6月28日、かかわっているユニトピアささやまの棚田の活動に参加してきました。前月田植えが行われ、今回は畦の草刈りや水路づくり、黒豆の植え付け、篠山伝来の灰屋の再生などが作業でした。ご多分にもれずシカの食害がひどく、去年はコメが全滅しましたので、今年はなんとか成功させようと、ネットもしっかりしたものにしました。
灰屋修復中(棚田とは別の場所)
畦の草花の保護について特に指示はしていないのですが、生物多様性米作りというテーマやにじゅうまるプロジェクトへの参加によりみなさんの意識が高まってきています。ノアザミを残してくれました。今後どういう目の付け所を提案するか考え中です。
棚田の生物多様性の目玉は両生類。今回はモリアオガエル卵塊、シュレーゲルアオガエル卵塊、トノサマガエル、イモリが見られました。
モリアオガエル卵塊はもうそろそろ終わりみたいでしたが、ときどきポチャッと下の池に落ちる音がします。それを待ち受けるのか下の池にはイモリが4匹泳いでいました。イモリを見るのは池ができたころ以来久しぶりです。
イモリ
おたまじゃくし おたまじゃくしも分類できるようになりたいものです。
ハンミョウ 土がむき出しの場所が常時あるようになってからいつも見られるようになりました。
コメツキムシの1種 シモフリコメツキでしょうか。
チガヤ
夜間はホタル調査を行いましたが、雨が降って気温が下がったせいでしょうか?今回は確認できませんでした。私はそのあとで帰ったのですが、宿泊組は深夜雨が上がった後で確認したそうです。
なお、当日ニイニイゼミの声を聞きました。いろいろな情報を総合すると、初鳴きの中でも最も早いもののようです。