非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

コモンモード電流測定治具

2013-11-22 11:56:12 | ノイズ対策
昨日、大進無線さんからコモンモード電流測定治具のキットを購入しました。

デジタルテスターを持っていれば、あとはこのキットに内包されているコアを巻いて、簡単な基板を組めばすぐに使えます。

ただし、私は元々、遠くを見る仕事が長かったため、初老間近の段階にしては老眼がひどくて若干苦労しました(笑)

キットの場合は価格も2000円以下という事で、比較的手に入れやすいモノかなと。

完成後、早速測定。

結論は「コモンモード対策の効果抜群」でしたが、逆に言えば対策していないと集合住宅などでは恐ろしいことが起こりかねな

いなと少し青ざめた感が・・・・・


色々なパターンで測定しましたが、そのうちの一例を紹介します。

測定周波数は3.5~21MHz(WARC含む)でATU(AH-4)に接続して50W送信。

下に示すのはRIGの出口で測ったコモンモード電流(単位:mA)です。


     (RIG~給電点まで同軸のみ)   (RIG直下、中間点、給電点直下の3箇所にCMF)

3.5         34.6                          0
 7          49.8                         0.6 
10           82.0                         0.4
14          73.0                         4.8
18          82.0                         1.9
21          78.6                         0.9


このような感じでほぼ完全と言っていいほどコモンモード電流を阻止出来ています。(コモンモード電流測定の際に必須と言わ

れている、テスターの校正作業を実施していませんので数値はあてにはなりません)

それと給電点に延びる同軸上で、各周波数の電流の腹の部分を探ることも出来ましたので、その部分にパッチンコアを入れた

りすれば更に良い対策ができるかも知れません。

リグ背面からコモンモード対策を施した保安用アースも取っているのですが、こちらの方は全ての周波数で高周波電流が皆無

に近い状態でした(0.1mA程度)

良い買い物ができたと思います。


ノイズ対策追加

2013-11-12 12:02:32 | ノイズ対策
ACラインにノイズフィルターを追加し、同軸ラインにT型電磁フィルターを自作して挿入しました。

28~10MHzまで無線機をSSBモードにしてプリアンプ2(+20dB)を入れても、Sメーターが振れなくなりました。

7MHzでもCWモードでは帯域を1KHzにしていても、Sが1以下を実現できました。

7MHzがSSBモードでも同様な状態になるまで、まだ頑張ろうと思います。

電源ラインのノイズフィルターよりも、T型フィルターが効いている気がします。





ノイズ対策経過【動画/静止画】

2013-11-10 20:28:47 | ノイズ対策
3月末にここに引っ越してきた時には、気分がブルーになるノイズがありました。

Sメーターでは9前後。

これは春先の記事にも書きました。


愛機IC-7600はSメーターの重さが囁かれていますが(確かにそうです)、ノイズだけはSメーターが良く振ってくれます(^^;


いつの時点で良くなったのかはわかりません。でも少しずつ良くなっていったのは覚えています。

電力会社の方にも来ていただいて、「頼みますから近所に目立たないように」と談笑しながら一緒に調査したり。

ノイズ対策、まだ完結していませんが現段階での状況を動画と静止画でアップします。

私のような転勤族は行く先々で最初の数ヶ月はノイズ対策やアンテナ設置などで非常に悩むんです。だからノウハウを蓄積し

ておく必要を感じています。転居先で早く電波を出したいですので(^^)


今日のお昼前の10MHzで撮影しました。10MHzは我が家ではいまだに比較的ノイジーな方です。


【静止画① プリアンプOFF/帯域50Hz/ルーフィングフィルター6KHz/アンテナに接続】
20131110_115447
幾つかの信号が確認できると思います。合わせている周波数には信号がありませんが、同時にノイズでSメーターが振れいていないのも判ると思います。


【静止画② プリアンプOFF/帯域50Hz/ルーフィングフィルター6KHz/同軸を外してアンテナと切断】
20131110_115424_2
無線機とアンテナを外しています。つまり表示されているのは無線機のノイズです。静止画①のノイズレベルと比べてみると、ほとんど同一であることが判るかと思います。春先はアンテナをつないだ途端に、様々なノイズが入ってきてスコープが賑やかになっていました。ノイズの大部分は排除できていると思います。


【動画 プリアンプOFF/帯域50Hz/ルーフィングフィルター6KHz/オーディオピークフィルターON】
通常の運用状態です。
スマホ撮影のため無線機のスピーカーからの音声を拾う必要があり、無線機のボリュームはほぼ一杯に近い状態です。そのため不必要な音声や歪んだような音が聞こえますが、ヘッドフォンで聴くと静寂です。無信号周波数では「サー」とかではなく、うまく表現できませんが「すー」、「ふー」という感じです(うまく表現できません(^^;)
ここでも無信号周波数はSが振れず、信号があるところになると急にSが振れるのが判るかと思います。
動画はYoutubeにアップしました→ http://youtu.be/I-UV-47dkPk

こんなの当たり前だよと笑われてしまうかも知れませんが、S9ノイズからここまで来れました。市街地のアパマンハムとしてはだいぶ静かになったと思いますが、これではまだ満足できず、今日はコアを買ってきてしまいましたのでまたフィルターを追加したいと思います。今月のお小遣い、打ち止め。






リグ内蔵のプリアンプ【個人的な効果的使用方法(笑)】

2013-11-10 07:24:12 | 日記
IC-7600のプリアンプにはOFF、1、2の3つがあります。

ゲイン的には1はOFFに比較して約10dB、2は約20dBほどあり、一応はローバンド、ハイバンドそれぞれに適した作りになって

いるようです。確かにIC-7600はハイバンドにおける感度が若干不足している気がしますので、邪道ではありますが21MHz以

上を聞く際にはP.AMP1というのをONにすることがあります。

時折こんな事を見聞します。

”アパマンハムはアンテナが小さくて感度不足だから、プリアンプが重宝する” 

個人的な考えでは、当たっている気もしますし、ハズレの気もします。

当たり側に持っていく方法・・・リニアも併用して出力も同時にアップしてやるということでしょうか。

つまり力技で送受信能力の均衡を図るということです。

私の場合はそのやり方が趣味に合わないので、ノイズを減らしたり、グランド側に最大限の仕事をさせるようにしたりということをし

ています。あと、エレメントにキャパシティハットをつけたり、効果の有無は不明ですが色々と楽しんでいます。

そこでリグ内蔵のプリアンプ使用方法を考えてみました。



P.OFFでSが結構振れている・・・・・QSO確率80%以上

P.AMP1でSが振れている・・・・・・・QSO確率50%

P.AMP2でもSが振れない・・・・・・・QSO不可


これ結構当たりますよ(^^)

ダメなときでも笑ってあきらめがつくというか、コンディション変化をじっくり待つ楽しみが増えるというか、「Sメーターとプリアンプの

7K1JRCの法則」でした。


S506PMC

2013-11-09 05:34:55 | DXCC/DX QSO
私は毎日早起きで、だいたい4時台には自然に目が覚めます。若いころから早起きの習慣があって、アマチュア無線を楽しむ身と

しては良い習慣を身につけたと思っています。

起きたらだいたいすぐにバンドコンディションを確認して、30分弱だけですが出勤前に無線を楽しんでいます。

今日は仕事ですのでここらでリグの電源を切らなければなりませんが、ワッチするだけでも英会話の練習にもなり楽しいです。

今朝は7MHzでS506PMCが結構強く入ってきまして、ちょうどCQを出し始めたタイミング。すぐにコールしてQSO成立。

QSO後、約10分が経過しますがすでにJAからのパイルになっています。このタイミングだとQSO出来るまでに時間がかかるの

でしょう。改めてアパマンハムは特にワッチが大切だと痛感しました(^^)