昨年の11月に浜寺公園のバッタの原っぱ周辺の木にコモをかけました。コモはもとは「害虫退治」が目的でしたが、実際には捕食者が入ることが多く、われわれは越冬昆虫の調査を目的に行いました。私は特にエノキにつくゴマダラチョウの幼虫の数が場所によって違うのかに興味がありました。結果、バッタの原っぱの4本のエノキのうち2本にたくさん見られたほか、離れた場所にあるエノキでもたくさんついていました。どういうわけか幹本体よりもコモ側にたくさんついていました。今後園内の他の場所ではどうか興味がわきます。このほかテントウムシの種類がいろいろ出ました。写真はゴマダラチョウの幼虫(撮影・梶川春樹さん)