2ヵ月半ぶりに母の見舞いに行って来ました。
いつものように「誰か分かる?」と定番の質問をすると、
母 : 「分かるよ」
私 : 「誰?」
母 : 「お姉さん」
私 : 「こっちは?」
母 : 「お兄さん」
弟 : 「あれ~?あんたお兄さんっておったっけ?」
母 : 「うん、おったよ」
弟 : 「そしたら、名前は分かるかね?」
母 : 「さぁ~、なんやったろうか?忘れたが・・・」
今日は名前すら思い出せなかったようだ、、、。
しかし、
母 : 「あんた達久しぶりやね!?」
私 : 「そうやね、5月に来たから2ヶ月ぶりやね」
母 : 「いや、もっと来とらんよ!?」と時間的感覚はあるみたいだ。
確かに母の言う通り、母の日に見舞いに行ったきりだから
前回行ったのは5月13日なので2ヵ月半経っている、、、。
私 : 「そうやね、2ヶ月ちょっと経っとるね」
母 : 「今日は面会の人が多いが・・・」
私 : 「休みの日やから多いんやろね・・・私達が来るの待っとった?」
母 : 「いいや、待っとらんかったよ」
私 : 「なんで?」
母 : 「私は独りぼっちやて思うとるから・・・」
私 : 「独りぼっちやないやん?私達がおるやん!?」
母 : 「あんた今日は子どもはどうしたん?いっつも一緒に来とるやない?」
弟 : 「今日は塾の夏季講習に行っとる」
母 : 「ふぅ~ん、塾に行きよるんかね?」
弟 : 「昨日まで学校で今日から夏休みやったんよ」
母 : 「あんたとこは1人しかおらんやったね?」
弟 : 「うん」
母 : 「あんたとこは何人やったかね?」
私 : 「娘が1人で息子が2人よ」
母 : 「あんたとこ子どもはどうしよるん?」
私 : 「もうみんなアルバイトしたり、仕事に行ったりでおらんよ」
母 : 「そうね、おらんの?・・・ あんた達久しぶりやね!?」
と、後は同じ会話を3回も繰り返し、
3度目になった時には弟は「その話はさっきしたやん!?」と言い出したので
「そろそろ帰ろうか?」と弟を促し、母に「また来るね」と別れを告げた。
マウスで実験して成功したと言うアルツハイマーの薬が人間に常用されるようになるのはいつのことだろう~・・・?
私はとっくの昔に諦めきってしまっているのだが、弟の対応を見ていると内心は悲しく情けないんだ
ろうな~・・・?
と思った。弟には何度も同じ話をする母を受け入れること派でいなかったんだろうね・・・?