分子栄養学講師の気ままなブログ

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キャバ嬢でみるBCAAサプリメントの注意点①

2019年09月10日 | 身体・健康

前回記事、BCAAサプリメントと低血糖

で、低血糖対策にBCAAを飲んでいることを書きましたが

 

わたしみたいなタイプがBCAAサプリメントに手を出す場合、ちょっと注意が必要

ということについて

 

いくつかあるのですが、今日はその1つめ

 

わたしたちの身体のおおよそがタンパク質で構成されていることは何となく分かると思いますが、

タンパク質を作るうえで、その材料となるのがアミノ酸

 

アミノ酸のなかでも特にこのBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)は需要の高い、優先順位の高い栄養素になってます

 

アミノ酸って、確かに神経伝達物質の材料になったりもするんだけど、

それは微々たる量…

実のところほとんどがタンパク質合成に使われる、

 

そのなかでも身体を作るメインたちがBCAAです

 

キャバ嬢でいうなら、その店のトップ3くらいの売り上げを誇る、レベルの高い3人みたいな

当然、引っ張りだこの嬢たちです

店からの待遇も熱い(笑)

 

そこで、可愛くて気立ても良く、良い子なのにも関わらず、

強烈な人気の3人の陰に隠れてしまってなかなか売り上げを伸ばせないでいるのがLトリプトファンちゃんなのです

 

トップ3の人気が高まれば高まるほど、

なかなかトップに上がっていくことが出来なくて伸び悩んでいる…

 

さて、キャバ嬢で例えてみましたが(笑)

 

ここで登場したLトリプトファンは、

脳の神経回路でセロトニンを作る大切な材料になります

 

そして、脳には門番、その名も血液脳関門という関所があって、

厳重に入室チェックが行われている

 

脳は超重要臓器だからね、、

むやみやたら誰でも入れるような仕組みにはなっていない

米大統領家族が暮らすホワイトハウス内に、誰でもかれでも、のこのこと入っていけないのと同じです

 

この脳関門は他のアミノ酸たちと競合するので、

人気の薄いLトリプトファンちゃんはなかなか入室許可をもらえないのです

 

そんななか、絶大な人気を誇るBCAAがもっと増えて、、ブイブイ言わせたら、

Lトリプトファンはさらに入室のチャンスが薄くなるってわけです

 

だからもともと低メチルとかで脳内のセロトニンレベルが低くなりやすい人というのは、

BCAAサプリメントを大量にとってしまうとさらにセロトニンが作られなくなって

メンタル不調が悪化するなんてことが起こり兼ねないのです


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