世界各国の紛争地で武装解除と言う困難な仕事をしてきた著者伊勢崎賢治さんが、
すでにISの「敵リスト」に入っている日本の行き方について非常に現実的提案をしている本。
テロリストは、日本の海岸線沿いに並んだ54基の原発は、兵器によらず、
電源喪失だけで済むことを3.11で知った。
60年も変わらぬ日米の地位協定は、テロリストにとっては
日本はアメリカの支援国とみえる。
世界4,5番目の装備を持つ自衛隊は、軍隊ではないということで、
縛りも無くグローバルテロリズムのそばに出かけて行って
日本自身が狙われる口実を作り続けている。
「9条下の戦争」を止める「新9条」は、さすがに実践者の提案だと思う。