雨が降って嫌なことなんてありません。「雨降って地固まる」雨が降らなければ食物は育ちませんし、稲作も雨の降り具合との作業です。ですから、サンデー毎日の私は、雨の日は家の中のことに精を出しています。室内の片付け、読書、学習、音楽勉強等々、やること、やらねばならないことが一杯です。梅雨入り宣言のあと、この所、湿りっ気がありませんので、そろそろ水瓶の残量を気にし出していますよ。
毎日井戸堀だけに時間を費やすこともできないので、井戸堀は一日の終わり頃、つまりは日没前の数時間に集中することにしました。時間の短いこともありそんなに大きな進展もありません。でも、最初の頃の赤土壁状態は終わり、このところは小石が混じった地層となりました。それでも、固い層であることには変わらず、水を入れて緩めながら掘っています。進度は数センチ/日です。アリさんか亀さんですが、2mを超える位になりましたので、今日塩ビパイプを1メートル延長しました。3メートルに向かってGOです。
昨日梅雨入り宣言されたばかりですが、今日は午後より雨も止み、早速井戸堀の続行です。追加注文した井戸堀り器をただ待っているわけには行かず、自分で壊れた物をなんとかして使おうと考えました。ホームセンターで先端径に合うアダプターを購入し、井戸枠パイプ同様にノコ刃状態をつけました。これで効果があったのかどうかは分かりませんが、本日掘り進めたのは約8センチでした。またまた固い地層に遭遇しているようです。
日本の大部分が梅雨入り宣言をした昨日は、天候は雨。従って外の仕事はお休みでした。隣町の文化会館で開催されたギターコンサートに出かけて来ました。一部はギターサークルの発表会、2部がマリア・デュオ、3部がお坊さんギタリスト釈蓮楽・古川忠義さんのコンサートでした。人前のステージの上で演奏するのですから、皆さんお上手なのは当たり前です。印象に残ったのは2部のマリア・デュオでした。お二人(女性)の年齢を合わせて100歳以上?演奏のスタイルと言い、2重奏のパワーと言い凄かったです。クラシックギター愛好者の端くれである、私としては大変参考になったコンサートでした。
掘削二日目です。昨日同様に休憩の合間に作業をするペースです。先端がノコ刃状の井戸枠を入れてゴリゴリと削る感じで試したり、水圧式堀器の先端で底を崩したり、手を変え品を変えての掘削です。土壁状の地層を抜けて行った感じがしたので、掘り器を引き上げたら破損してしまいました。曽我部さんには追加の掘り器を注文すると同時に自分でもホームセンターで瞬間接着剤とバンドを購入して彫り進むのを試しましたが、結果は良くありませんでした。昨日から掘り進んだ距離は55センチでした。どうやら明日からは木曜日までは天気予報も良くなさそうですので、しばし頭を冷やして休息します。
場所を吉相の位置に移し、お神酒を掘る場所と工具一式に振りかけいよいよ掘削に入りました。早速試練が待ち受けていました。表土を取ると赤い固い土壁のような層です。穴が崩れてくる心配はありませんが、掘るスピードは亀さんです。注水して、約1.8Mのバールを突き刺し固い底を崩しながら作業です。歳も歳ですから、休憩の合間に作業をするような感じです。まだ、初日今から飛ばしてはと、ゆっくりと掘った結果は、約1.3mの深さです。
さて、明日から掘り始めるぞと、夕食を食べながら連れ合いと話しておりました。あれほど、掘る場所に色々と言っていた人が、方角(吉相)になるとすんなりということを聞くのです。今、予定している所は使い勝手からはベストな位置ですが、吉相では少し場所が違って来ます。ネットで調べれば、いろんな情報が集まって来ます。人生経験の長い私、シニアもいろんな事を聞いたり、体験したりしています。迷信、運勢、ジンクスなどのネガティブな事は、信じず、むしろポジティブなダーマ、意志力などを信じる私です。しかし、良い事はあまり伝わらず、悪い事が広がり易いこの世の中です。私の近くにもそんな迷信的な事をよく口にする人が住んでいます。そんな人の餌食にならないよう、今回の井戸を掘る場所も変更です。幸いなのは、変更場所は以前パンザマストを埋める時に掘った穴で水を確認した位置に近くなるので、井水の期待がますます高まります。
次は井戸枠VP75の先端部に小径穴を無数に開ける事です。無数ですから作業する私の手も、小径ドリルも疲れて来ます。おかげで約2ミリのドリル3本を、破損しました。手が疲れて来て、塩ビパイプのアールでドリル先端を滑らせて「ポッキーン」でした。それではとセンターポンチでドリルのセッティングを良くしようと、ポンチを打ったのですが、ポンチの穴か、すでに開けた穴かが判別しにくくなりました。もう少し、密に穴を開けるのが良かったのどうか迷いましたが、疲れて来ましたので、一通り全周に穴を開け、作業を終えました。穴掘りもそうでしょうが、他の作業も疲れを感じたら休むに限るです。これからのハードワークの良い教訓になりました。ここで作業二日目終了です。
実際に土を掘る前に、準備する事があります。掘り進んでいるとある時点から井戸枠を入れて、堀進んだ穴が崩壊して崩れるのを防ぐために井戸枠を入れる予定です。その井戸枠VP75の先端は多少、入れやすくするためにノコ刃状態にしました。(曽我部さん著 書籍90ページ)金切りノコでシコシコと正三角形を切り出して行きました。買い物とノコ刃形状作りで1日目の作業は終了です。
読書後、早速近在のホームセンターに塩ビパイプの購入に出かけました。井戸枠用VP75と堀り器延長用VP25、ねじソケット、同径ソケットです。まだ他にも必要な物があるのですが、その都度購入すれば無駄な購入や、買った部品を探さずに済むと思い当面の作業に必要な物だけを購入しました。写真はそれらを掘削予定場所に置いている写真です。家屋に近い場所が、井戸ができた後のポンプへの通電などで都合が良かったのですが、初めての試みなので周りに障害物がない、庭の散水で必要なほぼ中央あたりに決めました。
インターネットで検索をしていたら愛媛県今治市の曽我部正美さんの「自分で出来る打ち抜き井戸の掘り方」というサイトが見つかりました。これだと思い早速、本と掘り器の注文をメールでしました。その日の内に丁寧な注文の確認メールを頂き、早速翌日に振り込みをしましたら、その翌日に商品が宅急便で配達されて来ました。堀り器の現物を見るとさらに、すぐにでも掘り出したい欲求に襲われましたが、はやる気を抑えてまずは本での学習です。
現在の家(築後43年)をこの地に建てる時、生活用水を井戸水にするか、約300m先の水道管端から引いてくるのかと迷いました。結局は、井水が出てもその水質が心配で、水道に決め、大晦日に亡義父と一緒に農道をスコップで掘り進め、塩ビ管を埋めて上水道として使用、現在に至っています。そのセルフ延長した水道管で今は、4軒が生活をしています。後からその水道管に接合した人は、そんな話は全く知らずです。その数年後、アマチュア無線用にパンザマストを埋める時に、自分で2メートル位スコップで穴を掘った時水が湧いて来て、割と浅い所に水脈がある地盤だなと思っていました。それから現在まで、長期アメリカ生活などですっかり井戸を掘るのは忘れていたのですが、毎日連れ合いが水道の水を趣味の花や家庭菜園にやっているのを見るにつけ、勿体無いなと思っています。