東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

雪の日々

2016-11-28 17:44:25 | ノルウェー山暮らし fjellgård
週末にサラッと雪が降って
翌朝玄関を開けたら



けっこう積もっている…

相方が軒下だけちょっと雪をどかしたようですが
正面に見えている納屋までの数メートルの雪かきは必須
(薪が納屋にあるので)

雪の量を見た相方から
私道の除雪に行くけど一緒に来る?とお誘いを受けたのですが
やることがけっこうあったので丁重にお断り

除雪と言ってもシャベルで雪かきをするのではなく
トラクターの後ろにプローをくっ付けてふもとまで行って帰ってくるだけなので
ヒマだったらついて行って動物ウォッチしたんだけどなー



ひとり留守番をしつつ家の用事を片付けて
一息いれようとソファに腰を下ろしてテレビをつけたら

何も映らない

ああ…
パラボラアンテナの雪もおろさないといけないのか

しかたがないので雪にまみれても大丈夫な装備を整えて外へ

果たしてアンテナは受信不能に陥っていました



玄関の正面は30cm程度の雪でも
アンテナ下はちょうど吹きだまりになるのか60cmくらい積もっていて
真下へたどり着くまでの雪かきがやたら大変



東京も先週雪だったみたいですが
きっともうすっかり溶けてますね…

おしゃべりカフェ

2016-11-22 19:44:31 | ノルウェー語 norsk
最近
町の図書館で språkkafé なる催しが試みられているので
先々週はじめて参加してみました



移民とネイティブスピーカーあわせて30人ちょっとが集まり
最初に少し説明を聞いた後は
4〜5人ずつのグループに分かれてフリートーク
移民の会話スキルアップとコミュニケーションが目的です

わたしは移民3人+ノルウェー人2人のグループでした

ノルウェー人2人のうち1人ははきはきと標準語で話してくれる女性で
わりと分かりやすかったのですが
もう1人はなんと83歳のおじいさん

おじいさんは当然のことながら地元の方言で話すうえ
声も民話の語り部のようなしゃがれ&震え声
聞き取りの難易度高すぎ…

全体的にまあまあ楽しかったのですが
なんと驚きの情報が!

同じグループにいたノルウェー人のうちの1人が
自分の職場に日本人がいると言うではないですか

彼女の職場は地元きっての大企業
その会社と工場があるおかげで
町は町の体裁を保っていると言っても過言ではないと思います

そこの研究室に日本人のエンジニアがいるらしい
初めは半信半疑でしたが
名前を聞いたらまぎれもない日本人名

この機を逃してはと携帯電話とメールアドレスを渡して
連絡を取ってもらうようお願いしました

そして翌週

町の中心地にある中華料理店で対面!

1月にここへ越して以来初めて見る日本人
初めて聞く日本語
日本語でしゃべれる幸せ!

この興奮はとても文章で表現できない…

とにかく
ありがとう språkkafé
毎週欠かさず参加しよう!

それから日本人のSさん
これからもよろしくお願いします

クリスマスマーケット

2016-11-21 17:24:27 | ノルウェーの村で bygd
ふだん週末はどこへもでかけずに
家の近くを散歩する程度なのですが
先週末は地元のクリスマスマーケットへ行ってきました

地元とはいえ山の自宅から民家のある場所まで行くのはひと仕事
しかも今の時期は朝8時半過ぎに家を出てこの暗さ



先々週まで雪道だったのですが
いまはガチガチの氷に変わっていて
場所によっては完全にツルツルのスケートリンク状態

全行程の9割は上りか下りの坂道なので
4WD車+スパイクタイヤ+4輪チェーンのフル装備で出かけました

会場は村の中心地から少し離れた場所にある公民館のような平屋の建物で
催事の呼び名はマーケット(julemesse)なのですが
いかんせんすごい田舎なので
日本の小学校のバザーとか小さなコミュニティのフリマのような趣です

出店者はほんの10組程度
ほとんどがハンドクラフトか食べ物で
手編み製品やクッキーなどなど

かくいうわたしと相方も
手作り小物の販売に初挑戦
ビーズのアクセサリーとつまみ細工小物
加えて相方のアイディアによる折り紙も用意



出店料は200kr(約2500円)だったので
それ以上売れたらヨシという感じでスタート
時間は11時から3時までというこれまたちんまりしたスケール

規模の小ささの割にはひっきりなしに人が訪れて
会場の一角に用意された喫茶コーナーは
主催者(地元の婦人会?)が販売するケーキやワッフルなどを買って
お茶する人で常にいっぱい
子供も自由にかけまわってやたらアットホーム
たぶん会場ににいる人たち全員顔見知り?

そんなコネもあってか
予想を上回る680krの売り上げに気を良くして
(まさかの折り紙も八角箱などの組み細工がいくつか売れました)
隣のテーブルでタイ人女性が売っていた春巻きを買っちゃいました

売れ筋がすこしわかったので
長い冬の間またコツコツと作ってメッセの達人を目指す!

…かもしれません

Norskkurs, uke24-25

2016-11-16 13:34:57 | ノルウェー語 norsk
10/31(月)〜11/11(金) うち3日学校休み
テキスト "Stein på stein" Kapitel 1-3 test

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試験が近づいているせいか
月日が飛ぶように過ぎていきます

なるべく勉強に時間を取るよう努力してはいるものの
語彙も聞き取りも会話も全く不十分
でも結局のところ実力以上の結果は期待できないので
もうあんまり考えないことにしました

先週は
8月後半からスタートしたテキストの1・2・3章が終わったところで
確認小テストがありました
語彙と文法と作文および聞き取りテストあわせて2時間程度

筆記はほぼ問題ナシでしたが
リスニングは9問中2問不正解
nivå B1のテキストの比較的簡単な最初の章で8割切っているというのは
ちょっといただけない…

クラス全体の結果も似たり寄ったりだったようで
先生方は話し合った結果
今後聞き取りと会話にもっと時間を取ることを決めたそうです
ありがたい

でも試験については学習の習熟度以外に別の心配も…

これは昔、日本でTOEICを受けた時にも感じたことなのですが
普段の勉強がわりとダラダラしているので
たとえば90分間ノルウェー語を読み続けたり
30分間集中して難解なノルウェー語を聞き続けたりが
果たして今の自分にできるかはなはだ疑問…

試験まであと2週間ちょっと
せめて毎日新聞の1ページくらい読んだほうがいいのかも


(いつもはヘッドラインを眺めるだけ)

2度目の冬

2016-11-15 22:26:01 | ノルウェー山暮らし fjellgård
学校へ通う平日
町の景色は紅葉と雪のコラボだったり



スーパーでは柿が買えたりして



微妙に秋の気配が残っています

ちなみにこの柿はスペイン産
そしてKAKIって書いてある



味も日本の柿そのものですごく嬉しい

ところがどっこい
週末に自宅へ帰ると





一面雪景色

雪が降っているときは周りの景色が見えなくて
どよーんとした気持ちになりますが
晴れるとちょっと散歩して動物たちの足跡をたどったりするのも楽しいです


(キツネ)





冬の間は自宅の周囲を囲っている柵のゲートを取り外してあるので
足跡は家の近くにもけっこうあります


(野ウサギ)

今年の初めに引越してきたので2度目の冬
太陽が見えなくなるのももうすぐ


(数分だけ見える太陽)

ノルウェー語の試験が終わったら
勉強は一時棚上げして今年の冬は編み物をたくさんしようかなー










自家製おやつ

2016-11-14 17:48:20 | ノルウェーの食べもの mat
先々週のように連休だと
甘いものをドーンと作るのに都合がいいです



ふだんの週末だけの滞在の場合
平日の5日留守の間
日持ちしないものを冷蔵庫に残しておけないので
ちょっと甘いものが食べたいと思っても
2日で食べきれるサイズでしか作れません

しかも相方はほとんど食べないため
自分ひとりで2日で食べきれる量
というか
2日で食べていい量を考慮して作るミニサイズのスウィーツ
しかも簡単に作れるものとなるとけっこう限定されます

その点ワッフルは相方も食べるし冷凍もできるしで便利



急な来客時に何もお茶菓子がない時も
家にある材料で簡単に作れるので重宝します

ワッフルメーカーは
関西のお宅に必ずタコ焼き機があるように
ノルウェーの家では必須の家電だと思われます
わたしが住んでいる家にもなぜか2台のワッフルメーカーが…



わたしはいつも小ぶりでこぎれいな
このハートが5つのやつを使っていますが
大家族だと2ついっぺんに作れるダブルタイプも人気らしいです
(双子用のベビーカーのように横に並んでいたり二階建てだったり)

ところで
ワッフルが焼きあがってフタを開けると



必ず上側にくっついています

でも
ホテルの朝食ビュッフェ(セルフサービス)でも学校のキッチンでもこうだったので
たぶんこれが正しい使い方のようです

バスタブ

2016-11-04 08:00:43 | ノルウェー山暮らし fjellgård
先週は学校が3日間お休みだったおかげで
いつもは2泊滞在の自宅に5泊できて
いろいろ細かい用事をこなせました

なかでも一番のイベントはバスタブの設置

そもそもこの話が出たのはいつだったか…
と思い返すとちょっと遠い目になります

まだ寒い頃に話が決まって
雪が溶けたあと早々にバスタブを山の自宅まで運んだものの
そのまま数ヶ月が経ち

わたしが夏に一時帰国しているあいだに設置しておくよと
相方に言われたものの未遂で
次に秋休みにやるはずが延期…

そうこうするうちにまた雪の季節
これはもう来年の夏だな、とあきらめた矢先
学校が連休になりあっという間に完成!



ちなみにバスタブは義父母宅から譲ってもらった年代モノのホウロウ製
(全く使っていなくて物置になっていた)



滑り止めのシールはセンスのいい義母のチョイスに違いない

ついでに言うと
実家から自宅へ運ぶ過程でバスタブの脚が1本折れましたが
接着剤でくっつけて問題なし

こういう工事を業者に頼まず自分たちでやるのが
わりと当たり前なお国柄のようで
わたしのアルバイト先のホームセンターにも
品揃えは完全に業者向けなのに一般のお客さんがたくさん来ます

つい先日も女性客限定のペンキ塗り講座が夕方に開催されて
仕事帰りの女性がなんと100人以上集まっていました
みんなやる気満々

そうか
バスルームの壁の一角だけ塗り残されて赤い部分も
わたしが塗ればいいのね
(昔シャワーキャビネットを設置したあと壁を赤→白に塗り直したらしい)

試験が終わったらペンキ購入しよう!


冬のはじまり

2016-11-01 20:09:12 | ノルウェー山暮らし fjellgård
学校で最初に月や四季を表す単語を習ったときに
春夏秋冬それぞれ3ヶ月と覚えるよう言われたわけですが
それによると冬は12月から2月まで

かなりの違和感を覚えつつも
きっと「冬」の定義が日本と異なるのであろうと理解していました



つい最近になって自宅の壁にかかっている板切が
昔のカレンダーだと知り

10月14日 冬のはじまり (14. okt. vinterdag )

とかかれているのを発見!



この木製のカレンダーにはいろいろな記念日が刻まれていますが
季節については夏と冬しかありません
ちなみに夏の始まりは4月14日

う、うーん
それはちょっと…

でも季節が夏と冬しかないわけだから
冬の終わりが4月13日ということなら
不思議と納得できたりして

加えて
10月の最終週の日曜日が過ぎると
時計を1時間戻して冬時間になるので
11月はもう立派な冬と言っていいと思います

実際のところ先週末
金曜日に学校が終わったあと外へ出るとシトシト雨でしたが
町で雨ということは山は雪?と思いつつ
週末を自宅で過ごすべく荷物をまとめてお昼過ぎに出発

果たして自宅への山道はずっと雪が降っていて
家に着くと一面真っ白



ああ、まだハロウィーンも済んでないのに…
(別に何もしないけど)

やっぱり冬は10月14日からだったのね

つくづく
昔の人は正しい、と思いました






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