2006年のアメリカの映画で、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の作品『バベル』を鑑賞しました。バベルとは『旧約聖書』の「創世記第11章」にある町の名です。2006年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、監督賞を受賞しました。菊地凛子が米映画批評会議賞新人女優賞を受賞し、2006年10月にアメリカで、2007年4月末に日本で公開されました。交差する時間軸のなかから物語を浮かび上がらせる作品で、今回はモロッコ、アメリカ・カリフォルニア州、メキシコ・ティファナ、そして東京と、遠くはなれた地域の登場人物たちのそれぞれのストーリーが、ある事件をきっかけに交差していくものです。神が人々に国により違う言葉を話すように創った結果、意思疎通や、感情が伝わらなくなったという人間のストーリーを、モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦、そして東京で聾者の日本人女性などを交え描いています。同じ言葉を話す、夫婦、家族、友人、知人等々の間でも意思疎通のうまく行かない状況は、誰もが経験済みです。そんな事を今一度、考えさせられる作品でした。
感謝祭が終わると次はいよいよクリスマスです。クリスマスの買い物が深夜から始まります。早い者勝ちを狙って商店も特別割引価格を出しての呼び込みです。４０％～５０％引きの価格を時間限定、数量限定出してきます。今朝は雨降りとミゾレ交じりの天気でしたから気温としては低い法です。この深夜から早朝狙いには暖かくして出かけなければいけません。最新もののDVDムービーなども３ドルから５ドル位で売られています。あらゆる商店がこのクリスマス商戦に年間の売り上げの大部分を掛けているだけに宣伝も大変なものです。今朝の新聞は、本体のニュースよりも宣伝チラシが多く、それを見るだけでも結構時間がかかりました。今夜は早く寝て早朝の買い物合戦（アーリードアバスター）に繰り出しますかねぇ。
今週の木曜日１１月２２日は、サンクスギビングデーです。ヨーロッパ大陸からアメリカ移り住んだ人たちが最初の年の収穫を感謝して始まった祝日です。ですから、カンダやメキシコでは無い祝日です。会社に人たちも親元に帰ったり、親戚で集まったり、親しい友人を招いてのご馳走が振舞われます。食べ過ぎて太り過ぎないようにするのが難しい休日でもあります。この日ばかりはどんなところもお休みのようで、買い物は食品スーパーだけがオープンで、レストラン系統はすべてお休み、ファーストフードのマクドナルドさえもお休みです。外食好きのアメリカ人のこの日ばかりは、家庭での手料理を楽しむようです。新聞にはもう、この感謝祭のご馳走の残り物の食べ方が載っています。ターキーは、サンドイッチにして食べるのが定番のようです。クランヴェリージュースをかけて食べると美味しいとのことです。どこかで試したいですが、体重増が気がかりです。
