東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

ノルウェー旅行~地元編~

2015-08-26 07:33:56 | 旅行 travel
今回のノルウェー旅行は10日間
ひたすらのんびりしてきました

成田発のフィンエアーは機体がマリメッコ柄



機内でもブランケットやアメニティのポーチにはじまって
食事の際の紙ナプキンや紙コップなど
とにかく柄のあるものは全てマリメッコ

エコノミーコンフォートという
少しだけ高いシートを選んだのですが
すごく快適でした
次回も是非使いたいです

オスロに着くのは夕方遅い時間なので
その夜は空港近くのホテルに1泊しました
翌朝の朝食はビュッフェスタイルで
定番のワッフルは自分で焼くようになっています



焼きたてなので外がカリっとしていて美味しい!

相方の地元まで約400kmとけっこう距離があるため
途中で何度か休憩しながらのんびりドライブです



今の時期はいろんな種類のベリーが収穫どきらしく
摘みたてのフレッシュないちごを売る小さなワゴン車を時折見かけました



途中で緑色の河と
普通の河が合流している不思議な光景を目にしました
(写真は合流後の色)



氷河が溶けてできる河はエメラルドグリーンなのだそうです
もう目を離せない綺麗さでした


相方の住む家は
だだっ広い場所にある一軒家で
そこへたどり着くまでの道はけっこうワイルド
途中斜度が27度くらいのゴツゴツした道もあるため
車は4WDでないと無理です







ちなみに川にかかる橋は手作り
そろそろ手を入れないといけないのだそう
それにしても流れがとても綺麗で水が澄んでいるので
魚が泳いでいるのが簡単に見えます

家の近くは羊がたくさんいて
フンを踏まないようにすごく気をつけます





この場所はかつては牧場だったので
ある程度の面積は平地ですが
その周囲はダイレクトに森です

生えている木はホワイトバーチがほとんど
場所によっては松の木も多く見かけました



ホワイトバーチは薪に最適だけれど
家具に使われるパインがたくさん生えている森の方が
価値があるとされているのだそうです

日中は森の中で野生の動物と出会うことはあまりありませんが
(人がいると逃げていくらしい)
様々なフンがいたるところにあるため
常に足元を確かめながら歩きます



そして野生の動物はいなくても放牧中の羊はいます
彼らは本当にどこにでもいるんですよね…





この黒いカバーの下に見えている白い塊は
羊のオーナーが設置している羊用の塩です



羊はつねにモグモグと草を食んでいますが
幸いベリーには興味がないらしく
ブルーベリーは食べ放題でした



野生のいちごも美味



家のそばに戻ってくると羊は昼寝タイム



羊ばっかりですみません…

(オスロ観光編につづく)







8月のノルウェー

2015-08-15 20:14:32 | 旅行 travel
夏休みをノルウェーで過ごしています
気温は15~20℃くらいで過ごしやすいことこの上ありません

ただ
日照時間が異様に長いうえ
真夜中でも北の地平線がうっすら明るいままなので
時間の感覚が狂います

相方の住む家は
周りに文字通り何もない一軒家なのですが
今の季節は周囲が羊だらけ



朝は羊のベルの音と
メエエー(仔羊)とかバアアー(母羊)とかの
にぎやかな音で目が覚めます

最寄りの山にはまだ雪が残っていて
ノルウェーには永久凍土がけっこうあるらしいと知りました



永久凍土から湧き出てくる川の色はとても深い緑色で
息をのむ美しさだということも初めて知りました
(写真を撮れなくて残念…)

自然に関してはつくづく奥が深い国です


24年間

2015-08-11 08:01:38 | 旅行 travel
生まれて初めて海外旅行に行ったのは
大学卒業前のいわゆる卒業旅行でした

その時に買ったスーツケースを
かれこれ24年半にわたり使用してきたのですが
今回の渡航のために荷造りをしようとしたら
キャスターの一番外側のゴムが劣化してはがれているのに気が付きました

手で触るとさらにボロボロとはがれてしまうので
これでは平らな場所でもガタンガタンいうなーと
とうとう新しいスーツケースを購入することに

長年連れ添った愛着のあるスーツケースは
知る人ぞ知るサムソナイトのオイスター
たぶん初期のモデルだと思います

本当に丈夫で使い勝手もよく
何よりもシンプルな作りが好きでした

まあ24年間といっても
わたしが海外旅行をしたのは10数回ですから
それほど酷使したわけではありません

それでも
1ヶ月間あちこち歩き回った旅行もあったし
友人に貸したり息子に貸したりもしたので
わたしの行ったことのないアフリカやスウェーデンなどの国をも旅したスーツケース
そしてただの一度も旅行中にトラブルにあわなかったという
縁起の良いお守りのような存在でもありました

新しいスーツケースを買いはしたものの
捨てるのがしのびなくて
キャスター交換の費用を聞いてみようかなとひそかに考えたりしています




心のふるさと

2015-04-15 22:05:10 | 旅行 travel
1泊2日で新潟と富山へ行ってきました

どちらも長く住んでいたわけではないのですが
故郷と呼べる場所を持たないわたしの
心のふるさとです

まず東京から関越と北陸道で新潟へ
数年ぶりに会う友人に結婚相手を紹介して
美味しいランチをご馳走になりました

昔からお料理上手&お菓子作りが得意な彼女
そういえば
小学生のころ彼女にもらった誕生日プレゼントは
手作りクッキーだったと記憶しています

これが子供っぽいものではなく
細長くスティック状に絞り出したサクサクのクッキーを
プラスティックのケースに綺麗に詰めた
まるでお店で売っているものみたいだったんですよね

イギリス留学の経験を持つ彼女は
彼の英語を難なく理解できるので
彼も話していてとても楽しそうでした

赤ちゃんの時に会ったきりだった彼女の次女は
すっかりおしゃまな女の子になっていて
ピアノを披露してくれました
わたしはまるで親戚のおばちゃんになった気分で
大きくなったねーと感動

話は尽きなかったのですが
暗くなる前においとまして
再び北陸道に乗って一路富山へ

都心と違って渋滞と無縁のドライブはとても快適ですし
まだ周囲にかなり雪の残っているところがあったり
日本海がうっすら見えたりして
なかなか楽しいのですが
1人で600km近く運転していると疲れてきます

眠くなると変なテンションで歌を歌ったりしながら
なんとか無事に富山に到着
予約したホテルで爆睡

ちなみに今回は
せっかくの春の富山ですが
相方があまり生ものが得意でないことと
弾丸ツアー日程のため
きときとの海の幸三昧は諦めていました

ところが!

翌朝のホテルの朝食がとても豪華で
ホタルイカの沖漬けやイカの黒造りがあるじゃありませんか
うれしい!



そのほかバイ貝や氷見うどんもあり
富山のグルメを少し楽しめました



懐かしい路面電車や城址公園を眺めながら
友人が予約してくれたレストランへ向かいます

いま流行りのストウブ料理のお店で
なんでも著名な建築家が設計したそうです
写真撮ってくればよかった…

集まってくれた旧友はいつもの4人
それぞれが違う分野で活躍していて本当にすごい
彼女たちの自然体でがんばる姿は
いつでもわたしに元気をくれます

未だかつてみたことのないような素敵なお花とギフト
本当に嬉しかった!



帰りは松本まで下道
けっこう山道を通るので
明るいうちにできるだけ進んで
中央道に乗ってからサービスエリアでゆっくり夕飯にしました

諏訪湖SAの信州そばのレストランは
夜景も見えておそばがすごく美味しくて
しかも英語のメニューもあって
申し分ありませんでした





1晩ヒコちゃんとお留守番だった息子へのお土産は



もちろん「ますの鮨」
ますが肉厚のちょっといいやつを買ったので
格別美味しかったです

富山って本当に
美味しいものが多くていいところ

今度は是非
新幹線で行ってみたいと思います



贈り物

2014-08-19 20:05:13 | 旅行 travel
富山で会った旧友の一人が用意してくれていたプレゼント

本から文字が飛び出してきたみたい?

気になるのはなぜ彼女がわたしに「や」を選んだのかということ
(名前に「や」はつきません)

それにしても
急きょみんなで会おうという話になってから会うまで
たった2日だった今回の集まり
そしてその2日間彼女は仕事だったのに
どうやってこんな素敵なものを用意出来たのでしょう??
(更にとっても美味しいお菓子のギフトもいただきました)

それにひきかえ
地元でお土産を買う暇がなく
途中の高速のサービスエリアで山梨の特産品を買って駆けつけたわたし…

今度会う時は
わたしも何か贈り物を探しておいて
みんなの驚く顔がみたいなあ

きときと

2014-08-17 22:49:42 | 旅行 travel
お盆休みに1泊2日の弾丸ツアーで
こころのふるさと富山へ行ってきました

富山はお魚が美味しいとわかってはいても
何これー!と驚く美味しさ

特に地元でも絶品と名高い新湊寿司





ああもう幸せ

旧友との楽しい時間は
何よりのエネルギーチャージになりました

トロル

2013-01-28 21:54:33 | 旅行 travel
今年の誕生日のお祝いに
ノルウェーから
手作りのランチョンマットと
トロル人形をもらいました

前にノルウェーに旅行したときに
買おうかどうしようか迷って
買わなかったトロル人形

なぜ買わなかったかというと
お土産やさんに
お手頃サイズの気に入った子がいなかったからなのですが

いただいた女子トロルは
とってもキュート

トロルって
山というか森というか
そういうところに住む
妖精というかなんというか…

日本で言うと
天狗や河童やコロボックルや
そういうたぐいに相当すると思うのですが

実際には(?)とても大きいのだそうです

そして家族で暮らしている、らしい?

なので
この女子トロルはたぶん

お母さんトロル?かな…

トマト味

2012-09-17 22:39:52 | 旅行 travel
ノルウェーのスーパーマーケットで売っている
オイルサーディンのたぐいのほとんどは
なんとトマト味です

でもよく考えたら
すごく便利

味が出来ているので
そのままパスタやパンにすぐ合わせられます

パッケージを開けると
真っ赤で最初ちょっとビックリしますが
慣れると平気



そしてなかなか美味しいです

北欧つながり

2012-09-04 17:02:53 | 旅行 travel
ノルウェーで
「あっ、フィンランドと同じ!」
と思ったものがいくつかありました

ひとつは赤い実のたくさんなっている木
あちこちにありました





この実が多いほど
その年の冬は雪がたくさん降るのだそうです

それから
ねじれた木



白夜のあいだ24時間太陽を追いながら成長を続けるから、と
フィンランドで聞いたのですが
地元の人に話すと
「へー、知らなかった」
と言われてちょっと自信がなくなりました…

ちなみに気温は10~20℃の間だったと思います

少し高地に行くと



うわー、11℃!

「数日前は7℃だったから今日はまだいいね」

と言いわれつつ
フリースを借りました

この温度の表示されている両脇には
トロルの姿が描かれているとおり
ここは「トロルの小径」という観光名所

急な細い道を車でずっと登って行くのですが
カーブごとに名前もついていて
まるで日光のイロハ坂のようです



滝もあるし



何人かの外国人観光客が
写真を撮ったりしていました

もちろん町もあります(小さいけど)

日本で言う県庁所在地にあたる
モルデというところは
「バラの町」というキャッチフレーズがついています





バラって春の花かと思っていたけど
秋咲きもあるのね

モルデはフィヨルドのほとんど海に近いところにあって
内陸に向かう道の途中に
とても綺麗な橋がありました



お天気もよく眺め最高!

こういう景色って
日本の自然が多い観光地と大差ないような気がするんですけど
違うと思うのはやっぱり人と車の少なさかな?

日本も人口が500万人くらいだと
住みやすいんだろうなあ

山の中にたくさん生えているホワイトバーチも
日本の白樺と同じにしか見えません



この木はとても良質な薪になるのだそう
パイン(松)の薪よりずっと高い値段で売れると聞きました



適当な大きさに切って十分乾燥させたら
袋につめて売るのだそうです
運ぶのはトヨタのピックアップ
さすが世界のトヨタですね

多くの人が
暖炉と薪を必要とするのも
またトナカイやシカを食べるのも
フィンランドと同じです

ただ1つ
言語はそのルーツから異なっていて
似ても似つかないのだそうですが…

屋根に原っぱ

2012-09-03 20:32:45 | 旅行 travel
冬にノルウェーを訪れたときには
雪でわからなかったのですが
多くの建物の屋根は草花で飾られていました

わざわざ
屋根の上に防水の素材(白樺の皮)を貼り
土を盛って種をまくのだそうです



お店の屋根やバスを待つための小さな小屋など
いたるところで見かけました

クラフトショップの前に
たくさんのニッティングで飾られた
車と自転車が置いてありました



車の中には
等身大の人形が座ってるという凝りよう

ここでは
編み物をしない女性は
たぶんいないと思います…



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