輝ちゃんつれづれに 

最近はインスタ・LINE、スレッズを始めました。楽しかったこと、残しておきたいことを自分の言葉で書き込みます。

やればできる 知らない世界を知ろう

2017年10月28日 23時33分16秒 | ことば

今日、小金井市で手づくり自前講座を開催した。どんな内容なのか、代表者の開会挨拶でみてください。

 本日は大変お忙しいところ、また足元が悪い中、講座に参加いただき、誠にありがとうございます。

 私たちは地域福祉ファシリテーターとして今年から活動しています。武蔵野市、三鷹市、小金井市の三市の市民10人で「情報の交差点」というチームを結成しています。

 都市化された社会で、市民の暮らしは息苦しさをますばかりです。地域の中で孤立するのではなく、小さな困りごとを解決し、つながりあって心豊かに生きたいと願っています。

 現在は情報化社会と言われています。情報が氾濫し混沌としています。

 支え合って生きていくための情報を収集し、取捨選択し、情報をSNS等で発信していきたいと思っています。また、自分たちで何かを経験し、情報提供の場を作りたいと、手づくりの自前講座を計画しました。第1回は6月、武蔵野市でシニア対象にシニア・エアロ(武蔵野プレイス)、第2回は8月、三鷹市で子どもを対象に遊びとスポーツ(ルーテル学院大学)を実施しました。

 今回は、小金井市で「私たちの知らない世界」、聴覚障害者のことについて研修し、実際の生活場面で「役に立てる力」「動ける力」を身につけたいと思っています。

 それでは本日の講演をしていただく先生をご紹介します。

全日本ろうあ連盟の理事の荒井康善(やすよし)先生です。連盟では出版・事業委員会 副委員長を担当しています。

また、

東京聴覚障害者総合支援機構 理事

関東ろう連盟手話対策部長

小金井市聴覚障害者協会 会長

などの役職についています。

 全国各地での講演会・講座等に呼ばれ、講師として活躍しています。

 今回、お忙しいところ無理をお願いして講師を引き受けていただきました。

それでは、荒井先生、講演をお願いいたします。よろしくお願いいたします。

情報の交差点 小金井自前講座の報告

私たちの知らなかった世界 聴覚障がい

災害時、困難に直面する方々の孤立防止に関心をお持ちの方々のための情報!

日時:平成29年10月28日(土) 午後2時から午後4時30分

会場:小金井市前原暫定集会施設 1階会議室A

開会挨拶 (別紙)

参加者:43名

講演:荒井康善氏(東京都ろうあ連盟理事、小金井市聴覚障害者協会会長)

https://www.jfd.or.jp/about/gensei 

   災害時!情報保障は命を救う

   〜東日本大震災と熊本地震からみる聴覚障害者への支援・配慮とは〜

 20ページにわたる資料を用意していただき、パワーポイントで具体的に丁寧な発表がなされた。荒井さん地震が災害地に行き、自分でつかんだ言葉も文字に偽りがない。

 聴覚障害者が地震等の災害にあった時一番苦労するのは「情報が聴覚障害者にまったく伝わらない」ということである。どうして伝わらないのか。私たちは聴覚障害者のことを知らないからである。手話ができないからと頭から決め込んではいないか。笑顔で身振り手振りで気持ちで飛び込んでいけばいいのでは。「困っていることはなんですか?」

 聴覚障害には「情報障害」と「コミュニケーション障害」がある。

 最後のまとめとして、「防災対策」の難しさは、災害が「非日常」であるから、いかに「日常に」防災を取り組んでいくかで結んだ。 

 (参考)発表資料はホームページに記載してある。

https://kosaten.jimdo.com

グループワークショップ

 6班に分かれて行った。次の二点を討議してもらった。

 (1)避難所で聴覚障害者を見かけた時、体面した時どうするか?

 (2)避難所での聴覚障害者とのコミュニケーション手段は?

 自己紹介、リーダー選出が意外にのび、時間を心配したが、参加者の方々の熱意で模造紙に発表内容を要約し、リーダーから発表してもらった。

 (1)では、困っていることはなんですか、困っている人はいませんか、笑顔で、気持ちで接していこうという声が多かった。

 (2)では、筆談、手話、身振り手振り、スマホの活用、イエス・ノーと答えられる質問を用意するなどの声があった。

 グループワーク全体の公表を荒井講師にお願いした。

 一番は、気持ち、笑顔、アイコンタクトから。そして何か手伝うことありますか。障害者の方はピンクのビブス、ヘルプカード、バンダナを持っている。知られたくない人、非会員の方は行政にお願いするしかない。

 以外と避難所にはFAXがない。電気が止まった時はアナログに頼るしかない。手書き、イラスト等。身振り手振りは「あなた」「からだ」「だいじょうぶですか」とゆっくりわかりやすく大きくジェスチャーを交えて。

 まとめとして、一つは手話が下手でも気持ちがあればロー者にわかってくれる。二つ目は、障害者も役割を担ってほしい。

 武蔵野市防災支援センター、小金井市防災センターから水や缶詰などを提供していただきました。今講座を開催するにあたり、小金井市社会福祉協議会、職員の方々にお力沿いをいただきました。心より御礼申し上げます。

 台風22号の影響で雨が降り足元が悪いにもかかわらず多数の方々に参加していただきました。あらためて御礼申し上げます。

 

 



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする