雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

デジタル フォトフレーム

2009-11-28 22:57:06 | Weblog
娘からデジタルフォトフレームを貰った。

何となく面倒そうなので
しばらく放っていたが
やっぱり、お母さんも使いこなせないなどと言われると
癪なのでやってみた。


SDカードにパソコンから
写真を取り込むだけなのだが
我が家のパソコンでは
メモリースティックしか使えないと思っていた。

いつも、
プリンターを通して写真取り込みをしていたが・・・

プリンターに差し込んだSDカードへは
画像が送れない
ムムム・・・



ところが



パソコンの
カード差し込み面の上部に
メモリースティックとSDカードの
絵があるのを発見。

どちらも使えるらしい

このパソコン買って
2年くらいになるのに
知らなかった


これに気をよくしてSDカードに
写真をドンドン取り込んだ。

カメラ、携帯で撮ったもの、
メールで送ってきたもの、
スキャンでとりこんだもの、
全てOK。

こだわりの写真を
デジタルフォトフレームで見ている。


この2~3年の旅行、
孫達の様々な光景、
行事、友達、景色、
畑で出来た野菜、
家族

茹で上がってモワモワと湯気の立つタコだったり

孫4号ちゃんが私のために作ってくれた
クローバーの花の冠だったり

次々と画面が替わる。


みくりが池に映える立山連峰

流水プールで浮き輪に縋り
嬉しそうな私



あの時、
確かに幸せだったなぁ!


幸せの青い鳥は
すぐ近くにいて


長くは留まらないことを
やっと分かってきた気がします



カール・ブッセの「山のあなた」に
長く憧れては来ましたが・・・

   山のあなたの 空遠く
   「幸」住むと ひとのいふ。

   ああ、われひとと尋(と)めゆきて
   涙さしぐみ、かへりきぬ。

   山のあなたの なほ遠く
   「幸」住むと ひとのいふ。

       カール・ブッセ


   「幸」は「さいわい」と読みます。
   念のため。
   いつも、古くさくてごめんなさい。 


高齢者 虐待

2009-11-21 22:23:48 | Weblog
今日の新聞の全国版に
この問題が取り上げられていた。


“虐待は息子が一番多いそうだ”
夫がポツリと言った。
気持ちがよく分かるのだろう。

年寄りの周りの人間が
はじめからそうなる訳ではない。

はじめは、一生懸命にお世話をする。
しかし、善意がなかなか伝わりにくい。

世話を受ける年寄りは

そこまでしてくれなくても・・・
年寄り扱いして・・・
バカにしている・・・
ごまかされはしないか・・・
いろいろ考えて心で抵抗する。

そういう態度、心持ちは
残念ながら
よく伝わる。

そして、毎日毎日の暮らしの中で
次第に気持ちが拗れていくのだろう。


父が92歳で緊急入院したころ
管を一杯付けているのに
夜中にトイレに行こうとして
ベッドから降りて歩く。
どんなに言い聞かせても
どうしても起きる。

ベッド柵に尿袋を括り付けてあるので
体力のあった父は
ベッド柵ごと引きずった。
その度に、看護師さんを煩わせて
弟も堪りかねたのか
父を叩いた・・・と言っていた。

私が泊まったときにも
言い聞かせは無駄だった。

仕方なく、
可哀相だったが両手を拘束した。


年をとるほどに
人の言うことを受け入れられなくなる。
病気でなくてもそれは同じで
義母の場合も
その度合いが年ごとに増す。

世話になっていると
口では言うが・・・


ものがないないと騒ぐときは

“私は絶対に受け取っていない”

“いつも必ずここに入れるのに無い”

“まだ、1万円残っているはずなのに無い”

ものすごい自信で言い切る。
自分が間違っていたと分かってからも
ごめんなさいは言わない。
疑惑は、心に残っている感じ・・・
後味、わるい。


衣類の整理、掃除など
やってあげたらいいなと思うことは沢山あるが
うっかり手を出すと後が大変。
我が家側で出来ることだけに限定。
義母宅には極力行かない。

大切なものが
あちこちに潜んでいるらしいから


私たちが深入りを避けるようになると
義母は、何か寂しさを感じるらしい。

変に強がるようになって
とても扱いにくくなっている。

手伝うことも
言い聞かせることも難しい。


今日の新聞記事は
私たちにとって他人事ではなかった。

私は職業上
老人の言動の知識があるので
夫にも話して聞かせる。

“おばあさんは死ぬのがとっても怖いのよ”
“年寄りはみんな、余裕が無くなって自分のことしか考えられないの”
“寂しいんだけどそうは言えないのよね”

“あんたのお母さんもそうだったか?”

“同じ!同じ!自分中心だったよ”


差し当たっては、老人会の一泊旅行があるし、
来月は、クラス会の忘年会もあることだし
夫よ! 虐待しなくてもいいように
しっかり憂さ晴らしをして下さい。

貢献???

2009-11-17 20:00:45 | Weblog
義父の命日が近づいたので
日曜日にお墓参り。
庭の小菊がきれいだったので持参した。


帰り道、
大型電気店が売り出しをしていた。

夫が
買いたい物が有ると・・・。

義母も一緒に店内に。

珍しそうに店内を見回すが
何が何か分からぬ様子。

店は広いので
歩くのもしんどそう。
脇を抱えてあげたら
拒否しなかった。


で、何に貢献したかって?



夫の目的は はじめ、
電動鼻毛切りだった。

それで、
安いからと 蛍光管 2本×2、

その後、洗濯機を見てるから
来ないかと携帯で言ってきた。

義母と一緒に洗濯機を目指す。

一番安いのを買いたがったが却下。
プイッとあちらに行ってしまった。

洗濯機ねぇ…と見ていたら
もうちょっと良いので
お買い得のを見つけ・・・

夫を呼びつける。

サッと店員が寄ってきて説明。
夫も納得で
お買いあげ 決定  

それからも、オーブントースターを買いたがったが
却下。

ビデオカメラを買いそうになったが
まだ使えるし…と却下。


最近、何故か
とても買いたがり屋になった夫。
黙っていれば
手当たり次第に買いそう

最後に、
体脂肪も測れるヘルスメーター(最安値品)を買った。
これは、結構面白くて
為になりそうな大人のおもちゃ?

これからしばらくは
体重が…
体脂肪が…
内臓脂肪が…
BMIが…   と、
遊べそうです

鼻毛切りに始まった今日の買い物。
義母は、唖然としていたが
“勿体ない”とは言わなかった。

あ~、今日は
国内消費に貢献した一日だったよ~

鳩山さん、
表彰してくれないかなぁ~

ジレンマ

2009-11-04 19:40:05 | Weblog
義母と夫が一泊二日で
義姉のお見舞いに行った。


帰ってきてから
夫がぼやくこと



足が弱っているので
都会は便利といえども
疲れると困るので・・・。

移動は主にタクシー。


運転手に地図を見せてから
分かるとのことで乗った。

なのに、
義母 曰く。

“運転手さん、病院は分かるのですかぁ?”

“道は合っているんだろうか?”
タクシーの窓の外をキョロキョロ覗き見る・・・
(見ても分かる訳ないのに・・・・・)

“私は、病院の名前を聞いていない。
本当に間違いないのか?”
(そんな訳ない!何度も聞いている!)


言ってるうちに
“ハイ、ここですよ。着きました”


とても恥ずかしかった由。


空港でも
車いすのお世話になったが

“飛行機に乗り込むとき
優先的に載せて貰えたのは
自分のお陰” と義母は宣った。

ハァッ?


どうしてもお見舞いに行きたい。
連れて行ってくれと言ったのは
義母だった。

今のところ、元気だし
気候も良いし
姉を思いやる母の気持ちは分かるから
日程をやり繰りして
連れて行った夫。

義姉は思ったよりは回復の兆し。
でも、余命は1年と言われているとか。
献体を覚悟している。




病院で妹と合流して
ホテルに泊まった夫。
ホテルでは
妹に母親の世話を任せた。




帰宅後、旅費を精算。

夫は、母親が感謝の気持ちを込めて
全額持ってくれると
思っていたのに、

“半出しにしようね”と
言われてしまった・・・・・。

義母にとって
タクシーは贅沢であり
タクシーのお陰で疲れもせず
元気に帰って来れたなどとは
思いもしない。

夫1人ならタクシーは必要ない。

夫のぼやきの原因は
その辺にあるのだが

まぁ、似たもの親子だから
仕方ないけど・・・

夫、気の毒・・・

私は、知~らないっ




私の母も晩年は
弟の世話になっていることを
当然のように振る舞っていたから
弟はよく嘆いていた。

老いるということは
そういうこと。

自分たちが老いるとき
どういう風に振る舞うべきかを
学べば良いのでは?

そう言って
慰めている。