SAMMYのみちくさ日記

「気まま」に「みちくさ」しながら、ありのまんま思ったことを無精者が書いてるブログです(^_^)v

湖東三山をぷらり。

2021年12月04日 | Michi-kusa
日本の四季名所・湖東三山(西明寺・金剛輪寺・百済寺)のひとつ!
日本紅葉百選の古寺で国史跡の《釈迦山 百済寺(ひゃくさいじ)》へ行ってきました。

重厚な石垣に覆われた「山城」の趣が漂う天台宗の寺院。

推古14年(606年)、聖徳太子が百済人のために創建された近江の最古級寺院。

仏教が半島の百済国経由で伝来したことから山号を「釈迦山」、寺号を「百済寺」と称する。

御堂は百済の「龍雲寺」を模して建てられ、本尊(十一面観世音)は、龍雲寺の本尊と「同木二体」の姉妹仏であったと伝わっている。

平安中期以後天台寺院として発展し一千坊を擁したが、1573年4月、信長の焼討ちで壊滅的打撃を受けた。

1650年に広大な石垣遺構の中に本堂以下数棟が再建された。

信長は安土城大手通の石垣参道構築の際に、百済寺の参道を大いに参考に模して築いた。

幾多の戦乱に巻き込まれた百済寺は、栄枯盛衰の歴史をもつ寺院であることが、境内の案内書きでわかりました。

百済寺の総門。通称「赤門」
この門の向こう側に見える紅葉が、とてもいい(^_^)
百済寺。どんなんかなぁ~(^_^)

それでは、出発しましょう!

本坊の喜見院。
本坊の池泉回遊式且つ鑑賞式庭園。
ここは、県内最大クラス。別名「天下遠望の名園」と称されています。


この庭園には、巨石が多かったです。




庭園・遠望台を過ぎて、本堂へ進みましょう!

石垣が姿を現す。


導かれるように石段を進む。

石段の向こうには、仁王門。

その両端にも石垣。

仁王門正面には、約2.5mの大草鞋。
存在感ありすぎ(笑)大迫力!

仁王門を通り、本堂へ進みましょう!

目の前には、
作家の五木寛之さん命名「石垣にそびえる空中楼閣」の本堂が見えます。

観音杉の横を通って、


本堂敷地内へ。

本堂内は、撮影禁止なので、ここで一枚!

本堂で見た如意輪観音半跏思惟像(にょいりんかんのんはんかしいぞう)と聖観音坐像(しょうかんのんざぞう)は、美仏と云われているそうですが、確かに!見られて良かった仏さまでした!

(注)如意輪観音半跏思惟像は、パンフレットを写メして使用しています。
鐘楼。昭和の名鐘と云われています。
鐘を打ち鳴らすことができますよー!
本堂をあとにして。



カニさん。発見!



庭園からスタートして、約2時間でゴール!かなり広い敷地(京都御所の7倍らしい)をゆっくりと。寒かったけど、それも気持ちいいものでした。紅葉の名所でもあるので、カメラマンの姿も多く、そして、ハイキング姿の人も多かったように思います。

この地に足を踏み入れると、静寂が支配し、気持ちの落ち着く場所でした。あくまでも、僕にとっては。来てよかったと思っています。

今年最後の紅葉になる。
これを見た時にそう思った(笑)



余談ですが、先日五個荘に行った時に「聖徳太子1400年」の文字を見た。
今回も同じように「聖徳太子1400年」の文字を見た。東近江地域(東近江市、近江八幡市、日野町、竜王町の2市2町)は、全国で最も多く聖徳太子の文化や物語が伝承されている地域だそうです。
令和4年が、聖徳太子が亡くなって1400年となる年らしく「聖徳太子の足跡めぐり」というパンフレット片手にぷらりするのもいいなぁと思っています(笑)