eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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接地抵抗規定外れ...

2013年10月07日 | eつれづれ
某、定期点検での点検業者の話...接地抵抗、いくら場所変えても12Ωで10Ω規定値以下とならない昨年は8ΩでOKだったがと電気主任技術者に説明していた。

針金電気ヤから言わせればバカの1つ覚えの、そんなものドウデモ良い数値だ。仮に接地極が変化しない、補助棒の位置も昨年と同じ状態と仮定すると大地の抵抗率は季節、温度、湿度、雨、雪、乾燥などで日々変化している。このエクセル入力数値を若干変化させるだけでEA.D等、接地抵抗値は大きく変化してしまう。

同じ条件で水田の中(例)にして計算すると8.55Ωとなり接地抵抗値が低くなる。
まず大地の抵抗率を測定してから接地工事をすると数値はハッキリ出てくる感じだ。マァ工事ヤさんは、その場所で高い、低いは長年の現場経験で判るが...数値根拠は、出てこない。