東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

春の日本

2017-03-17 22:00:01 | 一時帰国 temp. return
今年はノルウェー語学校からもほぼ解放されて
好きな時に日本へ帰れるようになったので
桜を見れるよう3月初めから4月初めまでの一時帰国にしました

オスロ空港近くのホテルに前泊して
スノーブーツやセーターやニット帽や手袋などなど全て車に残して
軽装で到着した成田空港

気温6℃
寒い…
ニット帽と手袋ほしい…

息子から洋服を借りてしのいでいます

でも食べ物は最高!
やっぱり日本食は豊かだなあ

何はさておきお刺身



スーパーで鮮魚が簡単に買える幸せ



そして半年ぶりのヒコちゃーん!



相変わらず
息子にまくら代わりにされているヒコ

お散歩中は匂いをかぐのに忙しくて
なかなかいい写真を撮らせてもらえない…





犬の8歳って人間でいうと何歳?
65くらい?
立派なシニア犬ですがまだまだ元気

今年大学3回生になる息子はひとり暮らし絶賛満喫中
手料理の腕にも磨きがかかり
狭いアパートの小さな台所での炊事も楽しそう



ちなみにゼミは「キャンプゼミ」に決めたとのこと

キャンプゼミ?
そんなゼミあるの?
サークルじゃなくて?

へえー
さすが日体大
やはり何かが違う

ところでいま日本では
ローソンで「ノルウェーの伝統的な菓子パン」と書かれたパンが売られています



別に北欧フェアというわけでもなさそうで
ひとつだけポツンと

たしかにノルウェーに似たパンあるけど
伝統的…ではないような…?

不思議です

キッチンの窓から

2017-03-06 16:43:53 | ノルウェー山暮らし fjellgård
わたしが住んでいる家は古民家です
20年前に義父母がリフォームしてますが
家の構造は昔風でキッチンはいわゆる独立タイプ

そのキッチンの小さなダイニングテーブルは
他の部屋に自分用の作業机を持たないわたしの定位置で
ノルウェー語の勉強もつまみ細工もブログを書くのも
ぜんぶキッチンです

窓からは夏場の羊よけの柵と
丸い山 nonsfjellet (真昼山) と空と森の入り口が見えます

先日は鹿の親子が雪の斜面をゆっくり横断





宵の明星もこの窓から



一時帰国中はこの見慣れた景色ともしばしお別れ
帰る頃には日照時間もぐっと長くなっているはず
楽しみです








Norskkurs, februar 2017

2017-03-02 08:17:17 | ノルウェー語 norsk
2月から新しい生徒がクラスに加わりました
ジンバブエ出身のダンサー
31歳で2児のパパ
すごくカッコイイ

長いドレッドヘアに真っ白いシャツ、細身のパンツ
スニーカーでもウィンターブーツでもない靴
休み時間にひとりMacをたたいている姿を見ていると
あれ?ここニューヨーク?とか思っちゃうくらい

ノルウェー在住5年ほどで
ノルウェー人の子どもにダンスを教える仕事もしていて
ノルウェー語は日常会話レベルで全く不自由がない

そんな彼がいまさら学校へ通うようになったのは
ノルウェー語試験を受けるためとのこと

あれ?
5年も住んでて仕事もしてて
なんで試験受けてないの?
とつい思ってしまうのですが

ファミリービザを得てから移住したわたしのような移民と違って
戦争や紛争から逃れてきて難民申請をする人たちの中には
正式な手続きを経て居住権を得るのに4〜5年かかる人もめずらしくなく
それを待っている間は学校へ通える期間が限られています
(詳しくはわからないのですが140時間とか250時間とか)

逆に
晴れて住民権を得ても
移民向けプログラムを受ける権利と義務をほっぽって
学校へ来ない人もいます

でも今年になってまた移民に関するルールが新しくなって
難民の認定を受けた人でもノルウェーに住み続けるためには
試験にパスしないといけなくなったので
もしかしたらジンバブエの彼もそれで急に学校へ来たのかも?

理由はともかくクラスメイトが増えてうれしい!
と喜んだのもつかの間
なんと別の人が学校を去って行きました

アフガニスタンからの10代の男の子
このたび居住許可がおりてノルウェー語の習熟度も十分ということで
地元の普通の中学校へ転校
彼にとってはもちろんあらゆる意味で喜ばしいことですが
ほとんど親戚のおばちゃんの心境でちょっとサミシイ

移民の学校は
一年中が出会いと別れの季節

でもかくいうわたしもあと何日通えるか正直わかりません

2月は3週目が冬休みだったので
週2日出席のわたしはたった6日学校へ行っただけ
3月は一時帰国のためお休み
4月のイースター休暇明けに戻る予定ではありますが…

とりあえず
日本滞在中にクラスの授業に遅れをとらないよう
テキストと問題集を相当分iPadで写真を撮っとこう




2月 : 6日間出席(18時間)

パンケーキの日

2017-03-01 12:58:29 | ノルウェーの食べもの mat
2月28日はパンケーキの日だそうです
(ノルウェー全土でか地元の風習かは不明)

一時帰国を控えて冷蔵庫に食材を残さないよう
綿密な計画を立てながら週1度の買い出しに臨んでいたのに

そして
家を出る日まであと2日という2月最後の日
学校の授業を終えて町を後にし
地元の村でただ一軒のお店に
私書箱の郵便物のチェックに立ち寄ったものの
(このコンビニほどの小さなお店が郵便局も兼ねている)
食材の調達は不要のはずだったのに

「あら〜今から山に帰るの?今日はパンケーキの日よ!ホラあそこ」

と顔見知りのご近所さんの店員のおばさんが指差す先に
手書きの小さなビラが

HUSK! I dag er pannekakesdagen.
今日はパンケーキの日、忘れないで!

おもむろに
相方の幼少の頃の思い出話が始まり
(学校から帰ってくるとおやつにパンケーキを食べた云々)
気がつけばパンケーキ1袋とベーコンがレジに…



まあオヤツだからいいか、と軽い気持ちで買って帰りましたが
なんとそれを夕飯にするという相方

なにぃ?

今夜は冷凍のタラを片付ける予定で
付け合せの野菜も残してあるのに…

まあいいか
残ったら全部火を通して長距離ドライブの軽食に持って行こう

というわけで
その日の相方の夕飯はパンケーキ
具材は定番のベーコンとグラニュー糖
すごいハイカロリー
すごいシンプル
しかも試してみたくない組み合わせ

この国には「1日30品目」とかいう概念は存在しないみたいです

わたしは無難にシナモンシュガーやラズベリージャムでいただきました
(オヤツとして)



ちなみにこの日は feittirsdag という日でもあって
「脂肪の多いものを食べる火曜日」の名にふさわしく
クリームたっぷりのミルク粥なんかを食べるらしい

趣旨がよくわかりませんが
もしかしたら日本でいうところの
「冬至にカボチャ」的な深い意味があるのかもしれません

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