秘書に対する暴言や暴行が明らかになり、自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42)が、17日放送のフジテレビ系情報番組「Mr.サンデー」のインタビューを受け、涙ながらに謝罪。「死んだ方がマシなんじゃないかという思いで過ごしてきた」などと述べた。
「このハゲ〜」。あまりにも衝撃的な怒声が全国に流れ、自民党の離党を余儀なくされた豊田氏。
体調不良で入院している豊田氏は、宮根誠司キャスター(54)のインタビューに応じ、「きちんとした形で、国民の皆さんの前で謝罪とご説明を自分の声でしなくちゃいけないかなと思ったものですから」とインタビューに応じた理由を述べた。その上で、いすから立ち上がって「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
「このハゲ〜」「違うだろ、ちがうだろ〜」という衝撃的な音声について、豊田氏は「ふざけているわけではなくて、何が来るのかな、次は何の苦情が来るのかなっていう恐怖だった」と当時の心境を語った。
豊田氏によると、同氏からの暴行について、埼玉県警に被害届を出している元政策秘書の男性(55)が道を間違えて会合に遅刻したり、忘れ物があったり、支持者への手紙のあて名を間違えたりなどのミスが続き、支持者や後援者に叱責や苦情を受ける「異常な10日間」の最後の数日間が音声に残されたのだという。
元秘書に対して、「本当にもう何というか申し訳ないという思いです」と述べた上で、「(テープの音声を聞いて)あんな風に異常な形で人に言っているというのは、どうして…、どうかしてたんだなっていう」と感想を述べた。
宮根キャスターの「なんで歌ったんですか」との問いに「ふざけているのではなく、『何が来るのかな』って、次はどういう苦情が来るのか、不安だった」と述べ、あそこまでひどい暴言はあのときが初めてだと釈明した。
入院中にも子供から電話がかかってきたと話した際には号泣し、終始、目に涙を浮かべていた。
元秘書の失敗について「それを言う機会ではない。どれだけ元秘書の方を傷つけたかと思うと本当にいたたまれない」としながらも「浦和から新座に行くはずが、板橋本町に行ってしまって、結局、1時間くらい遅れてしまって」と事情を述べ、高速道路を逆走した際には「命の危険を感じた」とも。
その上で、塾を経営していた両親の家業が傾いた生い立ちを語り、「経済的に苦しいという経験もしていますし、アルバイトしながら、常にがんばんなきゃ、もっともっとって…。認めてもらえないというか…」と述べ、「自分に自信がないんですね、小さいころから自己肯定感が低いというか」と述べた。
豊田氏は毎朝、駅頭に立って、支援者に声をかけてもらうのがうれしかったと述べ、「それも自信のなさの裏返しだった」と吐露した。ワーカホリック状態だったのが、周辺の秘書を巻き込んだ結果だったと自己分析し、「地元に帰ってご迷惑をかけた方に謝りたい」と述べた豊田氏。「未来に向かって全部反省して、もう一回生きていかなきゃいけないかなって」と話し、議員活動を続けることに意欲を示した。
とはいうものの、10月29日投開票が有力といわれ、衆院選が迫っている中、自民党を離党し、無所属で戦う上、あまりにもイメージを損ねた豊田氏の前途は多難だ。(WEB編集チーム)
以上、産経新聞
10日間ミスが多すぎて、支持者の信頼を失う怖さがあったという話を聞いて、私は嵌められたんじゃないかと感じました。
代議士と秘書の関係って労使関係じゃありません。鈴木砂羽さんが女優に土下座させて開演2日前に降板した時と似たことのように感じました。演出家は女優の人格否定から入るらしいので労使関係的なことを言っていたらやってられない世界だと思います。いわゆるパワハラの世界です。
秘書は豊田議員の腹心的な存在です。事前にICレコーダを準備して録音して週刊誌に提供したということは秘書が事前に豊田議員を嵌めて週刊誌に売り飛ばそうと、わざとミスを連発して豊田議員からの暴言を引き出したんじゃないかと推測されます。
倒閣運動のひとつで、都議会選挙の時期に音声を流すために仕込まれたものだと想像するとマスコミによる計画的なものだった?そんな感じがします。