みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 梅やんのきょうだい、見舞いに来る

2022-01-24 00:51:00 | 日記


昨日は23日、日曜日、一日中小雨が降っていました。風は無くそんなに寒くは無い冬の日でした。朝は6:30に一斉放送が電話器の端末から「牧場の朝」を流してくれます。それから私は起き出して梅やんの朝食を用意します。高栄養流動食をお湯で温めてから経管栄養セットに流し込みます。1時間かけて滴下し、そのあと200mlの白湯とお湯に溶かした4つの薬剤をシリンジ注射器で流し込みます。お薬は、①ビソプロロールフマル酸塩錠2、5mg心臓 ②アムロジピン5mg錠5mg狭心症降圧剤 ③リクシアナ15mg抗血液凝固剤 ④ランソプラゾール15mg胃酸の薬の4種類です。
お昼前にチイ叔母とフミ叔母がお見舞いに来てくれました。梅やんは姉妹の手を強く握り返し離しませんでした。左手はまったく使えませんが右手は握り返すことができます。問いかけにうなづくことはできますが、話しはできませんでした。
フミ叔母は梅やんを見ると元気になり、大きな声で励ましてくれます。しかしあまり反応を示さない梅やんを見て涙を流しておりました。


ユキ妹が居てくれるのでコーヒーをしてくれて、かりんとうのオヤツでしばしの歓談をしました。


1時間ほど2人のきょうだいは居てくれて、やがて去って行きました。2つの傘をさして坂道を上る人間を2匹のヤギたちはテントの中から見送ります。エサになる大根葉をたくさんいただいているからです。


彼らは何を想い、人間たちを見ているのでしょうか。ここでは井内ヤギ農場とはまったく違った人間の介護という事が彼らの目前で展開されているのです。


チイ叔母が魚寿司をたくさん作って持って来てくれたのでユキと私は美味しい昼ごはんをいただきました。


午後は2時半過ぎからきょうだい2人で梅やんをお風呂に入れてあげました。前回には入浴後に尿管カテーテルがすっぽ抜けたので、この度は尿の袋も湯船に持ち込んで身体を洗い、ベッドへの移乗も細心の注意を払って無事に成功しました。風呂上がりの梅やんは気持ちよさそうに満足して休んでいました。足の浮腫はほぼ無くなりました。
この日は午前中に50分かけてマッサージと関節可動域訓練を施したので、梅やんは大変疲れたことでしょう。
夕食を終えた午後7時過ぎから梅やんは寝てしまいました。
夜中に起こされるまで私たちきょうだいも早く眠ることにしました。
それでは今日はこの辺で。