甦れ京大ギャングスターズ

2017-03-03 09:44:40 | 独り言
朝食の支度中、ラジオのコメンテーターの言葉に頷いた。「答えはひとつではない」もう30年以上の歳月が経っているが、その頃バイブルのように読んだのが当時アメリカンフットボール京大ギャングスターズ監督の水野弥一著「ひとつのことで一流になれ」だった。以来ぼくは「答えはひとつではない」を座右の銘としている。アメフト界のそれまでの常勝軍団、西の関学、東の日大や社会人チャンピオンチームを撃破したギャングスターズの黄金期は、QB(クウォーターバック)に東海辰弥という怪物を擁していたが、この天才プレイヤーを最大限に活かしめたプレーコール(プレースタイル)「オプション・プレー」によってであったと言っても過言ではないと思っている。option(選択)の基底には「答えはひとつではない」がある。瞬間瞬間に状況に応じて、ランかパスか或いはQBキープかプレースタイルを選択する。その変化に翻弄される相手チームのディフェンス陣。見る側にとっては痛快ではあった。しかしこのオプションプレーには重要な要素が前提としてある。それは「アサイメント」と呼ばれる個々のポジションの役割分担である。ラインマン、ランニングバック、パスレシーバー、一人ひとりが自分の役割を完璧にこなさなければこのプレーは成功しない。この、アメフトでは基本的なことである「アサイメント」の意味の大きさも水野氏の著書で知った。「ひとつのことで一流になれ」とは圧倒的に未経験者が多いチームに対して、個々のポジションで一流になれという示唆を含んでいる。素人主体のチームは春のシーズンにはボロ負けでも秋には見違えるほど強くなっていた。ほとんどが素人選手のチームのメンバーは毎年、受験や入学のときにはキャンパスで体のでかい奴を物色したようだ。近年は不振が続いているが、ギャングスターズよ、ユニフォームの色もグリーンからブラックに替えて、今年こそ見せ場をつくってくれ!(優勝、とまでは言わん)長居にも宝ヶ池球技場にも応援に行くぞ!かつて長居球技場のスタンドには<鬼か悪魔か森口か>の横断幕が掛かっていた。タックルされてもセカンドエフォート(タックルされた相手を引きずったまま進む)で2~3ヤードをゲイン(陣地をかせぐ)した、強靭RB(ランニングバック)森口選手のランの姿が忘れられないよ・・・・。
コメント (2)
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