東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

ヘルシンキへ

2022-04-17 11:36:05 | 一時帰国 temp. return
日本の感染対策の入国規制が緩和されて
ノルウェーからの帰国者にはホテル隔離どころか
自宅隔離もナシに!
(ワクチン3回接種済みの場合)

出発前72時間以内の検査での陰性証明書を取得して
ヘルシンキ経由で日本へ向かうことに

桜も終わって春らんまんの日本へ行くのに
着替えは下着以外ほとんど必要ないくらいですけれど
自宅を出る時は防寒防水のアウトフィットがどうしても必要なので
電車の駅まで送ってもらったところで
薄着に着替えてブーツもスニーカーにチェンジ

ガーデモエン空港の気温は10℃くらいとの予報
ホテルまではシャトルバスで移動なので
ウルトラダウンジャケットと帽子は持って行こう…



車窓から見る景色は
南下するにつれてだんだん雪が少なくなり
氷の張っていない川や湖も多くなってきます

イースター休暇に遊びに行く人や里帰りをする人で
車内はとても混んでいましたが
ノルウェーの感染対策は全て撤廃になっているため
マスクもアルコール消毒も一切ナシ



乗客の数の割に
大型の荷物置き場はそれほど混み合っていなかったものの
スキー板置き場ははみ出すほどでした
みんな本当にスキー好きだよねー


(猫の砂…自由…)

一方で
空港近くのホテルはまだ以前のように賑わってはいなくて
やや閑散とした感じ



でも一時は朝食がビュッフェではなくて
袋詰めされたセットだったりしたことを思うと
元に戻ったなーという実感があります



空港でチェックインと手荷物検査を済ませたら
免税店でジン好きの息子のバースデーギフトにクラフトジンを一本購入


(barekstenのホームページより)

北欧のお土産のお酒といえば
これまでアクアヴィットくらいしか思いつかなかったのですが
最近何かでこのおじさんのジンが美味しいという話を聞いたので
あとで息子に感想を聞いてみたいと思います


(空港のお店の電光掲示板もウクライナ国旗のカラーで支援を表明)

オスロ発ヘルシンキ行きの便は乗客が25人くらいで
2人並んで座っている人はほとんどいませんでした



ヘルシンキまでは1時間ちょっと
問題はその先です…
(つづく)

1ヶ月間の進歩

2021-10-18 22:10:33 | 一時帰国 temp. return
毎回毎回
「この次に帰国する頃にはきっと落ち着いているにちがいない」
と思いながら
なかなか状況が変わらなかった一年半

渡航と入国のたびに
いろいろと手間と費用と気苦労がつきものでした

今回も日本へ入国した時は
事前にコロナ検査を受けて陰性証明を準備して
成田でもう一度コロナ検査

更に携帯電話に位置情報と健康管理のアプリをインストールする義務やら
誓約書に署名するやらでものものしかったし
空港からの移動はレンタカー
そしてもちろん2週間の自宅隔離…


(毎日AIと居場所確認のビデオ通話)

それが
1ヶ月後にノルウェーへ帰るころには
ヨーロッパの規制緩和が進んでノルウェーも国内の規制をほぼ解除
ワクチンパスポートのおかげでコロナ検査も一度も受けませんでした
(前回は搭乗日前日、オスロ到着時、1週間後の3回)

すごい進歩!

長距離のジャンボジェットはまだ航空会社が気の毒なほど人が少なかったものの
ヴァンター空港では人出が戻ってきているのを実感



ヘルシンキからオスロまでの便も
以前のようにプロペラ機ではなかったしほぼ満席でした


(機体も嬉しそう)

予想してはいましたが
オスロ空港もほぼノーチェック



ワクチンパスポートを持っていない人は
左側の黄色のゲートからコロナ検査へ
持っている人は右側のグリーンのゲートへ向かいます

真ん中に係のおじさんが
銭湯の番台さんのように座っていて
ワクチンパスポートのQRコードをスキャンしてチェック…かと思いきや
チラリと一瞥するだけで
ハイ、行っていいよーとどんどん通していきます

え…
確認しないんだ…
早くていいけど、それでいいの…?

もちろん隔離もありません
翌日から仕事にも行けます

なんか拍子抜け〜

前回は空港でのコロナ検査が陰性でも自宅隔離があったので
ホテルには泊まらずに夜中までかかって家へ帰りましたが
このたびは以前のように空港近くのホテルで一泊して
翌日ゆっくりと帰路につきました

お天気が良くてドライブ日和!
でも行く手の山々はもうしっかり雪をかぶっていて白い…



そして
村に入り家へ向かう山道を走るころには
周囲はすっかり雪景色



どんどん登っていくにつれて増える路面の雪



でも予報ほどの積雪量はなく
難なく車で家まで帰れました

家に着くと山に向かってウサギを呼んで
さっそくいつもの場所にりんごの皮を置いておいて寝たら
翌朝そこいらじゅう足跡だらけ


(もちろんリンゴの皮は完食)

わたしが留守の1ヶ月間
相方は一度も家の周りでウサギを見かけなかったというので
リンゴ係が戻るやいなやちゃんとやって来たウサギに感心しきりです

景色は一面雪ではありますが
葉がすっかり落ちたナナカマドの木々にはまだ赤い実がびっしりとなっていて
なんとなく季節の変わり目に間に合った気がしました



ただいまー!

晩夏の日本

2021-10-16 22:01:01 | 一時帰国 temp. return
ヒツジ農家さんがヒツジを集め始める頃になってすぐに
日本へ一時帰国しました



荷造りしながら日本の天気予報をチェックしたときも
9月半ばで最高気温28℃というのを見て
え?と思いましたが
1ヶ月の滞在を終えてノルウェーへ戻る10月半ばでも
なんとまだ蚊がいるのに2度ビックリ



ヒコちゃん、追ってくる蚊より早く歩いて!

実家そばのツバキとサザンカの生垣には
毎年たくさんの蝉の抜け殻を見かけるんですが
今年はまた特に多い気が…


(台風の後でも残っているところがスゴイ)

こういうのも温暖化の影響なのかしら…

ここ2年間の4度の一時帰国は
出入国のたびに検査や隔離があって
日本にいるあいだも緊急事態宣言だとか重点なんとかだとかで
もうすっかり出不精が身についてしまいました



でも
家で家族とたべる造りたてのお刺身や
季節の野菜や果物が何より美味しくて
今年の春に仕事の都合で都内へ引っ越した息子の元気な顔も見て
それだけでじゅうぶん〜という感じ

むしろ
もう前みたいにいろんな人と会うのに
都内へマメに出かけたりできないかもしれない…と
思ったりします



ヒコも来年の1月には13歳
遠目にはそれほどトシに見えなくもないけれど



近くで見ると白い毛がますます増えているし
散歩中は軽快な足取りながらも
ときどき段差を踏み外しそうになったりするし
半年ぶりだと気づくことも多いなあ…



また5ヶ月のあいだ
元気でいてね

さて
日本を出る前にチェックしたノルウェーの週間予報は雪模様



ガーデモエン空港へ迎えに来てくれる相方も
山道の積雪が30cmほどになりそうだと
自宅からはATVで出発と連絡がありました



こんなこともあろうかと
車には1ヶ月前からウィンターギア一式を積んでありますが
まさか本当に使うことになるとはね



そろそろヘルシンキのルスカ(の映像が360度広がる休憩スペース)に
別れを告げて
オスロ行きの便が出るゲートへ向かうとします



家まではまだまだ長いけど
ノルウェーまではあと一息!

一時帰国〜ノルウェーへ〜

2021-04-15 11:46:33 | 一時帰国 temp. return
思い起こせば1年前
同じ春に一時帰国をしたときには
一気にCovid-19の感染が世界中に広まって帰りのフィンエアーが飛ばず
カタール航空ドーハ経由でノルウェーへ戻ったんだっけ…

そんな状況にもかかわらず
ガーデモエン空港ではあっけない入国管理体制で
びっくりした覚えがあります

そのあとの秋の一時帰国の時も
入国者はノーチェックというか野放しというか
もうね、お見事!というくらい何もなかった…

翻って今回は
とても進歩(?)していました

ノルウェーに入国する人はノルウェー人を含めて全て

*入国72時間以内にオンラインで渡航内容について登録
*出発24時間以内にコロナ検査を受けて陰性証明書を取得
*ノルウェー到着と同時にコロナ検査を受けて結果が出るまで待機
*10日間の隔離

が必要、という内容です



(ウェブでの多言語での案内も充実)


3月にノルウェーを出国したときには
4つの義務のうち最初の2つはまだ定められていなかったのですが
ちょうどイースター休暇の時期と重なってしまったこともあり
日本にいる1ヶ月の間に入国規制がどんどん厳格化

4月1日に出発24時間以内のコロナ陰性証明書取得が追加
その1週間後にはオンラインで渡航の事前登録も加わった次第です

検査は当日に成田空港で受けることもできましたが
早く着かないといけないし激高だし直前のギリギリというのも落ち着かないので
前日に即日で陰性証明書を発行してくれるクリニックを探してクリア


(成田空港のHPより)

オンライン登録は結構たくさん記載項目があったので
相方とビデオ通話で相談しながら
記入内容を細かくチェック

ちなみにこの作業はもちろん英語でもできましたが
ノルウェー語にしておいた方が心証が良いに違いないという
相方の意見を取り入れてノルウェー語にしました
(本当にそんなことが関係あるのかは不明…)

この事前オンライン登録を済ませてあるかどうかを
ヘルシンキからオスロ行きの便に乗るときに
搭乗ゲートで係の人がチェックをしていたのですが
なんと、やっていない人がほとんどでした

おかげで乗客がとても少ないにもかかわらず
定刻を過ぎてもまだ搭乗が終わらなくて
係の人も大変そう



ノルウェーで働くために渡航しようとする外国人グループに
オンライン登録を説明する係の人
お疲れさまです…


(予想外に長く待ったのでスムージーで小休憩)

行きと同じ小型の機体でしたが空席がかなり多くて
全員の搭乗が済むと
空いている席に自由に移っても良いですよと言われました

2人がけシートの通路側の人がパラパラ移動
(なぜ最初から離して座席を振り分けておかなかったのか??)

わたしの隣の人もうつっていったので
隣が空いてちょっとリラックス

ガーデモエン空港に着くと
あちこちに立っている係員の姿が目について
おっ、と思いました

前回、前々回はほぼ無人に近かったことを思うと
やっぱりすごく進歩している

入国審査では
いつものパスポートと居住許可証のほかに
事前のコロナ検査の結果と渡航目的を説明する書類
それからオンライン渡航登録の確認メールを提示
全て揃えておいたおかげですんなりと通過できました

次は荷物をピックアップしたあとのコロナ検査
喉と鼻の両方を拭われて待つことしばし

名前を呼ばれて返事をすると手招きをされ
「陰性ね、帰っていいですよー、グッバーイ」
と小声で言われて終了
着陸から1時間ほどで出口の外へ出られました

事前にオンラインで必要事項を入力してあったので
書類の記入などは一切なしです
これはペーパーレスだし合理的
日本もそうなるといいなあ…



空港で相方が迎えにくるのを待つ間
唯一営業していたバーガーキングで夕飯を調達
タッチパネルで注文と支払いをしてカウンターでは受け取るだけです
ああ〜キャッシュレス社会に帰ってきたわ

あとは家に帰るだけとなって
ホッと一息

空港で2時間半待って
そこから車で6時間走って
さらにトラクターで1時間ほど山道を上ると我が家です

山道は雪が深くて
ところどころ除雪をしながらの低速走行でしたので
途中からわたしは降りて歩いて家まで帰ったのですが
ずっと座りっぱなしで硬くなっていた身体がみるみるほぐれて気持ちのいいこと
ゆっくり歩いてもトラクターより先に家に着いて一石二鳥

成田を離陸してからちょうど24時間後
ウィンターワンダーランドに戻りました



一時帰国〜花とヒコ〜

2021-04-14 12:06:07 | 一時帰国 temp. return
日本での一時帰国中はいつも
ずっと川崎市の実家に滞在しています

川崎とはいっても田園都市線の沿線の住宅地で
わりとのんびりした場所のせいか
マスクなしで犬の散歩やジョギングしている人とか
マスクなしで地べたに座り込んでカードゲームに興じている子供たちとか
ちょっとホッとする光景も目にします

折りしも季節は春



いたるところで春の花が満開



暑くも寒くもなくて
いくらでも気持ちよく外を歩いていられました

普段は朝夕の散歩が日課のヒコも
わたしがいる間は1日に何度も散歩をねだれることを知っているので
1日に4回くらい散歩に出かけたりします

でも
表へ出てもさして歩き回らずにただ日向ぼっこするとか



なんなら家の前の駐車場でただゴロリとして動かないとか



そういうことは珍しくないので
お散歩には文庫本必携


(たまたま実家にあった「分水嶺」がけっこう良かった)

知らず知らずのうちに読書する時間が取れると思えば
まあ、いいか

ひとつだけ
ふらふらとヒコと歩いているときに
気をつけないといけないのは横断歩道



ノルウェーでは100%車が止まってくれるので
日本にいてもついなんの気なしに渡ってしまいそうになります
相変わらず止まらないよね、クルマ
アブナイ、アブナイ

ところで
わたし、散歩中はマスクをしません
にもかかわらず知らない人からよく声をかけられます
もちろんナンパではありません

アラ、この犬、甲斐犬?
この虎毛、いいわよねえ
何歳?
なんていうお名前?

山梨では珍しくない犬種ですが
この辺りではなかなか飼っている人がいないようで
いったい何人の犬好き(特に日本犬好き)の人から声をかけられたことか…

甲斐犬の評判に似つかわしくなくヒトが好きなヒコは
たいていの人におとなしく撫でられるので
通学途中のチビッコもよく寄ってきます


(そして疲れるとすぐ休む)

それにしても
今年は桜が早かった!
家の近くにはあちこちにソメイヨシノの大木があって
ヒコの散歩に出るたびに見上げていたのですが



3月半ばにはもう咲き始めたかと思うと
あれよあれよという間に満開になって散り始めて
気がつけば葉桜

こんなに早いんだっけ?
まだ学校の入学式やなんかは先なのに…

たまの帰国で満開の桜が見られるのはうれしいけれど
気候変動が心配になったりもします

4月に入るとゴージャスな八重桜が満開で
こちらもうっとりするほど綺麗でした



ところでヒコちゃん
ちょっと口の周りに白髪が増えたんじゃない?


(大好きな息子のそばでくつろぐヒコ)

もう12歳だもんね…

でも寝ている姿は赤ちゃんの頃から変わらず可愛いねえ



前足を折りたたんでいても可愛いし
伸ばしていても可愛い



この次に帰ってくるまで
元気でいてね

一時帰国〜オスロから成田〜

2021-04-13 11:27:33 | 一時帰国 temp. return
1ヶ月の間
日本に一時帰国をしていました

長引くコロナで
いつもと違うことがいろいろありましたが
最初にびっくりしたのはオスロ-ヘルシンキ間の飛行機



小さい!
歩いてこんなに短いタラップを上るなんて
一時帰国の旅では初めて



窓からの景色もプロペラが見えたりして
いつもとは違うどこか知らない場所へ旅行にでも行く気分

ヘルシンキからはいつもの大型旅客機でしたが
乗客は相変わらず少なくて10人いるかいないか
ジャンボジェット機で飛ぶのはもったいなく感じます



でも長距離を飛行するには
このサイズが必要なのかな…

機内エンターテイメントなんてもう
提供してもらうのも申し訳ない気分なのに
ちゃんと新作の映画やドラマシリーズがインストールされていて
食事と一緒にアルコールも提供してくれています

おまけに成田まではたったの8時間55分
9時間切るとはこれまたビックリ
乗客や荷物が少なくて軽いからなの?
(関係ないか…)

さて
成田に着くと
機内から出るとすぐに係りの人たちがいて
客室乗務員と確認の言葉を交わすと皆を先導します



気のせいかもしれませんが
この先導する係の女性たちが社会人に見えないくらい若くて
まるで学生さんみたい…
(特に左のピンクのスカートの女性)

それにしてもさすが日本
全ての準備が整っている
ちゃんとしている
どこもかしこも隙がない

その反対の国から来ると
日本の凄さがよくわかるわー
感動

うん、確かにこのものものしさなら
空港職員と検疫官だけでは管理しきれないだろうから
臨時で大勢の人を雇うよね
場所柄、地元の学生さんや若い人が多いのだとしてもうなづけます

そういえば去年
日本からオスロに戻ったときには
春と秋の2回とも水際対策が何もないことに逆に驚いたけれど
それって人手がなかったからなのかも…
(臨時雇いが難しいのか人件費が高いせいかは謎)

などと考えているうちに
手際良く書類記入、コロナ検査、そして隔離ホテルへ移動です

ホテルへ行く前に喉が渇いたのでコンビニで飲み物を買いたいと言うと
係りの人がコンビニまで案内してくれて
買い物の間スーツケースをみていてくれて
そしてバス乗り場まで案内されました
ああ、サービス大国だわ…とふたたび感動

ホテルもすごい数の人が働いていました
そしてやっぱりお肌がツルッツルの若い男女が大勢
みな腰が低くて丁寧で謝ってくれてばかり

ホテル内にはローソンがあったんですけれど
隔離中は部屋から一歩も出られないとのことで
コンビニの利用はできないと申し訳なさそうに言われ

「でもお電話をいただければお金をお預かりに伺って
代わりに買い物をしてお部屋へお届けします」

って、それ
すごく嬉しいけど…
なんでしょう、このホスピタリティ

本来なら来るべきじゃないのに来てしまった外国人とか
自分の立場を勘違いしてしまうのでは?
といらぬ心配をしてしまうくらいです

案内された部屋はツインで広々としており
もちろんバスタブ付き(嬉しい!)
食事は1日3回、ドアの外に届けられます



食事を届けてくれる前にまず館内放送があって
全ての部屋に届け終わるとドアを開けて食事をとって良いという放送が入ります

この放送は日本語と英語の両方なのですが
それを聞いているうちに
働いている人の中に外国人がいることに気づきました
(日本語の発音がおかしい)

ううーむ
こんなところも外国人労働者に頼らざるを得ないのね…

入国前には成田でホテルに隔離されるかどうかはハッキリわからなかったものの
そうなった場合に備えて多少準備しておいたので
特に困ることもなくスムーズに3日が過ぎました


(切手の仕分けもはかどった)

編み物をしたりiPadでドラマを見たりもしましたが
1番楽しかったのは仲のいい友人とのオンライン飲み会
(ホテル滞在中はアルコール禁止なのでジュースで)

彼女は水戸に住んでいるので
今回の滞在中も会えないと諦めていたけれど
オンラインでも顔を見て話せるとやっぱりいいなーと改めて思いました
時差がないって最高!

隔離3日目の朝早くに検疫官が部屋まで来て唾液を採取
その日の午後には検査結果を知らされて
空港行きのバスに乗る頃には時差ボケも解消されてスッキリ
予約していたレンタカーで実家へと向かいました



高速道路からは遠くに富士山が見えて
河口湖にもいつか帰省したいなーとボンヤリ思いつつ
口元がゆるんで幸福な気持ちになるのでした

(つづく)

一時帰国(つづき2)

2020-11-03 17:51:29 | 一時帰国 temp. return
このたびのフライトについては
あらかじめフィンエアーから日程変更の連絡が何度もありました

もともとの予約は9月29日-10月29日だったのが
オスロ-ヘルシンキ、ヘルシンキ-成田、成田-ヘルシンキ、ヘルシンキ-オスロの
4つの便がかわるがわる欠航になったり時間変更になったりして
最終的に9月30日-10月31日に落ち着きました

フィンエアーからFright Notificationのタイトルのメールが届くたびに
ドキドキしながら予約の変更手続きを繰り返すとか
オンラインチェックインの途中で
「完了できません。搭乗時にカウンターにお申し出ください」
などという不安をあおるメッセージが出てくるとか
covid-19の登場まで経験したことのないことばかり

でも帰りの便に乗る当日
成田に着くとカウンターではとどこおりなくチェックインをしてもらえたし
フライトのスケジュールも予定通り
ホッと一安心です



今まで来たことがないくらい遠い場所にある(ように感じる)
搭乗ゲートへ辿り着くまでに
羽を休めている航空機をたくさん素通りしました
みんな、早く飛べるといいね…

また窓側の席に座ったので離陸後はしばし景色を楽しみます
かすんだ空気でくっきりとは見えなかったけれど
富士山の姿はいつ見ても何度見ても嬉しい



機内は行きと同じくらい空いていて
多分20人に満たないくらい

いつもと同じフィンエアー便でフィンエアーの機体ですが
日本航空とブリティッシュエアウェイズの共同運行という
ちょっと不思議なアナウンス

定刻よりも少し早めにヘルシンキに着いたうえ
セキュリティチェックもパスポートコントロールも空いていたので
最短乗り継ぎのコネクトでしたがとても余裕がありました

ところで
ヘルシンキのセキュリティチェックで
白い不織布のウェアに身を包んだ人たちを見かけたんですが
何なんでしょう、コレ


(急いで隠し撮りしたのでブレている)

頭まで覆われている…
ゴーグルもしているような…
中国人ぽいけど距離があってイマイチよくわからない

ふつうセキュリティチェックって上着脱ぐけど
あれは着たままでいいのかな?

ともあれここまでくれば
あとはオスロまで1時間ちょっと
ヘルシンキでの入国審査をパスしたらもうオスロでは何もないはず

前回は国境封鎖中だったにもかかわらず
ガーデモエン空港での入国審査があまりにあっけなくて
拍子抜けした記憶がありますが
いまヨーロッパはふたたびロックダウンに追い込まれている都市もあり
ノルウェーでもとうとう(というかやっと)マスクが義務化されたと聞いています

ヘルスチェック、前よりちゃんとしているのか?
と思いきや見事に何もありませんでした
前回よりゆるい

うーん、いいのかなあ…

オスロ到着は夕方なので
いつも空港近くのホテルに一泊して体調を整えてから自宅へ向かいます
(迎えに来る相方にとっても日帰りはキツイ)

ホテルの朝食は
前回はひとり分ずつ紙袋にセットされていましたが
このたびはオーダー式



マスの中に量を書けと書いてあります
量?

ううむ、単に欲しいものにチェックするだけならカンタンなのに
ひとつひとつ何スライスとか何切れとか書けと言われると
意外と考え込んでしまう…

なんとかオーダーをして待つことしばし
出されたプレートを見て思わず Oj, oj, oj(オイ、オイオイ)と感嘆詞を口にする相方


(いや、普通だけど…)

野菜は切りたてなのかとてもフレッシュ
パンは温められているしフルーツは冷えている
通常のブッフェではこうはいきません

チェックアウト時にとても良い朝食をありがとうとお礼を言ったら
多くの宿泊客がこのスタイルを気に入っているとのこと
そうだよね〜

予想していたよりも気温が高くて路面も比較的ドライ
久しぶりに走る右側走行もまずまずスムーズ



村に入り山道をくねくねと進み
家まであと少しというところで
真っ白なウサギが一羽
目の前を横切って反対側の斜面を駆け上がっていきました

おかえりと言ってくれたのかな?
明日からまたリンゴの皮を置いておくから食べにおいで!

一時帰国(つづき)

2020-11-02 14:27:10 | 一時帰国 temp. return
成田空港では書類の記入と検査
小一時間ほど待ったでしょうか
番号を呼ばれて陰性の証明書のようなものを渡されました



予約していたトヨタレンタカーに電話を入れて迎えにきてもらい
営業所のカウンターで手続きをしながら
丁寧で細やかな係の方の対応に
ああー、日本に帰ってきた〜という実感がジワジワ

ETCカードを実家に置きっぱなしにしていたので
料金所のたびに現金で支払いをしなくてはいけなかったのですが
料金やおつりの間違いを確認したりする必要が全くない安心感に
ふたたび感動

それにしても
10月の初めってこんなに暖かかったっけ?
要らない服をいろいろ持ってきてきてしまった気がする…



久しぶりのヒコとの散歩へ出かけると
夏の風情を残す花があちこちにあってまるで秋らしくありません



でも金木犀は満開で風に乗って良い香りがするし
イチョウの並木もまだ青々としているけれど実がなっています
やっぱり秋よね


(日本にいる間に銀杏が食べられるかな?)

ところで
うちの実家はご近所付き合いが多くて
ふだんからどこそこへ出かけたからお土産に、とか
いただき物がたくさんあるのでお裾分けに、などといっては
しょっちゅう何かをもらったりあげたりしています



三崎に親戚がいるという自治会の方からいただいた新鮮な魚介や
長野の別荘から帰ってきた方からいただいた
畑で採れた濃い味の野菜とめずらしい食用ほおずきなど
何を食べてもおいしい日本の食事のなかでも季節のものは格別です



ヒマにまかせて1日に何回もヒコと近所を散歩したり
切手の仕分けをしたりしているうちに2週間の自宅隔離が終わり
厚生労働省からの毎日の電話対応も終了


(切手ディーラーの夫の下請け作業)

月の後半は晴れて出かけられる身となったものの
今回は基本的にどこへも行かない予定です

ホームオフィスから通常勤務に戻った人も沢山いるみたいだし
Go Toなんとかも活用されている様子をテレビで見たりしますが
年金暮らしの高齢の両親は3月から変わらない生活

美容院へ行くことさえまだためらっていて髪がすっかり長くなった母
ケアマネさんに勧められているリハビリのデイサービスに
まだ行く気がしないという父

そんな実家にウィルスを持ち込むリスクは低いほどいいので
いつもの富山行きや都内でのハンドクラフト用の買い出しもせずに
実家の片付けや掃除に精を出すことにしました


(会えない姪っ子には手作りのカードを送ろうっと)

そんな状況をいちはやく察知したのはもちろんヒコ
朝の散歩のあと少しするとふたたび外に連れて行けと
毎日のように訴えるように…
まあいいんだけどね

でも朝の散歩で用も足して散歩もしっかりしているため
当然と言えば当然ですがたいして歩きません
気ままに寝っ転がって日向ぼっこというのが定番なので
わたしは必ず本を携えてヒコが止まると読書タイム
おかげで日本の本をたくさん読みました



ヒコちゃん、もうすぐ12歳ね
口の周りだけじゃなくて喉のあたりにも白い毛がチラホラ
でも相変わらず凛々しいねえ(女の子だけど)



夕方の散歩は午後5時前後
夕陽の時間がどんどん早まっている気がします



まだ5時前なのにこの陽の落ち加減?
10月後半ってこんな風だっけ?

ノルウェーでは今頃もう
日照時間がほんの数時間になっているかな…
(つづく)


一時帰国

2020-10-31 11:10:39 | 一時帰国 temp. return
半年前に一時帰国した時には
日本にいる間にフィンエアーが運休になって
ノルウェーへ戻るのに少し手間取りました

今回は運行再開から多少時間も経っていて
本数こそ少ないものの定期的に就航しているので
予定通りに往復できると踏んでガーデモエン空港へ



しばらくぶりに乗ったシャトルバスは
前方のドアを閉鎖して後部ドアからの乗り降り
以前は運転手さんから購入していたチケットも
カードスキャナーに自分でカードを読ませてプリントアウト

空港はまだ見事にガラガラ



事前のオンラインチェックインがなぜかできなくて
若干の不安とともにカウンターが開くのを待ちました



ヒマだったので
おなじみのちょっと不気味なオブジェをじっくり見ていたら
時々目が光ることを発見

無事にチェックインとセキュリティチェックを済ませて
少し早めの搭乗と離陸
乗客が少ないので何事も素早く前倒し気味です

いつもはほぼ満席のヘルシンキ行きの小さめの機内は
申し訳ないくらいに人が少なくて
入り口で渡された消毒キットを使う必要も感じないくらい



経由地のヘルシンキもいまだかつて見たことがない光景で
ふだんの田舎暮らしでは実感の薄い事態の異常さを
改めて思い知らされます



成田行きの便も早めの搭乗
滑走路での順番待ちもなくこわいくらい速やかな離陸

でももしかしたらこういうのが本来あるべき姿で
今まで普通だと思っていたことの方が異常だったのかも…
とふと思ってしまうスムーズさの連続です


(最初の便と同様の消毒キット)

いつもどおりに
こまめに席を立っていつでも気軽に身体を動かせる
通路側の座席を選んでいたのですが
あまりに人が少ないので断って窓側に移動して
久しぶりに空からのオーロラを眺めることができました



iPhoneでも写ることにちょっと感動しつつ一路日本へ
(つづく)

ガーデモエン空港で入国審査

2020-04-23 12:28:43 | 一時帰国 temp. return
成田からまるまる一昼夜かかって
ようやくオスロのガーデモエン空港に着いたときのこと


(緑の多い見慣れた景色にホッ)

いつもならヘルシンキで入国審査を済ませるので
オスロでは国内線で到着したような気軽さなのですけれど
今回はキッチリ手続きがあります

入国審査の管理官との間には分厚い透明なパネルがあって
ちょっと声が聞こえにくい…

パスポートの写真と照合するためにマスクをあごまで下げて顔を出し
空港には夫が自家用車で迎えにきていること
まっすぐ家に帰り自宅隔離に入ることなどを伝えてスムーズに終了

そして次はちょっとドキドキのヘルスチェック

と思っていたのに
あれれれ?これでいいの?というあっけなさ

カウンターや窓口があるわけではなく
ただ男の人が1人通路脇に立っていて
症状がないかと2週間の自宅隔離について承知しているかを聞かれただけで
ものの15秒くらいで終わりました

検温もなければ
(どこかにサーモカメラがあったのか?)
渡航歴も聞かれず書類への記入や署名もナシ


(渡された紙も「詳細はウェブへ」だし…)

気分的には拍子抜けですが
同時にちょっと不安な気持ちにも

具合が悪い人でも黙っていれば検査を受けずに空港の外へ出られちゃうのでは?
なんならそのまま電車に乗ったりできちゃうのでは?

なんだか急に
ああ、ノルウェーに戻ってきたなーという変な実感が湧きました


注意書

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