東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

オーロラの河

2024-11-17 11:24:40 | ノルウェーのオーロラ nordlys
今週の半ばから太陽が昇らなくなって
日光を浴びられない日々に突入しました


(2週間前、かろうじて谷間に顔を出していた太陽)

でも世の中はうまくできているなあと思うのが
かわりにオーロラを見る機会が増えることです

普段目にすることが多いのは
北の方の山の稜線の上の方にアーチ状に現れる弱い光の帯で



静かにたなびいているくらいだと
相方に知らせたりすることもなく
少し眺めて窓辺から離れますが
光が活動的になってくると
しばらく目を離せなくなります



何度見ても不思議
生きているみたい…



光の帯が北の空ではなく
上空高くに現れることもときどきあって
そんな時には窓からでは全体が見られないので
コートを着て表に出ます

先週はそんな日が
3日間続けてありました

うちは360度地平線が山の稜線なのですが
ほぼ真東の山から天井へ向けて光がたちのぼり



西の山の稜線からも同様に
上空に吸い寄せられるように
ビュンビュンと光が走り続け…



全天の両端から上空へ向かってほとばしる光は
天の川のように天空をわたる
一本の大きな光の河になり
絶えずその形を変えながらゆらめき続けます

オーロラの全体を眺めようとすると
北ではなく南の方角を向いて立って
首が痛くなるくらい高くを見上げる格好になるというのが
なんとも不思議

この日は
2階の寝室へ引き上げてからも
東向きの窓から見える空は一面オーロラで
寝るのが惜しいくらいでした


(午前1時頃、写真左上に北斗七星)

冬到来

2024-11-16 20:06:29 | ノルウェー山暮らし fjellgård
8月の後半に
今年の夏に生まれた子ウサギの記事を書きかけたまま
あっという間に月日が流れて
はや2ヶ月以上が経ってしまいました


(8月の頃の子ウサギ)

その間に薪作り繁忙期に突入したり
日本に一時帰国をしたり


(忙しかったけれど富山行きは敢行)

10月中旬
やっと涼しくなり始めた日本からノルウェーに戻ると
カレンダー上では同じ秋でも別次元の寒さです



家の周りの羊たちはすでに姿を消していて
スーパーに並ぶ新鮮なラム肉が美味しい季節


(生肉で買えるのは今だけなのでラム肉料理を結構食べます)

ノルウェーではめずらしいカボチャが店頭に並ぶのも
同じ頃です



自宅のある山沿いでは雪の日が続いても
フィヨルドに近い町ではまだ冷たい雨止まりだったりして
10月中は紅葉の名残を楽しめました



日照時間が目に見えて短くなって
時計の針を1時間戻して11月に入ると
にわかにクリスマス・マーケットで忙しくなります


(人が多くて出店がほとんど見えませんが…)

以前は毎年いくつものマーケットに
誘われるままに出店していましたが
去年あたりからわたしも相方もちょっと息切れしてきたので
今年は2か所のみに絞りました


(ハンドクラフトは作っている時がいちばん楽しい!)

今月末は地元の村でクリスマス・マーケットがあって
ここは毎年欠かさず出店するし
来る人も常連さんが多いので
少し目先の変わったものを出したいところです


今日は外は軽く吹雪
積雪の予報は50cm
明日は朝から玄関先の雪かきでスタートかなあ…


(部屋の中は薪ストーブで快適)

注意書

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