12日に受電する高圧ケーブルの直流耐圧試験を実施する。

高圧ケーブルが足らず途中、直線接続した部分。

キュービクル側の高圧ケーブル端末部分より20,700V.10分間印加する。キュービクルの設置は6日に予定。

直流耐圧試験の印加グラフで左が電圧、1目盛り10,000Vライン。右側は漏洩電流で直流検電器にて印加電圧確認した時に大地へ漏れた...漏れ電流大きく振れる。

直流耐圧試験で漏れた電流は0.01μAで端末処理等は完璧だ。tanδ値も当然0となる。これで高圧ケーブル施工した工事業者も安堵。

高圧ケーブル直線接続キット...施工中の画像もあるが、ここでは省略。

教えてgooより抜粋:
高圧ケーブルは導体と遮蔽銅テープ(導体)との間に絶縁体を挟む形になっており正にコンデンサと同一の構造です。その為、直流試験を行うとケーブルが蓄電します。
この蓄電能力を、どれだけ保有しているのかを直流試験では測定します。良いケーブルほど、短いケーブルほど、直ぐ蓄電し電流は流れなくなってしまいます。逆に、悪いケーブルほど長いケーブルほど、電流を流し続けます。特に悪い物になると蓄電できずに漏れ続け時間と共に電流量が増えていくものまであります。←電圧が安定せず、上昇も出来ず比例して漏れ電流も不安定となる。こういった特性から直流試験では不良の判別が出来ると同時に試験を途中で止めケーブルを破壊させず端末処理のやり直しができます。←人間が加工した所が一番の原因か。しかし交流試験では常に電流は流れ続ける為、電流値では把握できないので不良の場合はケーブルまで破壊してしまいます。←高圧ケーブルが本来、持っている静電容量Ic(対地静電容量成分電流)のmA値が不安定となる。これではケーブルも新たに引き入れ直す必要があります。←今の端末キットではマズ作業者による処理不良は無い(工事者の名誉のため)。こういった事からケーブルに余長があれば一番不良の出易い端末処理のやり直しを直流試験なら出来るというメリットがあります。