分子栄養学講師の気ままなブログ

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男児の貧血。血液検査は異常なし?

2020年10月20日 | 身体・健康

小学生男児の甥っ子が貧血になった原因を分子栄養学的視点から探る

今日のテーマです

( 前回はこちら💁‍♀️)


とくに月経のある女児、女性であれば貧血はつきものですが

先日倒れた甥っ子はまだ四年生の男の子👬

 

通常、男の子・男性は貧血にならないはずなのです


そこで、、

男児・男性が貧血が疑われた場合のチェック項目を

うちの甥っ子を例えにまとめてみました


血液検査データですが、、溶血を差し引いても

やはり貧血を示すデータ(HB.Htやら)が出ていました

(子供は採血すると溶血気味のため、検査データが高めに出るので貧血も見落とされやすいです)


わたしからすると、甥っ子の貧血項目は

分子栄養学的には、

ちょっと放っておいたら可哀想な数値。。。

 

生理がない男性、男の子が貧血になっている場合は、

出血歴やベジタリアンをまず聞き込みます

 

消化管、鼻血、痔、

小学生四年生でやんちゃ盛りであれば、

怪我をしょっちゅうして血をちょびちょびだしてやいないか、とか

 

両親が菜食で、食卓に鉄(お肉)があまり並ばない、とか

 

甥っ子の場合、 

確かによく小さな怪我をしてる気がします


さらに、話を聞くと鼻炎のようで、鼻血はよく出すとのこと…

お肉はそこそこと言った感じ🥩

 

念のため、倒れた時間と

朝食も事情聴取します

 

低血糖で意識を失った可能性も一応あるので…

 

他にも、

朝の寝起き、冷え、身長・体重の推移、睡眠の質、うんちの状態、食事の量などを聞いているうちに、


夜中によく目がさめる

冬場はクリームがないとダメなほど乾燥肌

長男と比べると寒がり

寝起き悪く、昼間によく眠たそう


などなど

色々ヒントが隠れてます


鼻血が疑わしいが、

ベジタリアンでもなく、、


倒れるほどの貧血になるこれといった一番の要因が

なかなかハッキリとしない。。



となると、

一番怪しいのはやはり胃です


乾燥がひどいという事は、脂溶性ビタミンの吸収が悪いはずです


b12はメラトニンを増強するので、

脂溶性ビタミンが不足すると睡眠の質がさがります


b12は胃酸が少ないと吸収率が悪く、

胃酸が少ないということはその他ミネラルやビタミンなど、栄養全般の吸収率がさがり、

食べているわりに身になりません


甥っ子は身体が少し小さめ、

案の定、総蛋白も低く、


胃酸の材料にもなるナトリウムもやはりやや低い




そして何を隠そう、

姉はピロリもちが発覚しています、、、



甥っ子にも姉(甥にとって母親)からもらったピロリがいて、

栄養の吸収阻害を起こしている確率がとても高いのです



鼻炎持ちも気になります

ようは慢性炎症ですから、免疫が暴走してしまいます


Bスポットをやらせたいですが、可愛そうなので鼻うがいを実践してもらうようにします


しっかり眠らないと身体を作れないので、

睡眠の質をあげる工夫も必要です


夜寝ているのに、

午前中から眠たいのはおかしいですよね?


血糖値の問題か、鼻炎で目が覚めるか、栄養不足(胃酸不足)で睡眠に関わる神経伝達物質の合成が上手くいってないか、、、


何はともあれ、

ピロリがいるなら栄養がバケツの穴からスルスル落ちるように

なかなか栄養が足りていきません



ピロリがいることをまずは大前提に最優先に!!

抗菌ハーブ類の食品を積極的に🌿🌿🌿



さらに食事の際には酸を足して

胃への負担を減らす工夫、

消化アプローチです!!


まずはここから意識してもらいます



鉄不足だからと、

お肉をガンガン増やしても

もし胃が悪いなら身にならないばかりか胃が悪くなるので、食べ方には注意が必要です


子どもにピロリの検査ってしないらしいんですけど、、、


子どものころから栄養吸収阻害が起きていると考えると、

ちょっと恐ろしく思えるなぁ、、、


と、甥っ子の栄養状態を考察しながら改めて思ったこの頃です。。。

 

 

 

 

 

 


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