精華町の山麓部のため池を見てきました。さすが現役の農業ため池だけあって、半分は池干し中。といってもひたひたていどに水は残っており、水面より高い部分はどろどろの湿地です。
オシドリは見ませんでしたが、湧水のある東畑を源流とする煤谷川の下流の池で、コガモが泥のなかに顔をつっこんでエサを漁る光景を見ました。なかなか迫力ある光景で感激しました。水に入った浅瀬ではダイサギが、それより深いところではカワウが小動物をねらっています。それぞれの生態に応じたやりかたでえさを漁っています。生態系という視点で見れば、彼らはこうして水中や底の泥に含まれる有機物をとりのぞく役割を担っているわけです。
池干しは単に底の泥を陽にさらすだけではなく、コガモたちの役割も大きいのではないでしょうか?