春の新舞子海岸に行ってきました。
新舞子海岸は姫路市の南西部にある海岸で潮干狩りで有名です。特にマテ貝で有名です。
ダイシャクシギらしき鳥が干潟を歩き回っていました。
アオサギとダイサギは荒波に負けず餌を探します。
沖合には家島群島。これは男鹿島。土石採取で有名で、アメリカ西部のような景色です。
茶屋のおじさんが貝堀りをする前でダイサギが何やら探す。
マテ貝か?マテ貝って前に海が開けた干潟にいるように思います。
昼食に貝ごはん定食をいただきました。ごはんとうどんはアサリが入っています。まんなかのたこわさおいしかったです。
浜を離れて山陽電車網干駅へ歩きます。家島群島のみならず内陸部にも土取り跡が見られます。
山陽網干駅までの道の目印はお寺と橋。村と村を結ぶ道沿いには必ずお寺や神社があります。そしてかつては渡し船があったところに橋が架けられ、繁華な街へとつながってゆく。途中には思いがけない発見もあります。
篠井乃水という湧水がありました。播磨十水のひとつということで、定められたのはかなり昔の話のようです。
このすぐそばに富島川がありますので、このあたりは昔は河道で今は伏流水になっているのかもしれません。
あとで姫路城を訪ねましたが、播磨十水はそこにもありました。
小さな建物の中に水が湧いていました。岩から水が滴っています。
富島川の橋。橋を渡ったところの森は富嶋神社です。この川の河口右側にさきほどの新舞子海岸があります。富島川は今はつながっていませんが、もとは揖保川の一部だったのではないかと思います。
街中をお寺を目標に通り抜け、次に越すのは元川。元川の上流は揖保川につながっていますが、もともとはこちらが本川だったのかも。この河口にも潮干狩りができる場所があるようです。
最後に越したのは揖保川。
そして揖保川を渡ったところは旧丸亀藩の飛び地。網干陣屋跡です。
陣屋の建物ではありませんが、立派な建物も残ります。これは姫路市の景観重要建築物第一号。
新舞子海岸から山陽網干駅までは揖保川の三角州の旅でした。
山陽網干駅からは山陽姫路駅に出ました。この駅は姫路城の惣構え跡との話です。
姫路城です。この3月27日に修復工事が終わりグランドオープンしました。
しかし、お目当ては映画特に「007は二度死ぬ」のロケ地探し。
この石段は天守閣に登る道ですが、007ではタイガー田中がボンドに潜入のため日本人妻を娶ることを提案する場面ででてきました。黒沢明の影武者では兵士が武田信玄を狙撃する場面がここだったと思います。
天守閣からの眺め、下に3段の広場がありますが、一番手前は007でタイガー田中の忍者学校で空手の訓練をするシーンをやってた場所。一段とんで一番下の広場はボンドがヘリコプターで降りるシーンで出てきました。
この小さな広場は、居合の達人が演武を見せた場所。現在は入ることができません。扉にたまたま空いていた穴から見た景色です。
そして、この場所は有名な手裏剣の訓練のシーンで出た場所。備前門と「り」の門の間です。
城を降りてからは千姫の小径を歩きました。人が来ても逃げないアオサギがいました。
千姫の小径は左の船場川と右の堀の間の道です。
姫路市は爆撃を受けたり、播州経済の中心として発展するなど、昔の町並みはあまり残っていないようですが、まったくないわけではありません。船場川周辺では古い建物が見られました。外国人が泊まっているゲストハウスもありました。また、ここではないですが、上級者向けの街歩きコースとなっているところもあるようです。龍馬の訪れた記録も残る料理屋があるそうです。
姫路城の周辺をぶらぶらしてみました。これは中濠です。奥にはつたのからまる石垣もあります。観光客はあまりいないですが、古い感じがなかなか良かったです。