海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

第9回大阪湾フォーラム その2

2013-03-24 15:47:28 | 生態系サービスと生物多様性

 大阪湾フォーラムの展示コーナーで瀬戸内海関係漁連・漁協連絡会議が発行しているパンフレット「『新瀬戸内海再生法』の整備に向けて かつて瀬戸内海は宝の海だった」を手に入れました。これがなかなかおもしろい。緩傾斜護岸や浅場干潟の再生はもちろんですが、こんなことも書かれています。
 「豊かな海を取り戻すために何をすべきか?」のページを見ますと・・。
 [ダムや堰]については
・栄養塩が海にコンスタントに供給されるよう、川の流量を増やしてほしい。
・豊かな生態系再生のため、いつでも砂が海に流れていくような仕組みをつくってほしい。
・ダムの砂の浚渫や河川改修に際しては、本来あるべき姿として、それを干潟や浅場づくりに活用してほしい。
[ため池]については
・「池干し」を復活させることで、ため池の豊かな栄養を含む水を海に流してほしい。

(栄養塩については排水規制の見直しの主張もしています。)

・・・などなど。海側から陸地に物申す内容になっています。気宇壮大といえるかもしれませんし、多くの部分で自然サイドとも共通点が見いだせる主張となっています。こうした生態系サービス再生の主張を自然サイドからも出せればなあと思います。
 パンフレットのPDFは兵庫漁連のホームページで見ることができます。表紙は↓こんな感じです。
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