私が子供の頃、「青い目の人形」という歌があった。
それにまつわる話も何となく聞いていたが、
今ひとつ霧の中にボンヤリと見える感じ。
ところが今日、NHKのらじるらじる「聴き逃し」で
「渋沢栄一に学ぶ生き方と知恵」(10)を聴いて
とても良く理解できて面白かった🥰
私が生まれた年に始まった太平洋戦争、
その前にアメリカでは、日本人の移民が急速に増えて
自分たちへの影響を感じる人達によって反日運動が起きていた。
それを知って驚き、何とか親日を感じて貰いたいと努力した
ギューリック博士という方とそれを助けた渋沢の働きで
国際親善として「青い目の人形」がやって来た。
日本でもアメリカの反日運動はけしからん!という動きがあったが、
やって来た「青い目の人形」はまず、子供達に受け入れられる。
世間的にも好評で、乗り気じゃなかった政府をも動かし
お返しに親善大使として「日本人形」を送った。
ギューリック博士の努力も虚しく太平洋戦争は起こり
政府は「青い目の人形」を全て廃棄するよう指令。
多くは指令に従って処分されたが、密かに保存されたものも有った。
アメリカでは、学校を一渡り回った後、博物館などで保存、
展示されることなく残っていた。
戦後、あちこちから「青い目の人形」が見つかり
傷み方が激しかったのでアメリカへ里帰りして修復することに。
さらに、アメリカに行った日本人形も日本へ里帰りして修復された。
「青い目の人形」という歌は一回くらいは聞いたことがあると思います。
興味のある方は聴いてみてください。
講師 池井優先生のお話は丁寧で詳しい。
語り口が優しくて耳が少し遠くなった私でも聴き取れる。
何度でも繰り返して聴けるのも嬉しいです😊
テレビでも渋沢栄一はやっているが、
若い人の言葉は早口で聴き取り難い。
その点ラジオは聴くための声で話してくれるのでありがたい✌️