二日前に白隠さんのことを書きながら思い出していました。或る朗読会で<だるまさんがころんだ>と始まるこの詩をぼくは選び、その後も何回か朗読しました。
「だるまさん千字文」は矢川澄子さんの詩です。
子供の頃鬼ごっこで使った<だるまさんがころんだ>という戯れ歌から、矢川さんが「だるまさん」の一生をひらがな1000文字で綴った(10文字×100行)詩です。
だるまさんがたっちして、ころんで、わらって、おおきくなって、なやんで、けっこんして・・・死を迎える。これは人の一生の在り方そのものです。矢川さんは1000文字のなかに、いたわり、厳しさ、悲しみ、優しさ、同情、励ましなど、ぼくたちの日常の感情をそのまま、ひらがなことばで綴ってだるまさんに送っています。ぼくはこの詩は人に譬えた比喩ではないと思います。あくまで矢川さんが「だるまさん」に送った言葉だと思います。ぼくはそういう気持ちで朗読しますが、矢川さんのことばのリズムとか柔らかさ、包容力、それらが自然にぼくに送られているように感じてしまうのです。矢川さんの「だるまさん」に対する思いやりにジーンときてしまうのです。読めば読むほど「だるまさん」がぼくの中に入ってきます。
曲が付いていますが、ぼくはその人なりのリズムと感情で繰り返し読むこともお勧めします。
「だるまさん千字文」は矢川澄子さんの詩です。
子供の頃鬼ごっこで使った<だるまさんがころんだ>という戯れ歌から、矢川さんが「だるまさん」の一生をひらがな1000文字で綴った(10文字×100行)詩です。
だるまさんがたっちして、ころんで、わらって、おおきくなって、なやんで、けっこんして・・・死を迎える。これは人の一生の在り方そのものです。矢川さんは1000文字のなかに、いたわり、厳しさ、悲しみ、優しさ、同情、励ましなど、ぼくたちの日常の感情をそのまま、ひらがなことばで綴ってだるまさんに送っています。ぼくはこの詩は人に譬えた比喩ではないと思います。あくまで矢川さんが「だるまさん」に送った言葉だと思います。ぼくはそういう気持ちで朗読しますが、矢川さんのことばのリズムとか柔らかさ、包容力、それらが自然にぼくに送られているように感じてしまうのです。矢川さんの「だるまさん」に対する思いやりにジーンときてしまうのです。読めば読むほど「だるまさん」がぼくの中に入ってきます。
曲が付いていますが、ぼくはその人なりのリズムと感情で繰り返し読むこともお勧めします。