漏電している機器に感電した場合、接地抵抗値によって生死が分かれる。
B種接地抵抗値がD種より低い時の計算例で機器が完全地絡時、機器には0.36A漏れるが人には電圧は電源近く181V、流れる電流は90mAの感電電流が走る...よって条件が悪ければ死亡まで至る事になる。場所によっては転落事故発生...これも漏電ブレーカさえ有れば事前に回避できる。
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B種接地よりD種接地抵抗値が低い場合には機器に流れる漏電電流は大きく2.11Aとなるが感電電流は21.05mA、接触電圧は42V程度となり計算上、少しはマシである。
つまり素人的には漏電した回路に入る接地抵抗値によって機器と人間に分流する割合がちがって来る。よって感電の理屈からすれば何でもかんでも接地が低ければOKとはならない。
そんな事言っても現実、施工後の接地抵抗など余り興味も無し...10Ωオーバーそれ改修指示の一喜一憂...こんなのも接地線断線しない限り季節他、日々変わる。定期点検報告書の定番は様子見るか!!。
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補足:
感電時の危険条件は流れる電流でなく電圧が一番のファクターだと判る(高圧感電だと皮膚破壊そして盛り上がり骨まで露出-実際あった3.3kV死亡事故の経験)何故なら車のバッテリーはDC12Vの低電圧だが電流は100A例流れても別に感電はしない。
ただ点火プラグは1万V以上なので電線などに触れば肩まで感電ショックの状態。
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電圧例エクセルとしてAC12Vにした時、体に流れる電流は5mAで接触電圧は10Vとなり、これでは漏電ブレーカ30mA感度動作には、ほど遠い小さな数値。
皮膚無しの人間の抵抗は500Ωとか??これは電圧高ければ、抵抗無しショートと同じレベル。
高圧キュービクルのKIP電線を素手で触るバカもいないと思われるが車のスパークプラグ感電同様、感電ショックで死亡、重傷は免れない。
以上、技術無し経験少々だけの土方電気ヤでした。