安倍首相の米議会演説・・・

　安倍首相は、今日の未明(日本時間）に日本の首相として初めて米議会上下両院合同会議で演説しました。

　この演説で彼は、アメリカ国民に向けて一体何が言いたかったんでしょうか？

　じいちゃんが思うに「日本はアメリカに絶対服従します」という宣言ではなかったのかと思います。

　これに先立つオバマ大統領との首脳会談では、それ相応の役割分担を押し付けるアメリカのために「世界中に自衛隊を派遣できる法案を夏までに制定する」「普天間基地の辺野古移設は唯一の選択」「ＴＰＰでアメリカとの早期合意を図る」などなど日本の民意を裏切るような発言ばかりしています。

　先の大戦で負けてから確かに日本はアメリカのお陰で復興を成し遂げ、中国が抬頭してくるまで世界第２位の経済大国にまで成長しました。

　これは誠にありがたいことですが、アメリカが財政難に陥り、日本にあらゆる場面で役割分担を求めてくるようになり、戦後のレジームの大きな転換を図らなければならなくなってきました。

　じいちゃんもそれは十分に理解できます。

　ただし、安倍さんのやり方は現代の民主主義に反しています。

　国民が選んだ国会議員が国のあり方を決めるのは当たり前ということなんでしょうが、国民が選んだ議員達が国民の意に反した行動をとっているのはどうなんでしょう？

　「集団的自衛権の行使容認」「辺野古基地移設反対」「原発再稼働の反対」などなど、国民の半数以上が異を唱える問題に対してそっぽを向いて、我が道を貫いています。

　口では「国民にしっかりと説明する」と言っていますが、首相からこれらの問題について国民が説明を聞いたことはついぞありません。

　米議員に対して言ったことを彼は日本国民の前で堂々と言えるんでしょうか？

　もし言えるとしたら、それは彼の持つ傲慢な資質が表面化されるということでしょう。

　「世界の平和と安定」のために自衛隊が戦場に向かうこと、福島原発事故を踏まえない原発の再稼働、沖縄県民がこぞって反対する辺野古移設・・・。

　どれもこれも日本国民のことを本当に考えて行っている政策とはじいちゃんには到底思えません。

中国に事前通告されていたガイドライン・・・

　安倍首相が知っていたのか、知らなかったのか、先日合意した日米防衛協力指針が米国から中国に事前通告されていたことを中国政府が発表したようです。

　これはどういうことなんでしょうか？

　アメリカは中国に「こんなガイドラインができるから気にしないでね～」とでも言っているんでしょうか？

　それとも「こういう合意をするけど、中国とは・・・」という超極秘の裏取引をしていたのかも・・・。

　どっちにしても、日米ガイドラインの内容は発表されて分ってしまうんだから極秘という訳でもないんだろうけど、事前に通告があったという中国には「やっぱりアメリカは日本より中国が大事だ！」というすごいＰＲになってしまいました。

　これじゃ、安倍さんの立場がありません。

　日本国民が「あんなにアメリカべったりなのに、結局アメリカは２枚舌なんだ。安倍さんはいいように使われている」と考えても不思議じゃありません。

　アメリカにとって最大の輸出国であり、輸入国である中国との関係は、もはや切っても切れぬもの。

　日本を引き連れてＡＩＩＢに参加しないことやＴＰＰで中国を包囲し、経済＆金融界で主導権を手離すまいと必死で対抗しているアメリカですが、日本がいくら尻尾を振ってアメリカについて行こうとしても、結局は最終局面で自国の利益を考えるアメリカに裏切られてしまうんじゃないでしょうか。

　そんなことをもうちょい考えて、日本独自の政策を立てればいいのに、安倍政権は相変わらずアメリカ追随の政策ばかりを打ち出して、アメリカの利権を守るための戦争に日本国民を巻き込もうとしています。

　「アメリカの利権＝日本の利権」では決してないことは明白なのに、それでも付いて行かなければならないのは何ででしょうか？

　中国のように、ある時は批判し、ある時は寄り添うなんて２枚舌外交ができないのは、あまりにも情けないです。

　外務省は一体何をやっとおるんじゃ！

　日本人は正直ものばかりだから、こっちがきちんと真っ正直に対応していれば、相手は必ず分ってくれるとでも思っているんでしょうか？

　東南アジア諸国だって、日本が経済援助をすればニコニコと「日本とともに中国と対抗しましょう」という癖に、中国がＡＩＩＢでインフラ投資をしてあげるとか言われるとあっという間に中国になびいちゃうんですから始末に負えません。

　世の中そんなもんだということは分っていると思うのに、チグハグナことばかり安倍政権はしています。

　日米首脳会談で安倍さんはオバマさんに「普天間基地の辺野古への移設は唯一の選択肢」ということで合意したらしいですが、何十年か前に米国が普天間から辺野古への移設を検討したけど、住民の反対運動が起こるかもしれないということで断念したという経緯もあるということで、アメリカは自分たちでやろうとした時は止めたけど、日本の国内問題として辺野古に移設してくれるのなら大歓迎・・・、住民の反対運動は日本の国内問題と突き放されてしまっているんですね。

　これじゃ、沖縄の人たちも納得できないでしょう。

　アメリカ大統領と話し合いの末に合意したという事実をもって、工事を進めたいんでしょうが、住民にとっては「そんなこたぁ～関係ねぇ～」と言いたいでしょうね。

　ガイドラインでも、辺野古移設でも「アメリカとの合意」だからやらなきゃいけないというのは、全くもって前時代的な発想で三世代目のお世継ぎ議員達（政権？）の浅はかな思考以外の何物でもありません。
　

日米防衛協力指針の再改定は？

　戦後の日本が守ってきた「専守防衛」という理念が覆されようとしています。

　日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会（２プラス２）で合意された１８年ぶりの日米防衛協力指針で日本は、アメリカと協力して世界中でアメリカが展開する武力行使をお手伝いするということになりました。

　昨年「集団的自衛権の行使容認」が閣議決定されてから、国内での議論も進まないうちにあっという間にアメリカとの合意形成が行われてしまいました。

　アメリカとの合意を受けて日本の法律が変わるということの繰り返しで戦後の日本政治は動いてきましたが、それはいつも日本が損をするというものばかりでした。

　今回の合意に関しても米国の首脳は「アメリカが行う軍事行動に日本が派兵することはないが協力してもらう。尖閣などの衝突に関しては、日本が前面に立ち、米国が協力する」ということを話しています。

　つまり、もし中国との衝突があった時、安倍さんはすぐにアメリカが助けてくれると期待しているんでしょうが、まずは日本が戦え、その後俺たちは出て行くからということでしょう。

　逆に、アメリカの戦闘には一緒になって後方支援活動をやらないといかんよという内容です。

　「専守防衛」の理念を捨てるということは、憲法９条に対する明確な違反行為じゃないでしょうか？

　現政権は、今回の合意が本当に日本のためになると考えているんでしょうか？

　戦闘地域に近い場所で後方支援をするということは、自衛隊員の戦闘があるかもしれないということです。

　どんな戦闘でも補給路を断つというのは常識ですからね。

　ということは当然自衛隊員の戦死者が出てしまう可能性が非常に高まるということで、終戦以来、戦闘で死者が出てこなかった日本の歴史も大きな転換点となる訳です。

　自公で防衛法制の合意形成が行われたということですが、自衛隊員の戦死についてはどう考えられているんでしょう。

　自民党は、世界に打って出るということだけしか考えてないようで、もしかしたら犠牲になってしまうかもしれない自衛隊員のことなんてまるで眼中にないのでしょう。

　世界中のテロ組織から狙われているアメリカと一致協力して戦うとなれば、海外で生活する日本人の生命が危険にさらされる確率もグ～ンと高まるでしょう。

　現に、中東では犠牲者も出ています。

　シーレーンを守ることは、日本の経済、ひいては国民のためという理屈を言っていますが、実際に尖閣周辺の防衛に当たっている艦船を東南アジア方面に派遣してしまったら、尖閣の防衛はどうなってしまうんでしょう？

　いつも言ってますが、どうしてもアメリカと軍事行動を共にしたいなら「憲法」をきちんと変えるために「国民投票」をして、合意を得てからにしてほしいです。

　小手先だけのやり方で、国民や国土を守るための自衛隊員を政府が自由に戦闘地域に派遣するのは止めてほしいと思います。

レンジフードまでお掃除・・・

　今日は、お天気がいいので普段のお掃除に加え「レンジフード」の清掃もしました。

　おかげで「腰が痛いよ～」。

　我が家のレンジフードは、排気ダクト式のシロッコファンタイプです。

　フィルターは２週間に一度くらい清掃しますが、ファンまで外して洗うのは大変なので３～４か月に一度くらいしかできません。

　この前は正月の大掃除の時にやったので、ひと月ほど前から気になっていたんですが、雨の日が多くてなかなかやる気になりませんでした。

　フィルターとファンを外して、フードについた油汚れを洗剤をつけた布巾でキレイにふき取り、フィルターもきれいに洗い流して、いよいよシロッコファンの清掃です。

　小さな羽根がいっぱいあるので、割り箸に布を巻いて輪ゴムでとめ、スプレーで油汚れを落とす洗剤をぶっかけて、羽根の汚れを一枚ずつそぎ落とし、今度は割り箸にキッチンペーパーを巻いて水をつけて拭き取り、部品を日陰干しして取り付けて完成です。

　レンジフードの内側や部品が十分乾くまでの間、１時間半ほどかけてお部屋のお掃除です。

　今日は久しぶりに玄関の鏡や窓ガラスまでふきあげました。

　洗面台は、毎朝ばあちゃんが汚れを落としているようですが、洗剤をきちんと落としていないのか、ヌルヌルしてたのでこちらもキレイに水洗いして、キッチンペーパーで拭きとったらピッカピカです。

　そんなこんなで、あっという間にお昼です。

　９時から３時間近く動き回っていたし、レンジフードの部品の取り付けで、無理な姿勢をしたので、腰だけじゃなく首の付け根も痛いよ～。

　ランチにラーメンでも食べて、午後はゆっくりお昼寝でもしようと思います。

官邸ドローン容疑者、逮捕・・・

　首相官邸屋上で発見されたドローンの容疑者が出頭して、威力業務妨害で逮捕されました。

　容疑者は「原発再稼働に反対」という紙までドローンにぶら下げて飛ばしていたようです。

　さらに、驚くことに官邸に向かってドローンを飛ばしたのは地方選で「原発再稼働反対」のアピールをしたいということで、投票日前の４月９日にドローンを飛ばしたというのに２週間も発見されなかったということで、容疑者のブログには「遅せーよ！２週間放置って」という記事もあったそうな・・・。

　まあ、屋上になんてなんか用事がなきゃ行かないんだろうけど、映画やＴＶドラマで犯人が侵入する方法で多いのも屋上から・・・。

　００７なんかで悪人のアジトへ忍び込むのも屋上からが多いし、警備してる悪人たちとボンドが戦う場面も屋上が多いんだよね。

　作り物の世界と現実の世界はもちろん違うけど、ある意味屋上の警備がしっかりしてないと何かの時にエライ被害が出てしまうというのも、今回の事件で分ったでしょう。

　９・１１だって空からの攻撃だったし・・・。

　容疑者は、ブログにいろんなことを書いて犯行をほのめかしていたみたいだけど、ネット捜査がしっかりしていないということも浮き彫りになりました。

　ドローンが見つかって、ブログも書いてるので「やっと捜査の手が回ってくると思った」のに何の反応もないので仕方なく自分から名乗って出たということでしょう。

　政府は「ドローンの飛行規制を早急にしなければ」と言っていますが、そんなことする前に重要拠点の警備を固めることの方が先決じゃないでしょうか。

　「規制」したってやる奴はやるんだから、どのようにして撃退するかを考えなきゃいけません。

　無線操縦を楽しんでいた人たちから、その権利を奪っちゃうことよりもっと大事なことがあるんじゃないかと思います。