【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(70)
ロンドンの昼食から想像した日本の末路
東京⇔ロンドン(英国)
コロナ禍が去り、インバウンド市場が急伸している。最近都心に出かける機会が増えたのだが、銀座、浅草、東京スカイツリーのある押上、新橋の裏通り…あらゆるところに好奇心に満ちた眼差しの外国人が溢れている。 が、ふと気になることがあった。コ . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(69)
「ブロッケンの妖怪」に会いたくて
ハルツ山地(ドイツ)
世界中の鉄道オタクが憧れるドイツのハルツ狭軌鉄道の蒸気機関車に乗る機会に恵まれた。ハルツ狭軌鉄道は、標高234メートルのヴェルニゲローデ駅と標高1125メートルのブロッケン山の山頂まで約34キロを結んでいる。 沿線に点在する古びた小さな駅やハルツ . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(68)
世界一美味いビーフステーキを食べた!
サン・ジミニャーノ(イタリア)
「世界で一番美味いビーフステーキは?」 そう訊かれたら、私は迷うことなくフィレンツェ名物のビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(Bistecca alla Fiorentina)だと答える。フィレンツェ風のTボーンステーキと言ったほ . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(67)
ようこそ、ジェントルメンズ・クラブヘ
ロンドン(英国)
英国の由緒あるジェントルメンズ・クラブ(G. C.)は、18世紀半中頃から19世紀にかけて、ロンドンの中心部、シティ・オブ・ウェストミンスターのセント・ジェームズ地区にあるPall Mall通りに集中して設立された。
Pall Mallの . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(66)
「肉肉しい」にも程がある
ミュンヘン、ベルリン、フランクフルト(ドイツ)
私は、「新しもの好き」である。次々に生まれてくる新語についても敏感だ。しかし、私の口の端に乗るのは、その言葉が生まれてある程度時が過ぎ、淘汰され、生き残ったもののうち、自分の感性が許容するものに限られる。言葉については、保守的で . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(65)
月に一度のフィッシュ・アンド・チップス
ロンドン(英国)
年に数回ビッグマックが食べたくなる。フライドポテトの脂でギトギトになった親指、人差し指、中指をピンと広げ、薬指と小指で大きな紙コップを引き寄せる。そして冷えたコーラをストローで喉に流し込み、ビッグマックにかぶりつく。「ウッマー!」 思わず声が漏れそうになる。 . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(64)
早田ひな「特攻資料館に行きたい」発言の波紋
東京(日本)
▲メダルを手に記者会見に応じる早田ひな選手
8月15日正午、一人で黙祷した。そしてその数時間後、博覧強記で知られるダーツ仲間のK氏からメールが届いた。パリオリンピック卓球日本代表のメダリスト早田ひな選手の「特攻資料館に行ってみたい」発言に . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(63)
美醜入り交じるパリ開会式を観てロンドンの格好良さを思い出す
ロンドン(英国)
ロンドンのセント・パンクラス駅(St Pancras station)からパリ往きの国際列車ユーロスターに乗ると、英仏海峡トンネルを通って約3時間でパリ北駅(Gare du nord)に到着する。 国際列車なので、英仏両国で . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(62)
良くも悪しくもフランスらしい五輪開会式
パリ(フランス)
今回は、ロンドンオリンピックについて書くつもりだったが、佳境に入っているパリオリンピックを無視する訳にはいかないだろうと思い、録画しておいた開会式のヴィデオを見ることにした。 卓越した美意識、斬新なアイデアに感心すると共に、穢らわしく、厭わしい演出に目を背けた . . . 本文を読む
【連載】藤原雄介のちょっと寄り道(61)
続・なんと私に詐欺電話が!
白井市(千葉県)
先週の記事を読んだ友人、知人、その他の沢山の方々から電話、LINE、メールで反応があった。思わぬ反響の大きさに驚くとともに、詐欺電話が社会問題化している事実をつくづく思い知ったものである。
「怖いね。自分だけは大丈夫、詐欺なんかに絶対引っ掛からないなどと侮らず、普段から詐欺電話を見 . . . 本文を読む