吉田沙保里、無念の銀メダル…

　リオ五輪の女子レスリング５３キロ級で４連覇を目指していた吉田沙保里選手が無念の銀メダル…。

　決勝戦でヘレン・マルーリス（２４＝米国）に敗れました。

　３３歳の吉田選手は、３２歳の伊調馨選手の４連覇に続くかと期待されていたのに、その重圧に耐えきれずに負けてしまったのでしょうか？

　試合後のインタビューでは泣きながら「日本選手団の主将として、絶対に負けてはいけなかったのにすいません」といつもの弾けるような笑顔はありませんでした。

　じいちゃんの心に残った談話は「亡くなった父が応援してくれているから勝てると思っていた」というものです。

　４連覇した伊調選手がインタビューで「亡くなった母が後押ししてくれたから…」と語っていたので、それを受けての発言だろうと思います。

　金メダルは逃したものの銀メダルを獲得したんだから、胸を張って堂々と日本へ（名古屋へ）帰ってきて欲しいですね。

　現役選手としては、もうギリギリの年齢だったと思います。

　リオで金メダルを獲ったら「東京でも」という欲も出てくるでしょう。

　それをきっぱりと断ち切って、今後は選手の育成に尽力してほしいもんです。

　日本がこれからも世界の女子レスリング界をリードしていくためには、吉田選手や伊調選手が素晴らしい指導者となって後に続く選手たちを育てていってくれなければいけません。

　当分は、負けた悔しさを引きずってしまうでしょうが、またＴＶのバラエティ番組であの底抜けに明るい吉田選手の笑顔を見たいと思います。