東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

夏の雨

2023-07-13 15:43:44 | ノルウェー山暮らし fjellgård
珍しく暑いほどの好天が続いていた先月は
上半身ビキニで庭仕事をしていたくらい夏モード全開でした


(スイカの切り方がちょっとわたしと違うノルウェー人)

散歩に出歩くのも気持ちが良かったなー


(小鳥たちの巣作りも最盛期)

それが7月に入ると
うって変わって雨の多い肌寒い天候に…



しょっちゅう虹が見られるのは悪くないけれど
そのぶんカミナリ雲も多発して
その度に芝刈りロボットやコンピュータの電源を落としたり
停電に備えたりとちょっと気忙しく

おまけに
明け方10℃を下回ると薪ストーブに火を入れたり
霧の日には森歩きの散歩は危ないので控えたりと
巣ごもり状態が続いています


(谷の反対側から見る自宅のある場所)

そしてつい先日のこと
下山して町で仕事をした帰り
幹線道路が土砂崩れで通行止めとの情報が

えっ…
あそこ迂回路ないよね…


(道路沿いの川はすごい濁流)

いちおう通行止めの場所まで向かってみましたが
作業をしている人の説明によると当日中の開通は不可能とのこと

あとでニュースを見たら空中からの写真があって
なるほど、これじゃあ復旧に時間かかるとはずだと納得


(NRKより)

さらに後で知ったところによると
土砂崩れは数ヶ所で起こっていて通行止め区間は約18kmに及んでいました

仕方がないので家とは逆の方向へ向かって走り
フィヨルドに出てフェリーで対岸へ渡り北回りで帰宅することに

うまく説明できませんが
たとえば銀座から渋谷へ行くのに
いったん千葉へ出て木更津からアクアラインを通って
川崎から都内へ戻る、くらいの遠回りです


(ガソリンスタンド併設のショップでハンバーガーの夕食)

おおよそ6時間ほどかけてやっと家に着いたのは日付が変わる前
道路が復旧したのはその更に2日後でした

日本の台風や豪雨を知っているわたしには
全く大した雨量に思えないのですが
地盤がよほどゆるいのか急勾配の山が連なっている地形のせいか
地元の人にとっては驚くに当たらない土砂災害だったようです

そういえば
3年前にうちのすぐ近くの山道でも土砂崩れがあり
その時もセルフでの道路の復旧にはかなりの日数を要しました

この先もしばらく雨の予報で大雨注意報も出ているので
今度町に出たら少し多めに食材を買っておこうと思います


(さくらんぼが食べられるのも夏の今だけ)

ハーブ天国

2023-06-24 12:50:21 | ノルウェー山暮らし fjellgård
夏は庭仕事がたくさんあります

庭といっても草花や野菜を育てているわけではないので
主に建物周辺をじわじわと浸食してくる雑草との戦いと
無限に続く裏庭の間伐
そしてベリーの収穫などです

加えて今年はラベンダーリーフティー作りに挑戦中



家のすぐそばに無尽蔵に生えているので
朝起きてすぐ飲む分は摘みたてをフレッシュで
秋冬に備えて保存できる乾燥茶は
晴れた日に新聞紙に広げて天日干しします

花が咲く前の先の方の柔らかい葉だけを摘んでいるせいか
ジャスミンティーにも似たスッキリした柔らかい味で
とっても飲みやすい



思いついて
庭中に伸び放題の雑草の中にも良さそうなハーブがあるのではと
インターネットで調べてみると…

geitrams(ヤイトラムス : 翻訳するとヤナギランと出ました)が
なんと古くから万能薬のように使われているとのこと


(花が咲く前のヤイトラムス)

このヤイトラムスは放っておくとわたしの背丈ほどに伸びて
花の後は綿毛がすごいし
(昔の人はこれを紡いでいたという記述も)
茎が太いせいで立ち枯れた後も行く手を阻むので
目の敵にしてなるべく引っこ抜いていた草でした

ラズベリーの葉と同様に
先端の柔らかいところを摘んで熱湯を注いで待つこと10分
味を試してみたらなかなか悪くないどころか
ランとつくだけあって香水の原料にさえなりそうな芳しい香りです

こちらも乾燥茶を作ることに



本格的な作り方を紹介しているブログがありましたので
もし興味のある方がいらっしゃいましたらご参考まで

Te av geitrams

Nå har jeg funnet min måte å gjøre det på, som gir en nydelig, smakfull te. Du vil ikke angre om du våger å prøve.

Jakobine`s

 

こちらノルウェー語ですが写真も多く
翻訳ソフトを使えば難しくなさそうです

ちなみに
ヤイトラムスには鎮痛消炎の効能もあると書いてあったので
何をつけても良くならなかった長年の湿疹に
試しに生の葉を湿布してみたところ
つけた瞬間からスーッと痒みが引いて
数日するうちにきれいな皮膚へと治ってきました

すごい、すごすぎる…

これはぜひ通年使えるようにしたい!と思って
ちょっともったいないと思いつつ
日本から持ってきた秘蔵の焼酎を使って
焼酎漬けをひとつ作りました



河口湖にいた時に重宝していた
へびいちごの焼酎漬けを思い出すなあ…

「雑草という名前の草花はないのよ」
とはいつか母から聞いた言葉ですが
そのことをしみじみ思う今年の夏です



夏期のはじまり

2023-06-03 15:25:03 | ノルウェー山暮らし fjellgård
6月を目前に
ようやく家から車で出かけられるようになりました!
うれしいー



去年に続いて今シーズンも雪解けが遅くて
山道の開通が5月最後の週末でした

まだところどころ路肩に雪が残っていたりしますが気にしません
ついでに言うとまだときどき雪がちらつきますが
今の時期の雪はすぐに溶けるので気にしません


(ウサギたちも気にしていない)

それよりも車が通れるようになった今
自宅から1キロ足らずのあたりで
相方が進めている道路工事の方がやっかいです



これまではATVでしたので
重機を少し動かせば脇をすり抜けられていましたが
乗用車(しかも幅のあるトレイルカー)ではとても無理

ちなみにこの道は居住者以外の車両侵入禁止区域で
しばらく先に行政の立て札もあるのですが…



それでもたまに
観光客がうっかり普通の乗用車で入ってきてしまうことがあるので
Uターンできる場所に手作り看板を設置



間もなくヒツジの放牧に
大きなワゴンを牽いてやってくる羊農家さんとも
スケジュール調整しないといけません



梅雨というシーズンのないここでは
6月はオフィシャルに夏

ルバーブもニョキニョキ育って
気がつくと花の蕾が伸びてきています

花が開いてしまうと食べる茎の部分が固くなってしまうので
ちょっとかわいそうですが蕾は全て切ってしまって
ついでに茎をいくらか摘んでさっそくジャム作り



これからベリー摘みも始まると思うと急に気忙しい感じがしますが
なにぶんもう若くないので
欲張らずあせらず疲れない程度に短い夏を楽しむこと、と
自分に言い聞かせる8度目のノルウェーの夏です



森の事件現場

2023-05-12 20:36:57 | ノルウェー山暮らし fjellgård
職場のある町では
いまちょうど桜が咲いています



遠目には桜によく似たリンゴの花も
あちこちの個人宅の庭で満開です

標高650mの自宅周辺の雪もずいぶん溶けてきて
ルバーブが葉を広げ始めました



でも
ふもとと家を結ぶ山道を走っていると
まだまだ場所によっては雪がたっぷり



それでも増水しはじめた川を見るにつけ
上流でも雪解けがどんどん進んでいて
じきに山へ登れる日が来ると思うと
待ちきれない気持ちになります

そんな夏へと移り変わる山道の景色の中で
先日ひときわ目立つ着色スポットを発見


(夜の10時頃でもかなり明るい)

これは…
この春に生まれたばかりのシカの赤ちゃんが
肉食獣に捕まったのかなと思い
近づいて足あとを確かめてみることに

足あとがネコタイプで4本指なら襲ったのはガウペ
5本の鋭い爪跡があればヤルヴです


(左がガウペ、右がヤルヴ)

果たして犯人の残した足跡は…

なんと!
大きな鳥の足あと!


(比較するものを置き忘れましたがわたしの手形ほどもあります)

予想していた四つ足のプレデターではなく
この辺りで一番大きな鳥のイヌワシでした



そして捕まったのはウサギ…

たいていの肉食獣よりも早く走れるウサギですが
空からの攻撃にはかなわなかった様子

かわいそうにと思わずにはいられませんが
もちろんワシも子育ての季節にはたくさんの食糧が要ります

「ウサギはたくさんいるからだいじょうぶだよ」と
森全体の生態系を把握しているかのような発言をする相方

それにしても
朝、仕事へ向かうときに通った際にはこのような事件現場はなかったので
その日の日中に起きた出来事だと思うのですが
ほんの少量のウサギの毛のほかにはもう何も残っていませんでした

おそらくワシが持ち去ったのだろうというのが
相方ムツゴロウ氏の見立てです


(翼のあともあちこちに)

イヌワシは毎年2月頃からこの辺りにやってきて子育てをするので
悠々と風に乗っている姿はわりと頻繁に見かけるのですけれど
雪上の翼のあとは初めて見ました

新雪でもなく溶けかけているジャリジャリした雪の表面に
その翼で痕を残せる鳥なんて
ワシ以外にいないのでは…

少し前に散歩中に見たライチョウの歩いたあととは
また趣が異なるなあ



食べ物を探しながら歩き回る
ぷっくりしたライチョウの姿が目に浮かびます

5月の雪景色

2023-05-06 18:58:15 | ノルウェー山暮らし fjellgård
日本から戻ったばかりの4月20日前後には
イースターからずっと続いているという良いお天気で
周囲の雪が順調に溶けていました



毎年春になると
治水のメンテナンスが必要になる浅瀬の近くの道路も
雪解け水でジャブジャブ


(このあと慌てて溝を掘って水を逃しました)

この季節はふもとへ降りる山道の路面の積雪と凍結の状態が
場所によってものすごく違ってくるので
2台のATVを乗り継いでしのぐ必要に迫られることも



とにかく雪がいっぱい!の冬とはまた違って
変化する状況に適応しないといけない手間のかかるシーズンですが
日に日に長くなる日照時間は
夏への期待感を否が応でも高めてくれます


(4月後半ですでに夜10時頃まで明るい屋外)

ところが…

なんということでしょう
数日も経たないうちに寒波がやってきて
北からの吹きすさぶ雪の日々



玄関から一歩出ると
家の周りの山の姿も見えないどんよりとした冬景色
これが1週間ほど続きました

せっかく新芽の出始めていた窓辺の植物も
陽光を浴びられず気の毒



4月も終わりになってようやく天気が好転
青空カムバック!



家の周りの雪もカムバック
(※冒頭の写真と比べてみてください)

この景色は5月に入ってもずっと続いています

だからといって
屋外での予定を変更しないノルウェー人の相方や



景色に関わらず例年通りやってきて
可愛らしい声で挨拶をしてくれるセキレイを目にすると
まあ気長に雪解けを待てばいいか、という気持ちになります


(小さいですが屋根のてっぺんにいます)

いましばらく
雪上のいろんな足跡を楽しめると思えばいいかな…


No wool, no life

2023-03-14 20:20:38 | ノルウェー山暮らし fjellgård
ある朝
玄関ドアを開けたらキツネの足跡が…



えー
何をしにこんなに家の近くまで…
手袋を買いに来たの?
キツネ用は持ち合わせていないんですけど…

手袋といえば
ここの手編みの手袋は本当にスゴイと思います
雪をたくさん触って氷まみれになっても
中はちっとも冷たくならないのです



日本の毛糸も同じかどうかわかりませんが
ノルウェーの毛糸だけでなく
アイスランドの毛糸も風や水に対してとても強くて
セーターを編めばアウターになります



アイスランドの毛糸に興味を持たれた方は
こちらのラベルに書かれているサイトを是非一度のぞいてみてください
デザインを眺めるだけでも楽しいです


(うまくリンクを貼れませんでした…)

手編みのセーターと手袋、靴下、帽子
それから薄手のメリノウールのアンダーウェアとネックウォーマー
これらなしでの暮らしは考えられないほどです

きちんと暖かくして表に出れば
冬の外歩きは空気が澄んでいて本当に気持ちがいい!



でもまた雪が降って
ATVのトラックのない場所を歩くのがちょっと大変になりました


(※ひとつ前の記事の同じ場所の写真と積雪量をご比較ください)

ああ、ウサギのように深い雪でも沈まずに
サクサク進めたら…


雪の多い冬

2023-03-08 12:48:17 | ノルウェー山暮らし fjellgård
雪がたっぷりの2月と3月



2月のうちはまだ路面の状態によって
山道をタイヤ仕様のATVで走れていたし



町に出れば雪はたいてい溶けていて
店頭にイースターグッズが並んでいるのを見ては
春の兆しすら感じていました


(職場に大きな水たまり)

でも3月に入って積雪量はどんどん増えていき
家の周りは平らなところで1メートル
吹き溜まりになっているところでは溺れそうになるくらい


(1m80cmほどの柵のポールが半分弱しか見えていない)

こうなると移動手段はベルト仕様のATVしかなくて
それでも鋭角に切り込むカーブでは
何度かハンドルを切り返さないと曲がりきれません



道中ではところどころ雪の重みで木が倒れていて
屈んで通り抜けないといけない箇所もいくつか



ふもとで車両を乗り換える時に車の雪下ろしをしているといつも
河口湖の富士山麓の職場での車の雪下ろしを思い出します



町では除雪が行き届いていて移動に苦労はしませんが
歩く時は少し注意が必要な程度には歩道に雪があって
ソリを使う人が増えています


(職場にも誰かソリできた様子)

ところで
2月は相方の生まれ月でしたので
地元のカフェを借り切って誕生日パーティーをしました

誰にも招待状は送らずに
新聞とFacebookに案内文を載せるだけのオープンハウス形式で
おまけに当日は大雪だったにもかかわらず
30人以上が足を運んでくれました



そうです
ここは悪い天気の存在しない国
雪だからといって予定を変えるという考えはないのでした

冬の通勤

2023-02-07 15:08:08 | ノルウェー山暮らし fjellgård
この冬は雪が少ないまま終わるかと思ったことがウソのように
一夜の雪嵐で景色は一変



ああ、見慣れた窓の様子…
外が見えない…

こんな悪天候の日には
よほどのことがない限り仕事は休みます
職場の人もわたしの通勤路のことはよく知っているので
文句を言われることもありません

天気が回復したら
仕事へ行く前にまずはトラクターで山道を除雪



今回の積雪はそれほど多くはなかったのですが
森の中にいるシカたちの鼻面に雪がついているのを見ると
それなりの雪の深さがうかがえます


(うちのトラクターを認識しているのかじっとこちらを見たまま動かない)

道路のコンディションはまた
積雪量だけでなく風向きにも大きく左右されます

自宅の南側がまるで雪に埋もれているように見える時は
道中にも吹き溜まりができている可能性大



道路が通れるようになったらやっと町へ出られるんですけれど
今月に入って太陽がカムバックしたので
忘れてはいけないのがサングラス


(午前11時ごろようやく現れる太陽)

まだまだ低い位置からの日光ですが
なにぶん一面の雪景色なので
眩しいことこのうえありません

ところで
冬の通勤はわたしにとっては3部構成です

まず家を出るとATVでの山道ドライブが約20分



トラクターで除雪したあとがなかったら
道がどこにあるかわからない場所もあるような
自然から削り出した山道です

道はほぼ上り坂か下り坂ですが
もともと馬のために作られた道なので
要所要所に馬が一息つくための平な場所があります


(この先は一気に下り坂)

道のりの半分を過ぎたあたりから少し車幅が広くなり
スノーモービルのトラックなども目立つように


(誰かがスキーをした跡とヤルヴの走った足あとも…)

ふもとに着いたら車両を乗り換えてさらに下山しますが
ここで準備にだいたい10〜15分かかるとみておきます

車を雪から掘り起こしてフロントスクリーンの氷を溶かし
防水のアウトフィットを全て脱いで荷物を積み替え
天候によってはATVにカバーをかけたらようやく出発

村の中心部まではアスファルトのくねくね山道をおよそ5km


(雪でアスファルトは見えませんが舗装道路)

対向車が来たらすれ違える場所までバックしたり
地元の除雪車が作業中だったりすることもありますが
何もなければ10分で村の中心部に到着です

ここまで来れば通勤は半分済んだ気分
(距離的には4分の3強残っていますが…)

最後の行程は国道なので
制限時速80km信号なしのノンストップ30分



出会う車の数は…
ええと、10台くらいでしょうか

夜道だと道路脇に現れるシカの数の方が多いかもしれません

ウサギ年の抱負

2023-01-09 12:44:30 | ノルウェー山暮らし fjellgård
2022年の大晦日の夕方
日本で日付が変わる頃に実家に電話をして
年越しそばを食べに来ていた息子の声も久しぶりに聞いて
つつがなく年越しができました


(「ヒコちゃんもお蕎麦食べたよー」とのこと)

8時間遅れで2023年を迎えた元旦の朝は
晴れてマイナス9℃



谷向こうのご近所さんたちに向かって
今年もよろしくおねがいしますとご挨拶

太陽に会えるのはまだ1ヶ月先ですが
空の光はおひさまの暖かい色を映していて
見るたびに嬉しくなります

4日の夜にはうっすらと初オーロラが出ていたので
寝室の窓からiPhoneで写真を撮ってみたものの
わたしの古いiPhone SE(とわたしの技術)ではこれが精一杯



なんとも残念な写真…

今年はちゃんとカメラで撮りたい!
ついでにウサギ年だからウサギもカメラで撮ろう!


(どこにいるかわかるでしょうか…)

これを今年の抱負のひとつにしようと
決意の鈍らないうちに新しいSDカードリーダーを購入しました
(手持ちのカードリーダーは古いiPad用でもう使えなくなっていたので)


(iPhoneで撮る写真の色もなんとか現物に近づけたい…)

ちなみにクリスマスはまだ続いていて
デコレーションを片付けるのは1月13日(クリスマス第20日目)



今月中はまだまだ日中の明るい時間が短いですから
窓辺の明かりが活躍します

雪の少ない12月

2022-12-25 03:03:25 | ノルウェー山暮らし fjellgård
先週は気温が0℃前後まで上がったりしていたので
積もった雪がいっとき重く水っぽくなっていました


(ブーツが濡れる…)

加えて
家の周りに夜な夜なシカたちが草を食べに来ていて
あちこちの雪が掘り返されているのを見るにつけ
2年前の冬のパイプを守るプロジェクトを思い出してちょっと心配になります


(排水パイプのあるあたりを掘るシカたち)

もうちょっと降らないかな…
あんまりたくさんだと除雪が大変だから
30cmだけ積もってくれるとパイプの保温になっていいんだけど…

雪の予報が出ていた日もチラリと降っただけで
翌朝になってもウサギの足跡すら消えていません



でも凍結の心配を除くと
雪が少ないほうがもちろんいろんなことが好都合

家の周りの雪かきや道路の除雪作業が楽なのは言うまでもなく
運動のための散歩にも気軽に出られるし
外出用の車両もハンドル操作が軽くて燃費のいいタイヤ仕様のATVで事足ります



実際のところ
スムースな雪道をATVで走るのは
雪のない未舗装のガタガタ道を車で走るより快適で早いくらい

ただし
雪や深くなるとベルト仕様のATVでないと走れなくなるので
そうなると腕力がいるし燃料代もかさみます


(納屋で待機中のベルト仕様のATV)

仕事や買い物に出かける町でも
クリスマスシーズンにちょうど良い程度の量の雪が積もり
心なしか人々も満足そう



荷物を運ぶのに便利なspark(スパルク)というキックボード式のソリは
目にするたびちょっと欲しくなります


(前に座って誰かに押されてみたい)

雪の少ない穏やかな12月もあと少し
雪との暮らしはこれからが本番です


注意書

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