏡では、コピー生産品の性能から脱却できていなかったようです。

もちろん現在のWP6×30SB-Dは、設計や形式こそ半世紀以上も前のものを踏襲していますが、レンズの精度やコーティング、工作精度等、光学大国日本の面目躍如に足る製品で、付属のケースとともにサンダース軍曹に自慢してあげたいくらいなのです。