テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

上海の交通事情のお話

2013-04-15 22:18:45 | 日記
今日、約一ヶ月半ぶりに一時帰国した方とお話しいたしました。
いろいろと話題はありましたが、印象的だったのが、交通(自動車)事情のこと。
曰く、激悪。
その方は、制約もあって、運転されないのですが、ゴツゴツぶつけ合っているのをみるのは、珍しくもなく、右側走行で常時右折可の交差点が多いので、歩行者は、青信号でも油断がならないなどという、よくわからない仕組みもあるそうで、混沌としているようです。
ただ、もう一つの隣国の交通事情がよく日本でも紹介され、揶揄されているのとは違い、このような中共大都市の交通事情の負の面は、報道規定の所為か、あまり報されていません。
その方にはしばらく一緒に車に乗ってもらっていたのですが、「日本の交通(自動車)はきちんとしてるなぁ」と漏らしたのが印象的でした。



ブラウザー、標準化とタブ機能

2013-04-14 20:56:10 | シロートの戯言
一番最初に使ったブラウザーはSpry Mosaicというテキスト+画像のブラウザーでした。
その後、直系のネスケ、傍系(パクリ)のIEの2強時代が続き、今は様々なブラウザーが様々なネットコンテンツに応じて使われています。
そのなかで、あやふやなまま、一応のカタチを造成しているのが、標準化、最適化という目的。HTTPはじめFTP、SNSや単なるテキストまで、どのブラウザーでも、ある程度までは、対応しています。Web側(サーバー側)でもPerlなどによるCGIやJAVA、様々なHTTP生成ツールがありますが、与える側の仕掛けと読み取る側の道具がこれほど混沌としているのに、それなりに標準化、最適化されているのは、その事象全体に関わる人数(知性)の多さ、ネット利用人口そのものの膨大さに因るものだと考えていて、非エントロピー的現象の一例として実に好適だと思います。
Donut、Sleipnirを初めとしたタブブラウザは、それまでのネットサーフィンという、動作、所作をもじったネット巡回を過去のものにして、タブを次々と切り替えたりスクロールするのは、もはやデータ量の多いファイルを扱う際のデファクトスタンダードなインターフェースになったとすら感じます。同じように大量の記憶データを扱う最も身近な脳のデータ処理経路、各セルを複雑なニューロンで繋ぐ方法より、頑強な構造を持ちながら再構築がずっと簡単で優れていると思うのです。

パンスターズ終了

2013-04-13 23:46:44 | 双眼鏡 望遠鏡
高度的には夜明け前の東の空の結構高い位置にありますが、明るさは4等星以下になり、扇形に拡がる尾も、条件や機材が整わないと見えません。
事前の期待ほどには盛り上がらず、ひっそりと終わる感じがあります。

天文愛好家の間では、それなりに話題になりましたが、昨年の金環日食のように、社会現象としての盛り上がりとは、全く雰囲気が違いました。
光学機器メーカーはそれなりに彗星観望用機器、特設サイト等、努力していましたが、折角なら、もっと多数のメディア、ケータイゲーム、などで取り上げてもらう方法などあったのではなどと感じています。

どちらにしろ今回のパンスターズ彗星(C/2011 L4)は、離心率が1を超えており、もう太陽系中心部には回帰してきません。恐らくは小惑星以下の小天体として、他の天体に邪魔されない限り、やがては遠く太陽系外へと飛び去って行きます。遙かな先へと向かうのです。

MANY WINTERS

2013-04-12 22:16:46 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
邦題を「今日は死ぬのにもってこいの日」という、恣意的なタイトルを付けられた本です。
タオス・プエブロ族の古老が語る、「死」が日常と自然の中に織り込まれることによって、却って、「生」の高らかで穏やかでしかもダイナミックなありようを浮き彫りにする、70年代からアメリカで始まったネイチャー指向の出版の一環だと思います。
アメリカでは1974、邦訳は1995で、私が買ったのは初版でしたから18年前になります。



「今日は死ぬのにもってこいの日だ。生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。すべての声が、わたしの中で合唱している。すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。今日は死ぬのにもってこいの日だ...」



「わたしの中には、遠く広く見るのだと教えてくれた鷲と一緒に、東へ向かって旅をする『少年』がいる。鷹は改まって、こう言った、君が住んでいる小さな世界などあんまり重要ではない、と思えてくるような『飛翔の時』というものが、この世にはある。君の目を天空に向けるべき時間があるのだ...」



書評から抜き出した、この本のなかでも特徴的な文章です。
タイトルや、上の文章だけから受けるイメージと違って、多くの厳しい冬から、当たり前のように自然は春へと孵化して立ち上がり、また冬へと向かうという、生き物の力強い営みを讃え、人間もまた自然の理にかなう生き方をする力強い生き物である普遍的な事実を書いた本でもあります。
スピリチュアル、ヒーリングといった概念でこの本を読むと、すこし解釈を誤るかもしれません。自然には当たり前の事実が満ちていて、当たり前でない数々の辛苦は、人間自らが産み落としているものでしかないという基本的なことの象徴を、構えずに自然体で捉えて語っている、そんな印象を持っています。
何かが、リセットされる、そんな風に言い換えても良いかもしれません。

NITECORE Intellicharger i4

2013-04-11 23:33:33 | 懐中電灯
充電器です。
見ての通り、多数の規格の充電池を充電できる多機能充電器で、パッケージに書いてある対応形式は

Li-ion
26650 22650 18650 17670 18490 17500 17335 16340(RCR123) 14500 10440

Ni-MH/Ni-Cd
AA AAA C

と、単4~単2の長いヤツまでのサイズのニッカド、ニッケル水素、リチウムイオンに対応しています。

逆相に電池を入れても安全に警告が出るようになってますし、写真のように各スロットに定格電圧、定格容量の異なる電池をいれても使えます。
ツクリは高級感がなく、クイックエコと同程度の仕上げ、大きさです。
一応本体のみでAC100~240V対応なのですが、PSEマークの付いたACアダプターがあり、国内法に対応して販売されています。何本か試しに充電してみましたが、充電時間は標準的です。
とりあえず、手持ちのLi-ion充電池なら、15270以外、なんでも突っ込めそうなので、多芸歓迎なのです。

グリバタケッケちゃん

2013-04-10 21:21:53 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
漫画、まことちゃんに登場する、奇怪なひよこのオモチャ。
グリグリとゼンマイを巻くと、バタバタと不器用に歩き、コケる。蹴っ飛ばすとクワッと目を剥き、吼える。しまいには、両足の間から、一対の中味(器官)が飛び出すといった、恐らくは現代の技術でも作り得ないような飛び抜けた機能を誇る。あまりに可愛くないので、空気の抜けたサッカーボールのように蹴られていたが、聖秀幼稚園に生息する獰猛なニワトリ、ろくちゃんに囲われて安住する。
もう、エピソードもうろ覚えですが、グリバタケッケという語感が良くて、ふと意識の隅に浮かんでくることのある、ぼやけることのないコトバなのです。

小傷治療中

2013-04-09 22:33:59 | 日記
指先を不注意で5mmほど切ってしまいました。
結構、血が出たので、指の根元をくるくるくるとヒモで縛り、止血して、傷口を流水で洗浄しました。充分洗浄し、血も止まってから、傷口にアロンアルファを流して、固定しました。痛みもなく、ほぼ目だたず、イイ感じです。

クリネックスローションティシューエックス

2013-04-08 23:12:21 | 脱線して底抜け
この時期、やたらにハナミズをかむのです。
かといって、サナダムシを体内で飼う気概は露ほどもなく、かみ続けます。
で、色々と試した結果、鼻セレブより贅沢保湿ローションティシューより、アクアヴェールより鼻の下に優しいのがこのティシューです。
他にも、良いかみ心地の高価な製品もありましたが、どこのドラッグストアでも入手可能な高品位ティシューのなかでは、コレがもっとも、私のはなかみ行動に合うようです。かんでよし、詰めてよしのふんわりとしティシューなので、マスクの肌触りが嫌いな方にも、折りたたんでマスクの下に入れることで、穏やかな感触に変えることができます。ただ、深い箱なので、最後のほうが取り出しにくくなるのがちょっとしたもどかしさを伴います。45°くらいの角度を付けて、下向きに固定しておくと最初から最後までストレスなく取り出せます(真下に向けると最初は取り出しにくい)。車ではケースに入れて、助手席ヘッドレストに下向きにぶら下げ、家庭では斜めに突き出したブックエンドの上に下向きに置いてます。よく「?」と疑問に感じられる方が多いのですが、そういう理由なのでした。

春の嵐

2013-04-07 21:06:31 | 日記
ほぼ日本中で、春の嵐ともいうべき荒天が続きました。
けが人や死亡者もおられ、結構な荒れ模様だったようです。
ただ、被害を被った方には申し訳ないのですが、「晴れれば」「空気が綺麗に澄めば」などと、期待をする双眼鏡好きも居るわけで、けっこうワクテカしながら、暗くなるのを待ってました。

相変わらずどよんとした雲がたちこめ、東の空が明るくなるにつれ、東から雲が晴れてきました。こんなに逆なでするような見事な空は初めてです。

ケンコーウルトラビュー 7X50 SP

2013-04-06 19:16:17 | 双眼鏡 望遠鏡
今までずっと遠隔地放置プレイ中だった2980円のケンコーウルトラビュー7×50ですが、この度正式にお輿入れすることになり、一旦手許に還ってきました。
そこで、同じ口径のWP7×50RB-Dと比較です。
外観では、ツアイスタイプとボシュロムタイプの違いがあるとはいえ、光学系が同仕様とは思えないほど大きさが違います。
実視野ではケンコー機の6.8°に対し、勝間機の7.3°は、僅かですが、違いを感じます。最短合焦、CFのケンコー機はスペックでは8mですが実際その半分くらいでもピントが合うようです。IFの勝間機は6~7mでしょうか。
勝間機と比べると、ケンコーは周辺視野の崩れが大きく感じます。また着色と色収差もあり、特に色収差はカレンダーの文字のフチにも偽色を感じるくらいで、かなりの差があります。解像度の差は値段ほどありません。木立の葉の一枚一枚や樹皮の傷を見分けるのは、両機とも問題ありません。ただ像質、シャープさは数段異なり、勝間機の優位は揺らぎません。
プラスチックを多用したケンコー機は軽く、重さも勝間機の1/2強しかありません。また、外装ラバーの質もケンコー機が上です(勝間機は僅かに残っていたラバー外装を使って組んで貰いました)。
星像では、痛いほど鋭い勝間機に対し、穏やかな点像のケンコー機という感じで、日中ほど差異は感じません。
両機とも日本製で、対物レンズ等一見同等品にすら見えます。敢えて例えるなら、同じ小説の文庫本とハードカバーの違いのように感じます。
こだわらないなら、ケンコー機で充分です。


伝染病 Epidemic 疫情

2013-04-05 22:47:54 | シロートの戯言
言わずもがな、鳥インフルエンザ、H7N9の発生についてです。
恐らく、発症者が広い範囲に渉っていることから、感染源が何であれ、現時点で発表されているだけとは思えず、また、過去に類似のウィルスのヒト発症例がほぼないことから、重篤な症状になりやすく、遺伝子解析では、飛沫感染する可能性が指摘されています。今後注意すべきなのは、どこまで公式発表が正しいのかは判りませんが、人口密集地の罹患者が増えてきたら、ヒト感染が疑われるということです。
ちょうど知人が一人今月中旬に蘇州から一時帰国、お会いする予定なのですが、大丈夫でしょうか。今の処、その方のフェイスブックなどにはなにも心配になるようなことは書かれていないのですが、気になります。
以前H5N1鳥インフルエンザが人に感染した時には、感染者のレセプターが特定の型の人にのみ感染していたと云われていますから、今回も同様であれば、ヒトへの影響は限定的かもしれませんが、もともとレセプターが感染に適合している鳥類では、既にパンデミック状態になっていることも充分に考えられます。ちょうどカモなどの渡りの季節でもあります。抗体を持ち、保菌したまま遠くへ辿り着く個体も沢山いるでしょう、養鶏業など鳥類に関係のある仕事に携わるかたのあいだでも、恐々とした雰囲気があるようです。

B2

2013-04-04 23:21:33 | 脱線して底抜け
究極のステルス性を保つため、普段はホワイトマン空軍基地の完全空調された掩体に潜み、先日、黄海に飛来し、強烈な示威行動を行った、イージス艦1隻より高価な爆撃機です。
登場以来20余年が経ちますが、未だ究極の爆撃機であり、レーダーに映らないまま目視距離まで飛来するその姿は、悪夢めいた冗談のようですらあるそうです。
流麗なB1とは異なるおどろおどろしい姿で、速度や爆装量も劣りますが、

戦略爆撃から、バンカーバスターやB61核爆弾を使った暗殺まで、数多くのミッションをこなし、相手国にとって、最も悩ましい武器のひとつです。

カブキグラス

2013-04-03 23:33:27 | 双眼鏡 望遠鏡
FFアイテムの歌舞伎眼鏡ではありません。
先月27日に発売となった、観劇用双眼望遠眼鏡のコトです。



オートフォーカス(パンフォーカス)式の4×13、ダハ、実視界13°、アイレリーフ12mm、日本の匠による光学ガラスレンズ、、、

上の表では、最短合焦が10mからとなってますが、使い方のページでは4m~ともありますから(単眼?)、まったく、どこかで見たようなスペックが並びます。




ただ、眼幅、アイポイント調整を中央のダイヤルとノーズパッド調整で出来るようにしながら、コンパクトにまとめ、色とデザインにこだわり、丁寧に商品化しているのは好感が持てます。



覗きやすさ(=かけ心地)、光軸の合い具合など使ってみないと分からない部分は多々ありますが、安易に企画して中国企業などに製造を丸投げにしていないのにも好感。
私が試しにやってみた単眼鏡×2などとは比べものにならない実用性があるとは思いますが、レンズコーティングなどに一切の言質がない点など、観劇用双眼鏡の雄、Nikon遊と比べて光学性能はどうなのかなど興味は尽きません。
ただ、こだわって造られているだけ有って、価格も税別3万円とおいそれと試しに購入できるものでもなく、店頭販売も現在のトコロ日本橋三越本店のみなので、試用も難しそうなのは残念。
ただ、低倍双眼鏡に興味のある人がときに夢想するような、ホットスポットを巧みに衝く、オモシロイ商品です。


ルーペ3種(カバンのフロントポケット、サイドポケット、上着のポケット、より)

2013-04-02 22:55:01 | 双眼鏡 望遠鏡
仕事柄、小さな高倍率ルーペ(10倍以上)は必ず持ち歩いています。
手前の黒いのはビクセンのピントストッパーつき30倍、奥の黒いのは、一二三光学さんの秀逸な10倍、銀色のは、ビクセンの3・4・5倍(メタルホルダーMT19)です。黒いルーペふたつは以前紹介したように、それぞれに特徴があり、特に10倍のルーペは、視野も広く、高解像で大変使いやすいものです。ただ、一番使用頻度が高いのは、メタルホルダーMT19です。このルーペは3枚のそれぞれを単独に使って3,4,5倍、2枚を組み合わせて6.5,9,11倍、3枚で15倍となり、その名の通り、鉱石の結晶構造鑑定用として充分な性能です。なにより、コンパクトさとケースいらずでポケットに突っ込んでおけるのが稼働率の高さの要因です。
その昔、35mmコンパクトカメラに、オリンパスXAという、ケースレスの小型の珠玉そのもののようなカメラがあり、こいつも、ポケットが終の棲家と運命づけられているかのような、使用頻度の高いカメラでした。

元祖カメラカプセルXAについて語ると止まらなくなりそうなので、閑話休題ルーペの話に戻りますが、このMT19も指の慰みのように、ポケットの中で転がしたり、折りに付けレンズを磨いたり、目の強化アイテムとして欠かせないものとなっています。同業者の中には、ルーペの代わりに、マクロ機能の強化されたコンデジの拡大写真を使う人もおられますが、いざという時に10倍以上の高倍率が使え、電池切れの心配もなく、ずっとコンパクト、そんなルーペに傾倒しているのです。