昨日は孫の2歳の誕生日
アンパンマンのお皿とトレーニング箸を用意してあるが、日程が合わずまだ渡していない。
サン≂テグジュぺリの「人間の土地」を読み終えた。
職業飛行家(郵便機)としての想像を絶する経験に圧倒されるが、この本の本質はこの劇的な話を語っているものではない。
人間として、他の動物には決してできない力量以上の努力・行動を支えるものはなんなのか。
詩人・哲人としてのサン≂テグジュぺリが、職業を通して人間の本然・責任観念・人道的ヒロイズムを語る書だと思う。
訳者の「堀口大学」は、「人間の土地」は、物質的利益や政治的盲動や既得権の確保にのみ汲々たる現代から、とかく忘れられがちな、地上における人間の威厳に対する再認識の書だ。と言っている。
「星の王子さま」をいっそう深く読むことができる本だ。
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