【連載エッセー・最終回】岩崎邦子の「日々悠々」(100)
秋を迎えて
波も穏やかで静かな海辺を散策している娘の家族。9月に入って間もない頃だったが、孫たちが海に向かって歩いて行くそのずっと先、地平線から朝日が昇ってきている。「海だよ~」と言いながら、はしゃぐ姿がLINEで送られてきた。夏休みも終わりこれからは仕事や勉学に向かうひと時を過ごしている。
ニュ . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(99)
野菜の収穫が楽しい
台風シーズンになった。9号と10号と台風が続き、それらが大型であることで、「経験したことのないような強風になる!」など、天気予報ではそれに対する備えと警戒を報じていた。台風銀座の沖縄諸島や九州地区への、豪雨も伴う心配もあって、河川の氾濫などの諸注意も。
9月の第2週明けになると、ニュース . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(98)
ゴルフ馬鹿
窓から入る涼しい風が部屋の中を吹き抜けていった。8月末の夕刻、翌日はもう9月。月末になると、翌月の夫のゴルフ予定や私が出かける日をカレンダーに書き込むことにしている。お互いに車を使用する日の調整のためだ。
だが、この夏の酷暑と、コロナ騒ぎである。私が参加している会や、行事の取り止めが増えたので、 . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(97)
熱中症アラート
梅雨明けが遅かった。8月に入ってから酷暑の日が、来る日も来る日も続く。テレビを見ると、熱中症の人らしいが、救急車で運ばれている。今年は新型コロナウィルス感染症の疑いもあり、患者受け入れのための医療現場が混迷しているようだ。
そんな中、全国に先駆けて「熱中症警戒アラート」が関東甲信で運用が始ま . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(96)
えーと、名前は?
「あれ! 何を取りに来たんだっけ?」
バタバタと階段を駆け上がっては来たものの……。まだ市川の戸建ての家に住んでいた30年以上も前のことだ。他にも冷蔵庫を開けたものの、「何が要るんだっけ?」なんてこともあった。
ショックではあったが、暫くすれば、目的のことをすぐに、思い出すこ . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(95)
お盆ウィーク
長かった梅雨も8月に入ってから明けた。セミの鳴き声はやたら元気だが、熱中症が心配される日々である。伝えられる新型コロナウィルス感染者の人数は、日によって多少の増減が見られるものの、驚きの数値が続いていた。
夜の街だけでなく、学校・スポーツクラブでの大量のクラスターが出たこと、家庭内感染も起きていること . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(94)
おうちごはん
「イースト菌がない!」
このところ、あちこちのスーパーや食料品店で探すが、どの店もそのあるべき棚は、もぬけの殻のままになっている。我が家の朝食は、もう何年も前からホームベーカリーで作った食パンを食べているのだが、こんな事態になったことはない。手持ちのイースト菌が、もう底をついているのに、どうしたものか&hell . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(93)
ペットボトルの蓋
新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言が解除されたのは、5月25日だった。ところが収束への道は、はるか遠いようだ。7月に入ってからの感染者数は、東京都をはじめ、全国に拡大の一途。驚きと恐怖が入り混じる日々である。
若者の占める比率が多いのは、夜のクラブや飲食に伴う行動に . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(92)
「晴れ女」の憂鬱
「関東の梅雨明けは早まるでしょう、僕の予報では7日くらいに…」
7月に入って間もない頃、ある気象予報士が予言らしきことを言う。
「へぇー?」
と、私はちょっと喜びながら聞いていた。
最近はNHKも民放テレビ局も、天気予報には力が入っているのか、1日に何回も放送されてい . . . 本文を読む
【連載エッセー】岩崎邦子の「日々悠々」(91)
コロナ禍とアイドル
昨今のコロナ禍で、テレビ業界も大きな痛手を強いられている。まず、ドラマの撮影が出来なくなり、過去の人気シリーズを再放送しているのが現状だ。天下のNHKの大河ドラマや朝の連ドラも改めて最初の方から放映することで、しのいでいる。
俳優に限らず、タレント・芸人・歌手たちにも活躍の場が無くなり、 . . . 本文を読む