おじいちゃんの家の「のうぜんかずら」が、
もう咲き始めた。
節電で電車の冷房を弱くしてあるとアナウンスされるが、
ぜんぜん気にならない。
例年暑いところから電車に飛び乗ると、
一瞬は涼しいのだが、そのうち腕などが寒くなり、
羽織るものが欲しくなるほどだったので、
今年はちょうどいい。
今日、お隣に乗り合わせた女性が
例のごとくお化粧をはじめた。
このごろは珍しくもなくなった。
すると、前にいた50年配の女性もお化粧にとりかかる。
60代とおぼしき方もこのごろは平気である。
前の方は、お化粧が済み、バッグからおにぎりを出し
食べ始める。
飲み物もちゃんと用意されている。
着替えと洗顔は家で済ませて、続きは電車の中。
朝ごはんを電車でという風景は、当たり前になった。
公私の区別などという観念自体に
こだわる人が少なくなった。
そういえば、先日若い男の子が、
歩きながら箸を使ってコンビニ弁当を食べていた。
思わず振り返って見てしまう。
まるで手品のようで、器用なものだが、
「事故には気をつけてね!」と言えなかったが・・。
広告を見てオットットに取り寄せてもらったパンフレット。
好評とのことで在庫が無くなり、数日かかって届く。
150円也のパンフレットだが、中味は濃い。
「原発から再生可能エネルギーに」と思う人は、
福島の事故以来4分の3になったようだが、
このパンフを読むと切実にそう思う。
使用済み核燃料の処分方法もきちんとしないで
経済優先で突き進んでしまったことがわかる。
電気系統の故障で即海水を注入すれば
今のようには為っていなかっただろうに、
30年以上経った原発が使えなくなることを躊躇し、
国民に苦難を与えている。
原発推進する機関と規制する機関がきちんと分離していないのは、
世界でもめずらしい。
永田町と国民の乖離は悲しいほどになっている。