三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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魔界・悪霊系3

2005-01-02 05:35:19 | モンスター映画
 ■デモンズ4■ な、なんだ何だ、この異様な薄気味悪さは? 次から次へ予期せぬことが起こるし――鼻にゴミムシが入るわ耳からウジムシ出るわ水道水に青い筋が混ざるわデスマスクは顔に張りつくわウサギは咬むわ――月蝕や発光大樹や花吹雪(ですか?)やの映像美がシュールでほんとこれ、映画としては数少ない〈芸術作品〉に属するのでは。オチも含めお話が全体いまいちわかんないところもいいしヒロインの清潔そうな教師ぶりと邪教集団のよこしまぶりの対照もいいし、やっぱアメリカ映画ばっか観てるとこういうヨーロッパ発の感覚が新鮮だなぁ。えーとところでこれ、モンスター映画か? んー、でっかい鳥が2度目なんかヒロインの首の腫瘍つっついてウジムシの群れついばむし、最後に赤ちゃんが炎の中でなにやらたぶん……、かまいませんよね、モンスター映画ってことで。
 ■ベオウルフ■ メカニックな城。ベオウルフが駆使する多彩な武器。気体だか液体だか幻光だか正体不明の怪物。――こういうの嬉しくてさ。しかしこのテの本格モンスター映画にはつくづく女は不要と痛感。なぜか常時乳出してるあの女がいつ流れに水差すかとハラハラしてたんだが、やっぱりね。オッパイもラブシーンも有難くねえんですって、貧乳派の私としては。ただしモンスターサイドの女は良かったかな、最後に巨大ヘボCGの骸骨コウモリ(?)に変身するおねーちゃん。何が良かったって、和の耳舐めお姐(神・呪術系3『女陰陽師 陰魔侵蝕』参照)に拮抗するこの洋の鼻舐めお姐、それよりなにより直立シーン見てごらんよ、モデル系ブロンド女にしてはけっこうO脚なので、ワタクシ大興奮してしまいまして。あとはそうそう全体、中世ヨーロッパ+ヘビメタ音楽という訳わかんない組合せもなかなか。たまにはこんな妙な映画もいいかナと。
 ■魔鬼雨■ この作品で名高いのは、たしか最後の魔物群体ドロドロ溶解場面ですよね。しかしちょっとな。顔の溶け具合はうまくできてるんだけど、手足はどうもただ粘液をくっつけただけってのが見え見えすぎて。そこがハイライトらしいんだからもっと本格的にやってほしかったよ。あとは見どころナシ。
 ■ファンタジークエスト 秘密のダンジョン■ アイヴァンホーってどんだけ強いか知んないけど姿声怖ろしげなモンスターに何度ブッたたかれてもかすり傷一つなしとはどーゆーことさ。本人はウワッとか一々やられたっぽくのけぞってるのに。なんせこちとらモンスター目当てなんでねぇ。ボード上とダンジョンとが連動しているところはさすがゲーム、平凡な発想ながら最低限の面白さ確保と言うべきか。ま、ファンタジークエストシリーズの他作品まで観賞したいとは感じませんでしたけど。