雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

紛失事件

2009-05-29 10:57:42 | Weblog
実は、
義母が退院してきてから
閉口していたことがあった。

貯金通帳と印鑑を
息子であるT(夫)に預けたと
言い張っていた。

入院直前に預金を下ろし
その後、“預かって!”と言われたのを
“断った”と聞いた覚えが・・・


銀行で口座を封印、
当座のお金には困らない状況にしたのに
毎朝、やって来て
“私は、絶対Tさんに預けたのよ”と・・・


私たち夫婦も年齢相応に
とぼけた事件勃発の日常があり
絶対預からなかった!とは言い切れない
危うさが・・・

家中を探し回って
何となく不安を抱えて
旅立った。


義姉には電話で
ことの次第を話して

それとなく探して貰うよう、
母親を責めないよう
お願いした。


三姉妹がやって来て
賑やかな4日間だったらしい。

昔の思い出話に花が咲き
泣いたり笑ったり
楽しかったそうだ。




帰省して
真っ先に受けた報告が
“通帳and印鑑”発見ニュース。

見つかった状況から
義母が自分で隠したのを
認めた様子。

先ずは、めでたし!

歩き方もシャキシャキと
まるで別人のような義母を目撃。
後で疲れが出るだろな~



義姉や義妹たちが口々に言うのに
電話で母親の状況を聞いても
もう一つ、ピンと来なかったが
今回、よく分かったとのこと。

無い無いといつも捜し物をする
母親の姿に呆然!


しっかりしていても、
93歳はやはり厳しい状況なのだ。


翌々日に、
三姉妹それぞれ、帰って行かれて
急に寂しくなった。



夫は、老人会、町内会、畑と忙しく
私は、仕事と母の見舞いに忙しく

義母はまた
次第に気弱になり
手足のしびれを訴えている。

死の恐怖に怯え、
掛かり付け医で点滴、
“疲れが出たんでしょう”
の一言で安心。




そして、



私の母は26日
あっという間に逝ってしまいました。











二日目

2009-05-25 20:59:21 | Weblog
1人で、阿修羅展へ。

この日も、電車の乗り換え時刻と
上野公園の地図を手渡して貰った。

バッチリ正しく上野に到着。

ルーブル展もやっていたが
混雑しているらしかったので
阿修羅展を選んだのに…


昨日の旅で
各駅に“阿修羅展” 
    “阿修羅展”

これも、
自慢じゃないが前知識ゼロでした。


入場券、すぐ買えたが
80分待ち・・・折角来たので待つことに。
やっぱし、東京は人が多い!

ジリッ ジリッ ジリッ と
行列は進む。
日差しがきつくないので助かったが
結構暑かった。

東京国立博物館の平成館前広場を
埋め尽くす 人 人 人

半ばまで進んだ頃
あらためて周りを見回す。

老若男女、ひたすら待ち続ける人達は
80分待つことを了承した人達なんだ。

外国だったらこんな場合
行列は出来るのだろうか?

これだけの展覧会だから
もっと、外国の方も
並びそうに思ったがまばらだった。



私は、杖代わりに小ぶりのカートを持って行った。
入場したところで許可を貰って
黄色いリボンをカートに付けて貰った。

会場は、すごい混雑。
特に、入ってすぐの所は
ケースの中がまったく見れなかった。

80分をクリアしての本番だから
先ずは、その何たるかを知るべし!

説明板の前に立つ。
“奈良 興福寺創建1300年記念”

7回の大火に会い
その度に再建された歴史云々・・・
フム フム フム・・・

説明板は出来るだけ読んだ。

大火の度に運び出されて
奇跡的に残ってきた仏像を
本来あるべき位置に戻すため 
この度、金堂を再建。

興福寺は 今
スッカラカンではないかと思うほど
沢山の貴重な仏像が並んでいて
圧巻だった。

阿修羅像は もちろん
グルッと一周して
バッチリ見ましたよ!

チビでカートも押して
人様の足下を掬わないよう
気を使いながらも
阿修羅像の足先まで見ました。




興福寺といえば
私が学生時代、
寮の同室の後輩達と
遊びに行ったことがある?

記憶違いでなければ
あの五重塔に上った?

学生が払うことが出来る料金で
観光客がゾロゾロと
上まで登ることが出来た?

昭和37年だったと思います。
国宝なのに

時代を感じます。



11時半に着いて
ふらふらと外へ出たのが 2時半。
その間、飲まず食わず。
立ちっぱなし。

まだ外には
60分待ちの人々が並んでいました。



博物館内の飲食店は何処もいっぱい。
自販機で野菜ジュースを買って飲む。

さしあたってお腹も空いてなかったし
マックもなかったので
そのまま帰ることに。



帰りはハテ、何処行きに乗るの?
シマッタ!
聞いてなかった!

一瞬狼狽えたが
京成電車だったので
路線がわかりやすかった。

路線図で確認。
津田沼まで行けば何とかなる。

まっすぐ正しくとはいかなかったが
何とか帰り着くことが出来た。


はぁ~ 疲れもした~




帰省してから
義姉にこの話をしたら
義姉のお友達は
“阿修羅展”3時間待ちだったとか。

ひぇ~~~~



巣鴨へ

2009-05-22 21:51:56 | Weblog
夫のJALマイルが貯まったので
格安で東京へ行けることになり
ちょいと行ってきました。

義母のお守りは
夫の姉妹に来て貰って
お願いしました。
この話は、又次回に。

夫は、佐渡でのクラス会に。
私は、千葉の息子の家に3泊。

遊ぶぞ~~~
気合いを入れて行きました。

いろいろ忙しかったし
体調も良くなかったので
まるで準備不足。
どこで遊ぶか
何をするか
まるで分からない。

二日目が月曜日で
美術館はダメ!
根津美術館へ行きたかったが
改修中。

おばあさんの原宿へ行くことに。
孫5号君の幼稚園が休みだったので
“行くかね?”
“行く!”

巣鴨がどんなところか
私よりもっと分かってなかった孫は
嬉々として答えた。

トイレに注意して!
もし、はぐれた時用に携帯で写真を撮っておくと良い!
孫の母親にアドバイスを貰って
パソコンで打ち出した電車の乗り換え時刻表を渡されて
いざ、出発!


電車に乗る前におしっこの確認をしたのに
乗ってすぐに
“お家へ帰りたい”
“おしっこ”

5歳になったばかりの5号君、
些か不安だった?

最初の乗り換えを間違って
徒歩3分予定が10分くらいに。

予定の電車に乗れなくて
乗った電車が東京駅から逸れちゃって
両国駅で慌てて降りて
長い階段をエッチラオッチラ下りて
駅員さんに尋ねた。

“千葉から来たんですけど…
巣鴨に行きたいんですけど…”

駅員さんは、ニッコリ。
とても親切にわかりやすく
教えて下さった。

ここまで、普通電車に乗ってしまった私たち。
孫は退屈しきっていた。
“お昼に何が食べたいの?”
“マックのハッピーセット!”
“よ~し、じゃあハッピーセット食べようね”

私は、ハッピーセットが何かは知らないが
マックは分かるから
行けば何とかなるだろうと…

やっと巣鴨にたどり着いたが
どちらを向いて歩くかも分からない。
何となく人の流れを見ながら歩く。

信号を渡るとき
孫がマックを見つけた。

お店の人は
ハッピーセットをわかりやすく聞いてくれて
無事、二人分注文出来た。
沢山食べれない私もこれくらいが丁度良い。
土地柄、お年寄りも多かった。
手軽だからねぇ…

マックを出たところで
巣鴨商店街は目の前。

そうだ!写真を撮っておかなくちゃ! 
孫の前後の写真を撮る。

小一時間、買い物をし
とげ抜き地蔵様は行列だったので
お寺のみお参り。

入口で托鉢のお坊様に
孫からお賽銭を差し上げたら
孫に数珠の房を持たせて
お経を上げて下さった。

“よかったねぇ”

だけど、孫は後で
“ボク、イヤだった”そうです。

ソフトクリームを食べて
アンパンマンの財布を買って
マックで貰った二人分のおもちゃを持って
一応満足してくれたようでした。

帰りは、東京駅に出て
快速に乗って無事帰り着きました。

“お義母さん、もう東京行き、バッチリですね”
孫の母親から言われた。
ウン、ちょっぴりそんな気が…

彼女は東京暮らしが長かったが
電車で出かけるのは苦手らしい。


姉の孫4号ちゃんは
学校から帰ってきて
かなり羨ましがっていた。

また、今度行こうね。

その翌日は
上野の“阿修羅展”へ。

続きは、またにします。

孫の手を 借りてしまった

2009-05-08 22:26:54 | Weblog
昨日のこと。

娘と 孫二人を連れて
母のお見舞いに行った。

電車とJR特急を乗り継いで
片道1時間半。

おまけに、
帰りの電車が
人身事故で不通に。

臨時バスと電車を乗り継いで
やっと帰り着いた。




夕食の後片付けを娘がするという。

「やるでぇ、おいといてや」と
声はすれども
マッサージ機に掛かったまま
すっかり寝込んでしまった。


大きな物だけでも
洗っておこうかと
ガチャガチャやっていたら・・・


孫6号ちゃんが
食器を洗いたい…と。

洗面所に置いている踏み台を
持ってきているではないか。

オヤオヤ、本気だね!
じゃ、やってみる?

私のエプロンを
背中に洗濯ばさみで止めてやった。

家でも時々やっているらしいから
手つきはよい。
【“これも アップ!” (2008.6.6 動画で孫の手つきを公開)】


洗剤の付いたスポンジで
ドンドン洗っていき
洗剤が無くなったから
もう一度付けて…と言い

小さな手で
お皿をしっかり持ち
「こうして 洗うねん」と
解説付き



洗い方をチェックしながら
私が濯いだが
綺麗に洗えていて驚いた。

こんなにいっぱい洗いました。


「手がカサカサするときがあんねん」

「じゃあ、ばぁばがハンドクリーム付けてあげよう」

両のお手々に
しっかりとハンドクリームを
擦り込んであげました。


お手伝い大好きな6号ちゃん、
お疲れさん 


関西のニュースは?

2009-05-07 23:06:39 | Weblog
この連休、
予定外で娘が帰省。

孫6・7号ちゃんもやって来た。

“おばあちゃん、ボクも、行っていい?”
地元の孫3号君もさっそくお泊まりに。

三男坊だがお兄ちゃん振りを発揮、
年下の従姉妹のお世話をよくしてくれた。

3人がよく遊ぶので
娘もラクチン。

“ジュースを作りたい”と言うので
ご褒美に、作らせた。

材料は、本人が選び
人参・リンゴの皮むき、
包丁で刻むなど
経験は無さそうだったが
何とか挑戦。

バナナ・ヨーグルト・リンゴ酢・水
ミキサーに入れて
蓋を押さえて
スイッチ・オン!

とても美味しくて
従姉妹にも好評で有頂天!




「ねえ、おばあちゃん。
大阪ではテレビのニュースでも
“そうやねん”とか
“あかんで”とか言うの?」


いきなり聞かれたので
戸惑ったが・・・

関西弁3人に囲まれて
二日間暮らした結果
生じた疑問であったらしい。


“イヤイヤ、そんなことないでぇ”
娘に否定されていた。



義母 と 母

2009-05-04 21:37:10 | Weblog
義母の手術は
28日に
無事に終わりました。

腫瘍片が結構沢山取れました。

一晩、ICUにいて
個室に一日。
その翌朝10時に行ったら
もう、大部屋に戻されるところでした。

点滴台にすがり
私が左脇を支えて
歩いて15m程を移動。

その又翌日、
トイレに行くとき
杖を突いて部屋を出たので
脇を支えようとしたら
振りほどかれてしまって・・・

足が少し弱ったのと
時に思い違いの発言があるくらいで
義母は、健在です。
93歳、全身麻酔まったく影響なし


この入院で
足が弱くなり
呆けが出たりするのではと
ちょっぴり心配したけど
どうやら 杞憂です。

あと、数日もすれば
帰宅できる?





一方、
母の方は
食事を摂りはじめてから
腹水が増すばかりで・・・


食事が身体に合わない! と
本人は言っておりますが
そんな問題ではない!


今日の昼は、リンゴジュースを
二口飲んだだけで
腹痛が起き、
胸焼けを訴え
かなり苦しそうでした。

最近、ずっとこの状態らしく
食べるメリットが感じられないので
今日は、看護師さんに
食事の中止を考えて頂くよう
話してきました。

基本は、
苦しまないように…ということです。
この後、どうすればいいのかしら




義母を見舞ったとき
母のことを聞かれるけど・・・

様子を伝えると
義母は
“どうしてそんなになるまで放っておいたの?”と言う。

これが一番堪える


私の心の痛みは
93歳の義母が理解するのは無理だろう。

そう思って、許すことに しています。