遅かれ早かれロシアがウクライナへ侵攻するだろうということは分かっていたのに、結局日本や欧米諸国は何の解決の糸口も見つけられずにロシアは侵攻を始めてしまいました。
欧米諸国をはじめ日本もこれに対して「国際秩序の重大な違反である」と非難しています。
国際秩序って一体なに?
ネットで検索したら「一定の共通利益と共通価値を自覚した国家集団が、その相互関係において、それらの国々自身が、共通の規則体系によって拘束されており、かつ、共通の諸制度を機能させることに対してともに責任を負っているとみなしているという意味で、一個の社会を形成している」という文言が掲載されていました。
何だかよく分からんけど『世界中の国々は共通の規則のもとで「利益」と「価値」を同じゅうする集団である』ということでしょうか。
これに照らすと、現在のロシアや中国は「共通利益」と「共通価値」を共有する国ではないということになりますね。
ロシアや中国には、それぞれの「利益」と「価値」の判断があり、国際社会の中では爪弾き者なのでしょう。
そんな二国が国連の安全保障理事会に五大国として存在し、拒否権まで持ってるということは一体この組織自体何なのでしょうか?
結局は、第2次世界大戦で敗れたドイツ・日本・イタリアを除者にし、戦勝国の米・仏・英が後出しで参戦したソ連(ロシア)と日本に負け続けていた中国(以前は台湾)を味方に引き入れたいい加減な組織なんでしょうね。
大体、「欧米とその同盟国」と「ロシア」・「中国」は、「利益」や「価値」を共有しようなんて鼻っから思ってなかったんでしょう。
それでも、五大国が入ってるのは、経済的な利益だけを考えると国連に加盟しておいた方が得だろうというだけで、根本は開発途上国の搾取を狙ってるだけですからね。
そんなことしか考えてないロシアに、プーチンさんという自国至上主義者の政権が誕生してしまったのは国際社会の不幸でしかありません。
そして、中国に習さんという中国至上主義の指導者が現れたのも同様の不幸です。
たった二人の傲慢な指導者に欧米の指導者はなすすべもなくやり込められています。
できれば戦争を避けたい国と戦争大好きヤレイケ・ソレイケと思ってる国の指導者では、その覚悟に大きな差が出ても仕方ありません。
極東の小さな島国から「国際社会と連携して対応する」なんてホザイテいる指導者がいますが、ロシアの侵攻が確実だというバイデンさんの言葉を信用してるのかしてないのか、「邦人の退避勧告」をチッサナ声で出すくらいで、実効性が伴う退避命令を出さずに、ロシアが侵攻した昨日になって「邦人の救出活動に自衛隊機を出す」だとさ。
アフガニスタンで邦人救出が遅れて大きな批判を浴びたのに、また同様のことを起こし情けない限りです。
外務省なんて「取りあえず安全な地下鉄構内へ逃げ込んで」なんていうアホなことを表明したりして、邦人保護にまったく危機感が感じられないと言われても仕方ないでしょう。
本当に、この国の政治家や官僚は、平和ボケしていて大丈夫なんだろうか。
それこそ台湾有事でも発生したらどうするのか?
アメリカは、そんなにたやすく守ってくれるとは思えんけどね。
中国なんてウクライナに乗り込んだロシアに反撃できない欧米の姿を見て、台湾へ乗り込んでもアメリカは手を出せんだろうと思っているに違いない。
そして日本なんて肝の据わってない政治家ばかり(自民党という小さな井の中で争ってることが大好きだからね)で、もっと何もできんだろうと思われているに違いありません。
蒙古来襲の再来じゃ~!