親戚の人が肺癌に侵され緩和ケアのお世話になるようなりました。一昔前までは考えられなかったようなケアです。病に冒されていても人としてできる限りの生活をできるように支えてくれるモノです。これは、患者本人にもそしてその家族などにも優しくなれるものです。ケアワーカーの人がついてくれて、専門的なアドバイスをしてくれます。我慢しない新しい癌治療への道です。
この所数人の古い友人との再会を果たしています。そうして感じたのが、声は年をとらないという事です。外見は太ったり、痩せたり、白髪が多くなったり、もしくは寂しくなったりで、一目見ただけでは昔の姿を思い出せない人も、一度話し出すと声質が昔とはほとんど変わらないという事です。それは往年の歌謡曲歌手のそれと同じなのでしょう。そう言えばどの友の奥様だったかは思い出せませんが、電話で話をした時その若きお声にビックリしました。できればこれからも声よ永延にと願いたいです。
約9年ぶりに故郷日本で数ヶ月を過ごしています。時のギャップと、遠い過去の蘇りで複雑な想いが沸いてきます。?10年振りに再会した友、私が滞米中に他界した友、病んでいる友。変化の大きさに寄る年波を感ぜずにはおれません。会社で一緒に働いた友も殆どがリタイアして年金暮らし。そんな中にも、まだまだと自分の可能性を追求する人もいれば、毎日する事を見つけられず過ごす友。どれが一番良いなどと他人が決める事はできません。そして我が身を振り返ると、まぁ満足している自分です。アメリカでの生活の方が、私に合っていることは間違いの無い事実です。