東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

007とフィンエアの機内映画

2021-10-30 00:06:32 | 映画 movies
今回の一時帰国では
久しぶりに映画館に映画を見に行きました

007 No Time To Die



前作に引き続きのヒロイン役の女優さん
MI ゴーストプロトコルでクールな殺し屋をやっていたのを見て以来
ちょっと好きになっていたのですが


(たしか報酬はダイヤモンドでしか受け取らない殺し屋だったような)

007ではフランス語を話すシーンがあって
初めてフランスの女優さんだということを知りました

それからもうひとり
新米エージェント役のキュートな女優さんにも
ちょっと目が釘づけに



この可愛さかつセクシーさには見覚えが
ブレードランナー2049でJOY役だった人!



それに
ダニエル・クレイグのKnives Outにも
出ていたのを覚えています
あれも可愛かったなあ

わたしは女優さんが好みだと
映画がだんぜん楽しめるのです〜

加えてサプライズだったのがノルウェーロケ



観光でも有名なAtlanterhavsveienでカーチェイス
わたしも何度か用事があって都市へ行くのに
車で通ったことがあります
ここで007のロケをしていたとは…

きっと撮影時にはニュースになっていたのだと思いますが
公開がのびのびになっていたこともあって
まったく予想だにしていなかったのでビックリ

冒頭の雪の森林のシーンを見た瞬間に
なんか北欧っぽいな…と思っていたのですが
こんなにきっちりノルウェーが出てくるとは思いませんでした

短い場面ですが
子どもが見ているテレビ番組がノルウェーのキャラクターで
聞こえてくる音声もちゃんとノルウェー語のシーンもありました

印象的だったので後で調べたら
ちゃんとウェブにも紹介されていてつい笑ってしまった…


(filmweb.noより)


ついでに
機内映画の備忘録

まずは行きの便で観たアン・ハサウェイが魔女を演じる
The Witches



エンドロールを見てロアルド・ダール原作と知りました

そしてノルウェーに戻ってから
たまたまテレビで90年代の古いバージョンの同じ映画もやっていたので
何気なしに見たんですけれど…



なんでしょう
コンピュータグラフィックスなどが進んでいなかったぶんなのか
迫力がこっちのほうがあった気が…


(魔女のボスの本当の姿)

アン・ハサウェイも彼女にしては大胆だと思ったけれど
それでもどこか綺麗だったんですよね



魔法でネズミに姿を変えられた少年のラストが
新旧で違っていたので
近いうちに図書館で原作を借りてこようと思いました



久しぶりにノルウェー語で本を読む気になったのには
この映画(古い方)の冒頭の舞台がノルウェーだったこともあります

相方にそれを話すと

「ロアール(※)・ダールの両親はノルウェー人だからね」

とサラッと言われて
そういえばダールってノルウェーの名前だった、と
いまさら気付きました
(※ロアルドの「ド」はノルウェー語では発音しないのでロアールになります)


行きのフライトではなるべく寝ておきたいので
The Witchesを観たあとは目を閉じていて
日本へ着く少し前に朝食が出た頃からまたスクリーンをオン

メリル・ストリープの Let them all talk を少し観たら
わりかし面白かったので
続きを帰りの機内で観ました



メリル・ストリープ扮する主人公が古い友人2人と甥っ子を船旅に招待
ストーリーのほとんどの舞台が豪華客船でゴージャスです



ラストどうなるのかなーと気にしながら観ていて
最後が「えっ、これでおしまい?」とやや消化不良…

あんなことやこんなことは未解決のまま
観る人の想像力に任されてしまうタイプの映画で
ちょっと物足りない…

そこで続いては
もうタイトルだけで結末のわかるような
Isn't it romantic



予想通りの展開をそのまま楽しめる
賑やかなコメディ



ラストの全員集合の歌と踊りも
スカッとしてよかったです

その後は
ちょっと日本映画が見たい気分だったのですが選択肢になくて
かわりに日本語吹き替えの映画をチョイス
Wonder Woman 1984



見ているうちにどうやらこれはシリーズもので
前作があるらしいと気付いたものの
そのまま最後まで観ました

初めて見る女優さんでしたが
プロポーションも良くて品もあって
きれいなひとだったなあ



使命のあるヒロインにピッタリ

でも個人的には
敵対するバーバラ役の女優さんが好みでした



地味で素朴なキャラクターからの豹変っぷりが
これまたよかった



こうして振り返ってみると
いいなーと思う女優さんはたくさんいるのに
(というよりすぐ好きになる)
男性の俳優さんはなかなかお気に入りのリストが増えません

でもまあ
今回は日本にいる間に
フラガールの再放送をテレビで見て
大好きなトヨエツを堪能したので大満足


(ラストのスローモーションのシーンが一番好きです)

さて
ヘルシンキまであともう少しという頃になってからは
前回の渡航で見つけたヨガのシリーズを流して
リラクゼーション



まだまだ乗客が少ないにもかかわらず
エンターテイメントをアップデートしてくれているフィンエア
そしてなによりもそれ以前に
運行を続けてくれて本当にありがとう。。

フィンエアーで映画2021

2021-04-19 19:12:50 | 映画 movies
一時帰国の機内で観た映画の備忘です

行きに観た映画のうち覚えているもの…

「Richard Jewell」



実話に基づいた話です

ふだんあまりこういう社会派ドラマは観ないんですけれど
クリント・イーストウッド監督というので
ちょっと気になって観てみました

弁護士さんがよかったなー


(右が主人公のリチャード、左が弁護士さん)

そしてラストが良かったです
それまで一貫してパッとしない感じだったお人好しの主人公が
もう言わせてもらうけど、と本音をぶつけるシーン

スカっとしました

いけすかない女性新聞記者の人も
最後にはちょっと好きになって
この女優さんのほかの役も見てみたい気持ちに



やっぱりクリント・イーストウッド監督作品はいいなあ

続いては
少し現実離れしたものが観たくてスリリングなSF映画

「TENET」



「インセプション」の監督作品だとトレーラーにあったので
(本編の前にトレイラーをチェック)
難解かも…と思っていたら
やっぱり難解でした



主人公が知らない俳優さんというのは
ニュートラルに観られるので好きな映画の条件のひとつです

と思ったら
トワイライトのヴァンパイヤの人がこんなところに!



薄倖そうな感じがなんかイイわー

ストーリーは時間を逆行?するというようなもので
わたしにはややこしかったのですが
なんとロケーションにオスロ空港が登場してにわかに親近感

観終わって疑問がたくさん残ったので
いつかDVDを借りてきて見直したいと思いました

さて
帰りに観た最初の映画は

「TAG」



大人が本気で鬼ごっこをするという設定は
ちょっとバカバカしい気もしたんですけれど
トレイラーにチラチラと気になる俳優さんが映っていて
観はじめました



ボーン・レガシーといいミッション・インポッシブルといい
ちょっと肉体派の役よね、この人
コメディでどんなふうなのか見てみたいと思ったら
唯一のカッコイイ役ではないですか



こちらの女優さんは
NOW YOU SEE MEの時のようなクールな美女役よりも
こういったぶっ飛んだ感じのほうがスキです

そして偶然なことに
行きの便で観た「Richard Jewell」に出ていたFBI捜査官役の人



コメディでおちゃらけていてもFBI捜査官に見えてしまう…



機内に人がいないのをいいことに
けっこう声を上げて笑った映画でした

つづいて軽いものをもう一本

「How to be single」



もうね、この彼女はどうしても
アナスタシア・スティール(Fifty Shadesシリーズ)に見えてしまうんですが
ファッションがとっても可愛かったです



なかなか共感できるような部分はなかったけれど
途中で飽きずに最後まで観ちゃいました

色々な人が登場して群像劇みたいなところがよかったのかな
あとラストの景色が綺麗でいい気分で観終われたのもよかったです

ノルウェーへ戻る時は
あまり眠ることを気にしなくていいので
調子に乗ってNetflixのドラマもひとつ見ました



エピソード1〜3を見たのですが
レニー・ゼルウィガーがキム・ベイシンガーみたいに見えました
コワイ〜

続き、ちょっと見たいような見たくないような…


乗客が尋常じゃない少なさにもかかわらず
エンターテイメントをリニューアルして提供してくれているフィンエアー
ありがとう!


フィンエアーで映画2020

2020-11-08 11:51:18 | 映画 movies
機内の楽しみは何といっても映画
ノルウェーでは基本的に英語かノルウェー語でしか映画を観られないので
邦画や日本語吹き替えが充実している日本発着便は
字幕を読む手間さえ省けてすごくうれしい!

「スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」



これでシリーズ完結
もう続きが見られないかと思うとサミシイ…
それにしても最初のシリーズから続演の俳優さんたちスゴイの一言です
ハリソン・フォードなんかホント若かったよね〜



もうひとつ観た気もするけれどすでに思い出せず
日記を見て思い出しました

「THE GOOD LIAR」



わたしにとってこの2人は他の映画の印象が強くて
ついガンダルフとREDのヴィクトリアを連想してしまいそうに


(よみがえった白のガンダルフ)


(凄腕スナイパーのヴィクトリア)

でもヘレン・ミランはこの映画の中では
銃をぶっ放すかわりに用意周到な復習計画を…



ラストがちょっと暗くて
何か他の映画を観たくなったことを覚えているのですが
何を観たか思い出せません
(日記を書いた時点でもう思い出せていなかった)

さて
帰りの飛行時間は行きより30分ほど長いし
着くのが夕方でホテルに入って寝るだけだという気軽さから
心置きなく映画を観られます

いつだったか帰りの便で犬の出てくる映画を観てヒコを思い出して号泣だったので
慎重に犬キャラを避けてチョイス

家族愛とかも危ないけれど
かといって殺人や甘いラブストーリーも気分ではなかったので
お気に入りの女優さんのひとりエマ・ストーンが出ている
女性たちがメインの映画にしました

「The Help」



いつまで経っても名前を覚えないけれど
「The shape of water」や「Hidden Figures」にも出ている
この黒人の女優さんもなぜか気になる



エマ・ストーンのカーリーヘアがすごくキュートで
これが地なんじゃないかと思うくらい似合っていると思いました



「Hidden Figures」とも通じる人種差別のテーマ
勇気を持って立ち上がる女性たちに拍手を送りたい気分

でも家族愛や友情が描かれるシーンではうるうるしてしまい
次は何かスカッと笑えそうなものがいいなーと思っていたら
おお、うってつけの映画があるではないですか

「翔んで埼玉」



いやー
面白かった!豪華キャスト!
機内が空いているのをいいことに
思う存分大笑いしました



魔夜峰央ワールドそのままのキャラがまた楽しくて
パタリロが読みたくなってしまいました

続けて2本

「BIRDS OF PREY」



スピンオフと知らず元の映画も知らずに観ましたが
これもガールズパワー炸裂でなかなか爽快



ユアン・マクレガーって悪役が似合うよね

主人公役の女優さんは知らない人だけれど目が離せなくて
メイクの薄い状態で出ている別の映画を見てみたくなりました



最後にまだ少し時間があったので
途中までしか観られなくても大丈夫そうな
ディズニーファンタジーをプレイ

「Oz : The Great and Powerful」



案の定最後までは観られませんでしたが
きっとディズニーの名作はまた観る機会があるはず

とここまで書いて
今年の春に一時帰国したときにも何か映画を観たはずなのに
もう思い出せないことに思い至りました
これだからやっぱり備忘のためにブログに書いておかないとね…

フィンエアーで映画 2019秋

2020-01-22 14:03:37 | 映画 movies
日本への一時帰国の際に
機内で見た映画の備忘をいつもブログに書いていたのに
去年の秋の帰国の分をすっかり忘れてしまっていたので
今のうちに覚えている分だけでも

行きのフライトで最初に観たのは「Yesterday」



文句なしによかった〜
ビートルズの名曲がこれでもかと繰り出されて
もうそれだけですごく楽しめたということもあるけれど
主人公が超イケメンではなくて女優さんが好きなタイプで
ラスト予想できなくて観終わったあと笑顔になるという
好きな映画の要素ぎっしり

音楽の余韻から離れたくなくて
2本目は「Rocketman」



実話に基づいているだけあって
エルトン・ジョン苦悩の日々が見ていて切なかった…



でもその分よけいに
後に良いパートナーと巡り合えたというキャプションが
しみじみ心に響きました
よかったね、エルトン



ところでヒドイ恋人役のこの人
どこかで見た顔だと思ったら
ディズニー映画の「シンデレラ」の王子様役だった人?



ピュアなヒーロー役よりこっちの方がなんか良かったかも…

この人のせいかどうかわかりませんが
ディズニー映画になんとなくフラフラと引き寄せられて
3本目は「Aladin」



本当ならそろそろ少し寝た方がいい時間帯だったし
有名なストーリーはすでに知っているし
最後まで見られるかわからないと思いつつ見始めたものの
さすがディズニー映画
気がついたらラストの大団円



個人的にはジーニーが良かった!

帰りのフライトは
なぜか具合が悪くなる確率が高いので
映画に見入って頭痛のサインを見逃したりしないよう気を付けつつ
まずは優しそうな犬の映画「The art of racing in the rain」



チョイス間違えた…
ヒコを思い出して号泣…

犬種は全然違うし
ストーリー自体もわたしの人生とちっともかぶっていませんが
お互い大事に思っている人と犬とのつながりは万国共通



ついでに
最後のクレジットまで
主役の犬の声がケビン・コスナーだったことに気付かなかったことも
軽くショック…

涙で痛くなった目をしばし休めて
そのあと何かスカッとした映画を観ようと思ったはずなんですが
何を観たか思い出せません
残念…

最後に
ノルウェーに戻る前にノルウェー語リハビリをと
観たことのある映画「Amundsen」を途中まで観ました

AMUNDSEN - 東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

人類で初めて南極に到達した探検家ロアール・アムンゼンの生涯を描いた映画です日本人で彼の名前をそして彼がノルウェー人だということをどれくらいの...

AMUNDSEN - 東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

 

あと、これは機内で観たんじゃないけれど
日本で観た唯一の映画「マレフィセント2」



前作のキャストに底光りするミシェル・ファイファーが加わって
予想より面白かったです



フィンエアーの機内の映画ラインナップは
豊富で入れ替えも早いのでいつも楽しみ
次の一時帰国が待ち遠しいです

フィンエアーで映画2019 その2

2019-06-24 09:07:25 | 映画 movies
日本便の機内で見る映画のいいところは
日本語字幕か少なくとも英語字幕がある点ですが
ときどき日本語吹き替えの洋画や日本映画もラインナップされています

ふだんは自宅でも映画館でも
ノルウェー語字幕でしか観られないので
英語力もノルウェー語力も中途半端なわたしが満喫できる映画は限られていて
映画好きとしてはフラストレーションがたまるばかり

なので
一時帰国の機内ではここぞとばかりに映画を観ます

今回は行きの便で真っ先に観た「ボヘミアン・ラプソディー」が1番よかった!



あまりに良すぎて
クイーンの名曲が頭の中で鳴り続けて
次いで観たの映画がなんだったかもう思い出せないくらい

最後には確か
エマ・ストーンが好きなので選んだ「The Favorite」を観て
えっ、これで終わりなの…と消化不良な感じで
もう一度「ボヘミアン・ラプソディー」を観てスカッとしたくなったことを覚えています



別の機会にみていたらきっと
もう少し違う感じ方をしたかも、と思った映画でした

日本でも一度だけ映画館で映画を見ました

知人に勧められた「長いお別れ」



ちょうど結婚したばかりでメディアの注目を集めていた蒼井優ちゃんは
「フラガール」以来大好きな女優さんで
期待を裏切らずとても良かったのですが
意外にも長女役の竹内結子により多く気持ちが寄り添いました



海外に住んでいるという状況が自分と重なったせいかも?

そして
山崎努、すごいの一言



久しぶりに邦画を見ましたが
なかなかよかったです

その影響かどうかわかりませんが
帰りの飛行機でも珍しく邦画が観たくなって
「スマホを落としただけなのに」を観ました



うーん、怖い
携帯端末のセキュリティにもっと気を遣おう、と
改めて思ったのはわたしだけではないはず

コワイコワイ…

ここはひとつ夢のあるディズニー映画で
心を温めなければ

というわけで続けて「The tomorrowland」をチョイス



んっ?
この男の子、どこかで見た…



そうそう、「ルーパー」のシド役の子!
すごく印象的でおぼえていました



いい気分で見終わって
もうひとつさらにハートウォーミング系がいいと
「最強のふたり」のリメイク「The upside」



おお、ニコール・キッドマンが
美人でハイキャリアでクールな役
ピッタリ!



でもラストの笑顔がすごーく素敵で
さすがだなーと思いました

時間切れで途中までしか観られなかった
アクション映画の「Captain Marvel」と
ヴァン・ゴッホを描いた映画「At Eternity’s Gate」も
いつかどこかで続きが見られるといいなー


(アメコミ映画は興味ないけどこれは面白かった)


(ウィリアム・デフォーがゴッホ役)

ああー
やっぱり映画はいいですね

AMUNDSEN

2019-02-27 23:50:53 | 映画 movies


人類で初めて南極に到達した探検家
ロアール・アムンゼンの生涯を描いた映画です

日本人で彼の名前を
そして彼がノルウェー人だということを
どれくらいの人が知っているのかな?

わたし自身は地理や歴史にとても疎いので
この偉業を成し遂げたノルウェーの国民的英雄が
日本でどれくらい有名なのかがわかりません…

初めてアムンゼンの名前を見かけたのは
ノルウェーに引越してきた年で
語学学校の教科書の中でした


(ノルウェーで知らない人はいない有名な写真)

2回目は確か
オスロを観光した時に立ち寄ったフラム号博物館


(博物館の近くには彫像も)

今回の映画では
有名な南極探検についてだけではなく
彼の人生そのものが描かれています


(牛乳のパッケージもここ数週間アムンゼンバージョン)

珍しくノルウェー語の映画を観に行こうと思ったのは
最近うちで読んでいた本に偶然
アムンゼンの名前が出てきたせいもあります

ジェフリー・アーチャーの「遥かなる未踏峰」という小説の中の
イギリスの南極探検家スコット大佐の公演のシーン
1人がスコットに質問します

「アムンゼン率いるノルウェー隊も南極征服を計画しているという噂が流れていますが
それは心配ではありませんか?」

この本を初めて読んだのは
まだわたしがノルウェーと何の関わりもなかった頃だったので
当時はスルーしていましたが今回は目が釘付けに!


(登山にもジョージ・マロリーにも興味のない人にもおすすめです)

ちなみにスコット大佐の返事は

「南極点に最初に到達するのは、ヴァイキングではなくイギリス人です」

この小説は史実に基づいていますがあくまでフィクションなので
ディテールの真偽のほどはわかりませんが
マロリーのエベレスト登頂の挑戦とアムンゼンやスコットの南極探検が
どちらも同じ1900年代前半であったのは事実なので
もしかしたらこのやりとりも本当にあったのかも

スコット隊との競争にも勝利し
人類初の南極点到達チームのリーダーとして歴史に名を刻んだアムンゼンですが
イギリスの王立地理学会では冷遇されたり
私生活で問題を多く抱えていたりと
決して順風満帆な人生ではなかったことが映画を観るとよくわかります

ノルウェーといえば
「叫び」のムンク
あるいは「人形の家」のイプセン
それから「ペール・ギュント」のグリーグといった
芸術家しか知らないという日本のアナタ

もしもこの映画が日本で公開になったらぜひ見てみてください
ノルウェー人の底力を垣間見ることができます


フィンエアーで映画2019

2019-01-20 11:22:12 | 映画 movies
一時帰国の楽しみの一つは映画です
日本で見られる劇場版はもちろんですが
フィンエアーもけっこう充実していて毎回楽しみ

今回の帰省では
行きの便でミーハーなハリウッド映画を2本



「ミッション・インポッシブル フォールアウト」は
ノルウェーでのロケが国内で話題になっていたので
そのシーンを楽しみにもしていました

冒頭のほうでいきなり
ノルウェー人科学者の役でノルウェーの人気俳優が登場した時には
おお!やはり!ノルウェーがらみ!と期待が一気にアップ


(わたしですら知っている有名人 Kristoffer Joner )

ところが
ストーリーが進んで舞台があちこちへと移り変わりつつも
なかなかノルウェーが出てこない

そしてとうとうクライマックス
イーサン・ハントが世界を救うシーンにとうとうノルウェーの名所登場!



バックにはフィヨルドがクッキリ

しかし
なんと残念なことに別の国という設定…

え〜
そんなのアリなの?

・・・・・・

気を取り直して
スカッとしそうな「オーシャンズ8」



うんうん、予想どおり
みんなステキだったけど
個人的にはヘレナ=ボナム・カーターが好き!



帰りの便では「少し寝ておかないと」というプレッシャーが少ないので
眠くならない限りずっと映画を見ています

まずは実話に基づいた Hidden Figures
感涙!
もう良かったの一言!



ケビン・コスナーやキルスティン・ダンストがすっかりかすんでしまう
メインの黒人女性3人のそれぞれの格好良さ!
女友達にオススメしたい一本です

帰路の2本目は
ノルウェーに帰る途中ということもあって
なんとなく大自然の映画が観たくなり選んだ The mountain between us



見ているだけで凍えそうな寒い雪山が舞台
でもラストでこれまた軽く涙が出ました

次は何を観ようかなーとリストを眺めていたら
Hidden Figures の感動がまたよみがえって来て
共通のテーマ(数学)が含まれた Gifted をスタート



そうしたらなんとほどなく
Hidden Figures のメインの女優さんの1人が出ているではないですか!
ビックリ!



そういえば彼女
昨年の夏の帰省の時に機内で観た映画 The shape of water にも出ていました




(主人公の女性の後ろにいる同僚)

縁があるわー
彼女のファンになりそう

ノルウェー映画 HARAJUKU

2018-12-03 12:18:32 | 映画 movies
最寄りの町には映画館はありません
が、公民館のような建物にホールがあって
イベントやコンサートやたまに演劇や
それから映画の上映もそこでやっています

お!観たい!と思う映画があっても
毎日上映していないし上映は1日1回だし
ほんの数週間で終わっちゃうしで
町に住んでいないわたしにはなかなかハードルが高い…

掲示板の上映映画のポスターを眺めて
わー、いまこういうのやってるのねーと思うのが関の山です

先日
何気なく見かけたポスター
思わず二度見しました



「HARAJUKU 原宿」

漢字表記もある(Uの文字の中に小さく)

一瞬、日本映画かハリウッド映画かと思いましたが
俳優さんの名前がノルウェー人
そしてポスター上部に

EN AV ÅRETS BESTE NORSKE FILMER
(今年最高のノルウェー映画のひとつ)

と書かれているので間違いなくノルウェー映画らしい

家に帰ってからインターネットでトレイラーを見てみたところ
家族を題材にしたドラマのようです

時期はクリスマスイブ
母親を亡くした15歳の女の子が
片道切符を手にひとり日本へ行こうとするが…



この女の子はそもそも原宿の若者文化に興味があって
オスロでコスプレしたりするグループに所属していたので
いろいろな問題から逃避しようと思った時に
日本へ行く!と思い立ったようです(観ていないので推測)

トレイラー中には何度かアニメーションも登場



ちなみにポスターの上部にあるサイコロは
5社が6点満点中5点をつけたということで
なかなかの高評価

ちょっと観たい、かも

Birkebeinerne

2018-04-08 19:50:38 | 映画 movies
めずらしくノルウェー映画を観ました
(テレビでですが…)



ノルウェー人なら知らない人はいないであろう
有名な史実がベースになっています

タイトルの Birkebeinerne は
とあるバイキングの部族の名前で
その部族の2人が主人公です
(国外用の英語のタイトルは個人的にはちょっと残念な Last King)

西暦1200年頃のこと
(※ 海賊のようなイメージのバイキング黄金時代は終わっています)
ノルウェー国内の部族間の勢力争いに
デンマークやスウェーデンなどの他国がからんでの戦国時代

王であった父が亡くなったため
たった2歳にして王位を継ぐこととなる男の子を敵の攻撃から守るべく
命懸けで雪山越えを成し遂げた猛者たち



ストーリーはもちろん感動的でしたが
目を見張ったのは彼らのスキー姿の格好よさ!
「ロシアより愛をこめて」の007かと思いました

しかも007よりはるかに原始的な装備で54kmのロングラン
赤ん坊しょって(あるいは前に抱いて)道なき森を抜け
ギャップをジャンプするわアップヒルを駆け上がるわ
とにかくすごいの一言です

ノルウェー人のスキー魂のルーツを見た気がしました


(絵画にもなっている)

ノルウェー語学校に通っていたときに
教科書に載っていたのか先生から話を聞いたのか忘れましたが
この本当にあった伝説的なストーリーと
それをもとにしたクロスカントリースキーのレース
「ビルケバイネレンネ(Birkebeinerenne)」について
ぼんやりと覚えていたので
ノルウェー語(字幕なし)の映画の割に意外と楽しめた次第です

余談ですが
birk (bokmål では bjørk) は「樺の木」
bein は「脚」の意で
防水生のある樺の木の皮をひざ下に巻きつけている(スキーブーツのかわり?)のが
この部族の名前の由来だとか

この樺の木の皮は今でも結構いい値段で売れるから
薪(樺の木で作る)を作る時間が余ったら皮を集めようかな、と
以前相方が言っていたことを思い出しました
本気かどうかわかりませんが…




フィンエアーで映画

2018-02-11 22:57:41 | 映画 movies
この冬の一時帰国では
飛行機の中でけっこう映画を観ました

行きの便はいつも時差ボケが軽いので
心身へのダメージを気にせず気分でチョイス

この映画、観たことあったかどうか思い出せなかったので
とりあえず見始めたジョニー・デップ主演の「ダーク・シャドウ」



好きな女優さんの1人、エヴァ・グリーンが出ていて嬉しかった
(そして観たことなかった)

いやー
やっぱり映画はいいなあ
もう1本観よう!何か新しい映画!と勢いづいて
「ハムナプトラ」ですごくチャーミングだったレイチェル・ワイズが
謎めいた未亡人を演じる「いとこのレイチェル」をスタート


(この画像コワイ…)

ずっと謎の答えを探して見ていたのに
最後が釈然としない終わり方で消化不良…

気を取り直して
何かスッキリするもの、と思い「メイズランナー」を観たら
なんとこの映画も次作へ続く的な終わり方で
またしても不完全燃焼



むむむ
続編も観ろってこと?
でも続編はもういいや…

帰りの便はいつも具合が悪くなるので
やや慎重に選びます

心が温まりそうなドラマ系が無難と踏んで選んだ
実話に基づいたテニスの話「Battle of the Sexes」が
意外にもとてもよかった!


(邦題がわからない…)

ちなみに主役の2人は 「Crazy, Stupid, Love」で父娘役でしたが
今回は敵同士のテニスプレーヤー
エマ・ストーンもなんとなくスキ

気を良くして
似たようなカテゴリーかつ
「英国王のスピーチ」でドクター役だった人(なんとなくスキ)が出ている
「優しい本泥棒」という映画を見始めたものの
半分くらいで頭が疲れてきてしまいリタイア
ナチス政権下のドイツが舞台だったせいかも…



これが日本へ向かう便だったら見続けていたと思うのですが
なんといってもノルウェーへ戻る行程は要注意なのです
頭痛のタネが芽生えたら大変
(酸素吸入した前々回の悪夢が蘇る…)

ここはひとつ楽に見られるもの、と思い
キッズカテゴリーから探してみることに
すると思いがけずノルウェー語吹替えのある映画がありました
その名も「トロルズ」



しばらくノルウェー語に集中して見ていたのですが
ポップすぎるというか動きが多すぎるというか
またしても疲れてきたので途中で断念

他にノルウェー語吹替えの映画はないかと探してみましたが
どうやらこれ1本らしい…
トロルだから?

かわりにスウェーデン映画がいくつかあることに気付きました
スウェーデン語はノルウェー語にかなり似ています
以前、飛行機の中で隣になったスウェーデン人と
スウェーデン語とノルウェー語で会話ができたことを思い出して
スウェーデン映画「Siv sover vilse」にチャレンジ!



Siv という名前の女の子が夜に不思議な体験をする
ちょっとファンタジックな映画

父親が眠っている小さな娘に声をかけて起こし
窓の外を見るとオーロラが



「朝にオーロラが見えるとマジカルな1日になる」という台詞を聞いて
ああ、そうか、暗いけど朝なのね、と
北欧の極夜を思い出しました

それにしても主役の女の子がとにかく可愛い〜



台詞も少なくて静かな映画で気持ち良く見ていたのですが
いつの間にか眠りに落ちて最後どうなったのか覚えていません

残りのフライトが3時間程度になった頃
目が離せなくてあっという間に時間が経つ映画を求めて
日本でも映画館で上映中だった「キングスマン ゴールデンサークル」にトライ



前作「キングスマン」を先に観たいと思って探したのですが見当たらず…

ところが
このゴールデンサークルを観ているうちに
前作を以前同じようにフィンエアーの機内で観たことを思い出しました

コリン・ファースの他にもお気に入りの俳優さんが出ていて
思いのほか面白かった!

映画を楽しめたせいか
無事9時間半のフライトを乗り切れました
次回もこの策で行こうかなー

注意書

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