おまけの人生・・・

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殯(もがり)の森

2007-07-18 19:00:41 | 邦画
『 殯(もがり)の森 』
[監][プ][脚]河瀬直美
[操]中野英世
[音]茂野雅道
[美]磯見俊裕
[出]うだしげき 尾野真千子 渡辺真起子 斉藤陽一郎 ますだかなこ

 奈良県北部の山間地に、旧家を改装したグループホームがある。
ここでは軽度の認知症を患った人たちが、介護スタッフとともに共同生活をしている。
そこに暮らすしげきは、33年前に亡くなった妻の死を受け止めきれず、そのグループホームへ新しく介護福祉士としてやってきた真千子も、幼いわが子の死を自分の過失と責め続けている。
毎日の生活の中で、つまづきつつも、やがて心打ち解けあっていく、しげきと真千子。
ある日、一緒に妻の墓参りに行く途中で、真千子が運転する車が脱輪してしまう。
助けを呼びに行く真千子。しかし、事態は思いもよらぬ展開になるのだった…。

≫≫ 公式サイト

07/07/17 【 微妙 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ



 カンヌ映画祭グランプリに輝いたと言うことで、劇場にはその関係記事の新聞や雑誌の切り抜きが貼ってあり、
その中のひとつに「劇場公開よりも前に地上波で放送されたのはこれが初めて」と言う記事があったので、
一体どんな作品なんだろうと興味が湧いて観ることにしました。

「殯」とは・・・?
初めて聞く言葉だったのですが、この映画の最後に説明が出てましたが、
貴人が死んでから本葬するまでの間、遺体を仮に納めて置いたこと。また、その場所。
「喪(も)上がり」の意もあると言うことでした。

本編の中でのお坊さんの話に「今年がちょうど33回忌だから、奥さんは仏様の世界に旅立たれる。」
と言う言葉がありましたが、そう言うことを意味してのタイトルとするならば、ちょっと違うのではないか・・・?
通常「喪が明ける」のは1回忌を終えてからだと思っていたのだが、
実際はお坊さんのお話のように33回忌を終えて仏様の世界に旅立たれて初めて喪が明けるのだろうか?
それとも、「喪が明ける」と「喪上がり」とは違う意味なのだろうか・・・?

いずれにせよ、それに絡めた内容ではあったのだが、ドキュメンタリー映画を観ているようで、
音声状況が悪く、集音マイクがやたら周りの音ばかり拾って肝心のセリフが聴こえにくく、
何を言っているのか全然分からないようなシーンが数箇所ありそのせいで意味不明でした。
わざわざ劇場で観なくても、テレビで音量を大きくしてセリフがちゃんと聞き取れる状態で観た方が分かりやすいかも、、、。

07-94 シネマックス