川口参院環境委員長の解任決議に思う

　自民党の川口順子環境委員長が、中国を訪問し中国要人との会談予定が延期され、国会の環境委員会を欠席した件で、委員長の解任決議が行われ、解任されました。

　野党は口をそろえて「私的な中国訪問で委員会を欠席するとは何事だ！」と言っています。

　自民党は「中国の要人との会談で、国益に有用な判断だった」としています。

　どっちの言い分も最ものようですが、私的な訪問とはいえ日中関係が難しい中で両国の政治家が膝を突き合わせて話すチャンスがあれば、国会の議論は副委員長に任せてもいいんじゃないかとじいちゃんは思います。

　中国政府もわざわざ会談の日程を合わせないようなことを平気で行ってるんですから、それに乗っかって委員長を解任するという野党も中国に嵌められているような気もします。

　そもそも、普段の委員会では、委員長がすべての議論に参加しているという訳ではないようで、他に仕事があれば、委員会が開かれていても、副委員長に任せているとのこと・・・。

　なんで今回、こんなことになったのかは、よく分かりませんが、どうやら川口委員長が中国要人との会談の延期で国会に対して出席できないと申し出た時、野党側の了承を得られず、それでも欠席して会談を優先したことに対して、野党がメンツを潰されて怒ったというのが真相のようで、誠に情けない喧嘩のように見えるのはじいちゃんだけでしょうか？

　それに、もっと問題なのは、この委員会でどんな議論が行われようとしていたかが、全く分からずに進行していたこと。

　ものすごく重要な課題が審議の対象であったかどうか？？？

　国民はカヤの外です。

　解任決議自体は、委員会の権限なので文句は言いませんが、その前に国民には、なぜ解任の決議を行うのか、その大きな理由を伝えてほしいと思います。

　メディアも解任の事実だけを伝えるならアホみたいなもんですので、大きなニュースにするなら、その詳細をもっと報道してほしいもんです！