原爆投下後75年、終戦記念日も近いこの時期は、テレビでも戦争モノの放映が多いですね。今日はBSで「The Longest Day(1962年作品)」でした。1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦を描いた戦争ものです。この年になると、今まで何度も見ていたのに、今となるとこんな戦争ものを幾度も見て興奮する自分に何かしら複雑な感情を覚えます。昨今の地球上では、すでに部分的な武力衝突は起きているし、米中関係をみても報復外交の連鎖、一触触発ともいえる状況ではないでしょうか。
外国映画だけに、随所に事実に基づいたとは思えない小技が見られます。人形の落下傘、こおろぎの合図、バグパイプを吹きながらの行進、葉巻を吸いながらの戦闘。往年の欧米の名スター(その多くは鬼籍の人)が大活躍です。人と人が殺し合う事の愚かさを訴えているのですが、今もって我々人類は十分に賢いとは言えないのが現実です。