先日からはじめた水田のトンボセンサスを富田林市奥の谷で行ってみました。ここは、休耕田が多く、稼働中の水田は3割ぐらいですが、それでも最多はオオシオカラトンボでした。湿地環境ではハラビロトンボが、池ではコシアキトンボとチョウトンボが特徴的に見られました。
オオシオカラトンボはほとんどがオスで、これも何か理由がありそうです。データを蓄積していけば水田タイプ別に特徴的なトンボが浮かび上がりそうです。
池で見られたクロイトトンボの産卵
池で見られたモノサシトンボ
湿地付近に多いハラビロトンボ（これは♀）
バッタの原っぱの草刈りをしました。セイタカアワダチソウを主に伸びたヨモギも刈りました。
before
after
昨年に続き、木津川のカワラバッタ分布調査をはじめました。さっそく今年も確認できました。
こちらは幼虫
昨年は３地点で確認できましたが、その間を埋めたいと思っています。
堤防や河川敷ではいろいろな花が咲いていました。
ヤブカンゾウ（黄色い花）
オニユリ
浜寺公園内でバッタの原っぱにイタドリを移植したことは以前紹介しましたが、その後枯れてしまったと報告しました。ところが、4株のうち1株は定着に成功したようです。
話題はかわりますが、今大阪自然史博物館で駅のツバメの巣調査というのをしています。浜寺公園近くのＪＲ東羽衣駅に古巣があり、6月2日時点では古巣として報告しました。ところが、その後6月半ばから巣に出入りするツバメを確認し、7月10日に見たところ、ひなが5羽いました。周辺商店街の巣はとっくに終わり、取り壊されたものもあるというのに、遅くに使われ始める巣もあるのですね。ピントあってませんが巣のヒナたちの写真と下は頭上注意の注意書きです。
電線にとまるムクドリなどがフンを落とすのはどこでも問題になっていますが、最近はこんな商品もできているのですね。
きょうは淡路島に植物の調査に行ってきたのですが、その副産物で鳥の話題をもうひとつ。
淡路市の岩屋事務所の駐車場にコシアカツバメの巣がたくさんあります。しかし、半分以上スズメに乗っ取られていました。コシアカツバメが入っているのも２つほどありました。がんばれ、コシアカ。
最後に先日オオシオカラトンボの話題でオスの写真が出せなかったので、掲載。淡路でも棚田にはオオシオカラトンボが多かったです。翅の基部に黒い部分があるのが特徴ですね。それと青さが渋いなあ。
