美人さんを花でたとえると 「立てばシャクヤク、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」だそうです
存在感と艶やかな色、ほのかに香る甘い香りは、みんなを振り返らせる花達ですね
写真・Hさんの作品、大きな花がシャクヤク(ボタン科)です
芍薬(シャクヤク)は、
名前に「薬」の字があるとうり、シャクヤクの根を乾燥させたものを漢方薬として用いられています
芍薬の漢方薬効果は、
女性特有の病気(生理不順・女性のホルモン移動による神経症状・産前産後の諸病・更年期症状など)の
緩和作用があるそうです(タケダ薬品健康サイトより)
シャクヤクを部屋に飾り、イライラ解消にもなりそうですね
そこで、シャクヤクの水揚げ方法は
シャクヤクを朝日の昇る前に切り、切り口を焼き逆水をかけ冷水へつけ置きます
シャクヤクは花が開くと、翌日にはハラハラと花びらを落としてしまう、儚い花でもあります
ヨーロッパでは、シャクヤクを「5月のバラ」とも呼び、愛されている花です
おまけ:以前、フランスのランジス花市場を訪れた時、紫陽花とシャクヤクをたくさん見ました
フラワーアレンジにも多く使われる花です
2014年、秋色紫陽花(赤色)を植えたところ、2015年には、ピンクの紫陽花が咲きました
紫陽花の水揚げ方法
6月は、紫陽花の季節です そこで、紫陽花の水揚げ方法をご紹介します
◆紫陽花は、夜露のある中(夕方)に切り、 まず、[湯あげ]から
花を新聞紙で包みます (茎を湯に入れる際、花へ蒸気がからないようにします)
根元(3cm~5cm)を熱いお湯(80℃だいを目安)に数十秒入れ
お湯に入れた茎の色が、変わったのを見計らい、そのまま冷水に移し入れます
冷水に30分以上入れた根本の外皮を去り、
茎を二つ割り三つ割りにしてから 再び水に入れて下さい
(下、白い紫陽花の写真)
翌朝、花を挿す方が、花の水揚げ状態が、安定しています
◆茎の中の白い綿の様なものを取り除く方法
◆[ふか水]と呼ばれる 花を花首まで水に入れる方法
(花が、水風呂に浸かり顔を出しているイメージです)
◆紫陽花の切り口にミヨウバンをぬり、 水に入れることで
紫陽花の発色も良くなるそうです
身近な紫陽花、人気の花をお楽しみください
おまけ:※お湯の温度、80℃は、日本茶を入れる時の温度
90℃は、紅茶・中国茶を入れるのに適した温度
水の100℃は、グラグラと煮立った沸騰と呼ばれる温度です
まずは、湯のみ、カップで花の[湯あげ]を試ししてみては、いかがでしょうか?
紫陽花の状態によって、水揚げかうまくいく花とそうでない花があります
yさん作品
Sさん作品