質の悪い日本×ドイツ戦を観てるようなゲームだったカタールW杯Eグループの日本×コスタリカ戦でした。
5バックで引いて守るコスタリカに対して、日本は何度も攻撃を仕掛けましたが、パスは通るもののゴールは決まらず、後半36分にコスタリカの後半唯一の枠内シュートを決められて敗れました。
ドイツ戦と全く違いペナルティエリア付近までは、ボールを持たせてくれるのですが、シュートを放っても鉄壁の壁と大会屈指のGKに阻まれてばかりで、日本と戦った際のドイツもこんな感じだったなぁ~と思いましたね。
戦前から大方の予想は、実際のゲーム通りの戦いになると思っていましたが、1・2本はゴールを決められるだろうと期待していたのに、ある意味裏切られた気持ちです。
敗因を上げれば切がありませんが、一番は攻めが単調だったことでしょう。
開始早々に、左サイドの相馬君にパスが出て、彼が切り込んでゴール前にパスを送りましたが、これは決まらず、このような攻撃を続けていけば何とかなると思い描いていたのに、その後は相馬君がいくら前後左右に動いてパスを待っても、日本BK陣はそれを無視するかのように(多分見えてなかったんじゃないか)パスを後ろで回すだけ…。
そのうちにコスタリカのFWが詰めてきて、苦し紛れのパスをMFに送るという空しい作業が続くばかりでした。
折角、一人で切り込んでいける相馬君がいるのに使わない守備陣はアホじゃ。
相手の裏を突くロングパスのチャンスを悉く潰して窮屈なゴール前で、FWやMFたちはうろつくばかりでした。
そして、後半36分にコスタリカがゴール前へ浮いたパスを出すと何を思ったのか吉田がフワリとした守田へのパスを出し、これをコスタリカの選手が奪って、走り込んできた味方にパスし、山なりのシュートが決まってしまいました。
なにをしてるんだ日本のキャプテンは?
もう残り時間も少ないんだから、危ないプレーは厳禁なのに…。
大きく蹴りだせば、相手に取られるかもしれないけど、シュートという危機を避けられたはずです。
まあ、それまでの流れで相手を舐めていたんでしょう。
それとシュートされる際のGK権田の待ち構える守備位置も問題でした。
「あの位置じゃ~頭を越される」と思った瞬間に相手がフワリとしたシュートを放ち、権田は何とか手に当てたもののコースが少し変わっただけで左隅に決まってしまいました。
権田は速くて低いボールが来ると予想して前で構えたんでしょうが、あまりにも前過ぎました。
あと1m下がっていれば同じキックなら弾けただろうし、その位置なら相手の選手はボールを少し前に出してシュートを打とうとするだろうから、その瞬間に前に出れば止められたかもしれない。
権田というGK、本当におバカな奴だと思います。
ドイツ戦では、足から守りに入ってPK取られてゴールされるし守備位置は悪いし(ドイツ戦ではその後ゴールをホントの意味で死守したけど)、どうにもなりません。
シュミット・ダニエルだったら流れは変わってたかもね。
なんでシュミットを監督は使わんのだろうか?
一言でいえば「吉田と権田の勘が狂い(致命的な)」コスタリカのゴールを生んでしまいました。
あ~、情けない。
これで強豪のスペイン戦で勝つか、引分を狙って得失点差を見なければならない状況に追い込まれました(ドイツはコスタリカに勝つか引き分けるだろうから)。
結局、ドイツに勝ってもコスタリカに勝てなきゃ~元も子もないわね。
昨日のゲームの視聴率は約40%だったそうで、これは日本人のほとんどが日曜の7時にTVに噛り付いて応援してたということです。
その前で醜態を晒して、次のスペイン戦は早朝(午前4時)だし、スペインに負けるだろうと思ってる日本人はたくさんいるし、「昨日で日本のW杯は終わった」と思ってる人も多いでしょうから視聴率は上がらんでしょう。
じいちゃん、今朝は早起きしてスペイン×ドイツのゲームを観ました。
ドイツは日本との戦いを反省して、かなり修正してきましたが、スペインのうまさには中々敵わず、苦労していました。
しかし、何とか1-1で引き分けたのは同じ欧州の強豪としての意地があったからでしょう。
日本にもっと「絶対勝つんだ」という気概があれば、あんなことにゃ~ならんかったでしょうに…。
今朝kenの出掛けに顔を合わせた時「あいつらバカだ」と一言だけ…。